▲新生児室には24時間約3名の保育士が常駐。助産師、看護師のサポートに当たります。「赤ちゃんの小さな爪を切るには?」など、ママも気軽に質問できる存在です(新横浜母と子の病院:港北区鳥山町)
ママとタッグを組んで臨む
子育ても含めた「出産」
「私たちも赤ちゃんやご家族と一緒に幸せを共有できる存在でありたいと常に考えています」と理事長の稲坂淳先生。産前はもちろん、分娩、出産後の子育てまでを見守るしくみは、同院で出産したママたちを長きに渡って支えています。
2017年、開院45周年を迎え、なお「妊婦さんの目線に立つ」姿勢を貫き、LDR室(陣痛、出産、入院を一室で行える病室)での出産、無痛分娩も積極的に取り入れています。今では分娩の半数近くを占める無痛分娩。要望があれば家族を交えた話し合いの場を設け、より理解を深めてもらうこともあるそうです。 「自然分娩でも無痛分娩でも、安全で悔いのない出産をしていただきたいんです」。
▲個室にはお兄ちゃんももちろん入室可能。無痛分娩も可能なLDR室での出産も人気です(新横浜母と子の病院:港北区鳥山町)
分娩時の安心はなにものにもかえがたいとの考えから、新生児科の医師の常駐、麻酔科医の勤務など、NICUに準ずる環境を整えています。
さらに産前のママたちの不安を取り除く一助となるよう2018年10月「助産師外来」を開設しました。長年の経験からのアドバイスや、より「相談」に近い身近さが好評です。
「医師、助産師・看護師 が一丸となって妊婦さんに寄り添い、分娩も産科医が必ず立ち会います。役割分担をしっかりさせるというよりは、妊婦さんやご家族を含めて出産をサポートするチームのような存在でありたいのです」。その考えこそが妊婦さん、そして家族の大きな安心につながっています。
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