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連載記事 名画座で待ち合わせ
山田りかのシネマエッセイ

プロフィール:某酒類メーカーに勤務するかたわら、ママ達の日々の暮らしを見つめる勤労作家。年齢不詳。いくつになっても、竜也の前では乙女です。

No.6

風と共に去りぬ

運命を切り拓く美女
スカーレットの半生


『風と共に去りぬ』

 アメリカの南北戦争を題材にしたマーガレット・ミッチェル原作のこの作品は、上映中に休憩時間が入る3時間58分の大長編。

 主人公スカーレット・オハラを演じるヴィヴィアン・リーの、睨みつけるような上目使いの表情は、少女時代の私の憧れ№1。南軍の敗北により屋敷も財産も愛する両親も失ったスカーレットは、生き残った家族を養い奪われた財産を取り戻すために奔走する。

家族のなかには彼女の『片思いの君』アシュレーの物静かな妻、メラニーも含まれている。一方、スカーレットの危機を度々救うのは戦争成金の色男レット・バトラーだ。

 スカーレットはその美貌と強靭な精神力を武器に、戦争で失った物を一度は取り戻すが、運命は再び彼女からすべてを奪おうする。
絶望の淵に立たされたスカーレットはやがて嘆くことを止め、故郷タラの地での再起を誓う。

「明日は別の一日になるわ」

 映画を締めくくる彼女の言葉と強い眼差しは、逆境に生きる人々すべてに向けた、力強いメッセージでもある。

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