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連載記事 すくすくポイント

國學院大學人間開発学部による「子育てエッセー」
教育が抱えるさまざまな問題と向き合いながら、子どもたちの健やかな成長を考えます。

2015年 No.04

子どもの「自分でやりたい!」 を応援!

子育て中のみなさんに伝えたいことがあります。お子さんの成長へのエネルギーを信じてあげてください。お父さんお母さんがそんなに心配しなくても、子どもは自分で育ちます。私たち親ができることは子どもの伸びたい気持ちをそっと支えることぐらいなのです。だから、リラックスしていきましょう。今回は子どもをそっと支える子育ての法則を2つ紹介します。
 一つめが「スプーン一杯の法則」です。幼児にとって大切な 願望の一つである自分で最後までやり遂げたい!という「自己成就の願望」を満たすと幼児は自分でどんどん積極的に挑戦するようになります。せっかく自らお手伝いをしようとしても親が「お姉ちゃんになったらね」と言ってしまったら幼児の気持ちはしぼんでしまいます。幼児が自分で成し遂げた!という達成感をもたせる指導が、スプーン一杯の法則です。お皿に全部を盛るのではなく、はじめからスプーン一杯だけをお皿に入れて食べさせ、明日はスプーン2杯食べられるように頑張ろうねと指導するです。幼児の自己成就の願望を叶え、最後までちゃんと食べたことを褒めてあげましょう。幼児はこの願望が果たせないと何事にも意欲的になれないのです。
 二つめは「これ、して」「あれ、手伝って」の子どもからの要望、要求にどう向き合うかという「依頼の法則」です。子どもがいつでも何でも頼って来ることに悩むお母さんたちも多いのではないでしょうか。実は、子どもからの「依頼」を「依存」という言葉と分けて考える必要があるのです。「依頼」は自分の力ではできないので、親の助けを求めることです。これは自己向上の表れでもあり、依頼してくること自体は決して悪いことではないのです。「依存」は、何でも子どもの要求を受け入れ、手伝ってしまうことで、子どもが自分でやらなくなってしまうことを言います。無条件に助けるのではなく、大人が少し待つことで、 自分でやり遂げるためにサポートをお願いする「依頼」を学ぶことができるのです。
 自分でやり終えたという達成感を味あわせるためにこそ、親が子供を手伝い、手を貸す「スプーン一杯の法則」。子どもの「これ、して」を見極め、自分でやり遂げる力をサポートする「依頼の法則」。この二つの法則をうまく組み合わせて、 子どものスクスク成長を見守りましょう。

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