HOME レポート インタビュー 豊富な経験と高い専門性で地元の子供の発育をサポート
インタビュー 小児科 アレルギー科

豊富な経験と高い専門性で地元の子供の発育をサポート

さとう小児科クリニック(港北区日吉)

院長の佐藤雅彦先生は、北里大学病院のNICU (新生児治療室)で重症な未熟児・新生児の治療に尽力した後、横浜労災病院で子供たちの急性疾患、救急医療や、喘息をはじめとしたアレルギー疾患などに携わってきました。開業から10年、長く地域医療に貢献し続けた父親のように、地元の子供たちの健康と発育をサポートしたい、熱い志とあたたかいハートで患者を迎える心強いドクターです。

40年以上地域医療を支えた父と同じ道を志し、
地元にクリニックを開業

――――開業されて10年だそうですが、開業された経緯などをおしえてください

もともと父親がすぐ近くで内科を開業していて、日吉は私の地元なんです。父は今年の5月に他界したので現在は閉院していますが、88歳まで現役でした。昔は自宅がクリニックとつながっていたこともあって、救急診療もしていたので、24時間休む暇がない生活を送っていた父の姿を見て、医師の仕事は大変そうだというネガティブなイメージばかりでした。しかし40年以上、この地で地域医療に貢献し続けた父を見てきて、いつしか自分も同じ道を志すようになっていました。

北里大学は小児科に力を入れていて病棟もスタッフも多く、活気がありました。小児科は広く医学について学べ、体の一部に特化するのではなく全身について学び、診療する科目はとても勉強になりましたね。北里大学病院のNICU (新生児治療室) で重症な未熟児・新生児の治療に力を注いできました。その後、大学での経験を生かして、地域の小児医療に少しでも貢献でればと考え、横浜労災病院に勤務。4年以上にわたって、地元である港北区を中心とした地域の子供たちの急性疾患、救急医療や、喘息をはじめとしたアレルギー疾患などに携わってきました。

――――新生児医療にかかわってこられて感じることは?

NICUではさまざまな経験をしましたが、髄膜炎を起こして脊髄にうみが溜まってしまった赤ちゃんのことは今でもよく覚えています。私が診てきた新生児患者のなかでは最も重症で、もうお手上げの状態…。症例が少なく、治療も有効なものはなく、見守るしかないという感じでしたが、徐々に回復を見せ、今は障害ものこらず成長しています。小児科では、もちろん治療には最善を尽くしますが、子供の回復力というものも病気を治すための大切な要素なのだと実感しました。大学を出てしばらくは、NICUで診ていた子供たちを引き続きクリニックでフォローしていましたが、大学を離れてだいぶ経って、そういった子供たちも成長し、クリニックを離れていきましたね。

ゆったり過ごせる待合室はベビーカーでも安心の空間(さとう小児科クリニック:港北区日吉)
さとう小児科クリニック(横浜市港北区)

横浜労災病院で喘息外来を担当してきた
先生を頼って来院する患者が絶えない

―――――喘息やアレルギーの患者さんも多くいらっしゃるとか

喘息は気道の炎症。目に見えないものなので、客観的な評価が難しく、まだその評価法は確率されてはいません。標準的には、「1年間喘息の発作が起きない」というところが、喘息の治療を終了するための目安となります。いずれにしても、治療のガイドラインに沿って治療していけば、かなりの効果が出ているし、喘息を克服できていると思います。月に1回の通院が標準です。アレルギー科と標榜していることもあり、花粉症など大人のアレルギー患者さんも増えています。

自分がアレルギーを持つお母さんたちが、自分の子供にはつらい思いをさせたくないということで過剰に反応してしまって、過度な食事制限をしたり、母乳への影響を心配して妊娠中から牛乳を絶つといった自己判断でのやり過ぎと思える対応が見られたこともありましたが、最近は少しずつ減ってきていますね。お母さんたちが、氾濫している情報の中から何が正しいかを見極められるようなお手伝いができたらと思っています。
暖かい日差しが入る明るいプレイルーム(さとう小児科クリニック:港北区日吉)
さとう小児科クリニック(横浜市港北区)

栄養相談から発育相談まで、 気軽に相談できる場でありたい

――――開業するにあたり、こだわった点はありますか

開業前は1年かけてプランを練りました。もっとも大事にしたのは、子供が来やすい、ということ。車椅子やベビーカーでも通いやすいように、バリアフリーでゆとりのある設計にしました。新生児医療が専門だったので、おむつ替えシートや授乳スペースもよく考えましたね。感染症対策として、隔離室も作って感染症コントロールにも配慮しました。キッズスペースはもちろん、絵本は待合室の2カ所の本棚に分かれて計100冊以上。絵本のほかに小学生向けの読み物やママ向けのファッション雑誌なども豊富にそろえ、待ち時間に少しでもリラックスしていただけたらと思っています。

小児科のことなら何でも相談できる経験豊富なスタッフが多いですし、栄養士の妻が栄養相談にも乗っています。食物アレルギーの代替食などの相談も行ってはいるのですが、圧倒的に多いのが離乳食が進まないなどの一般的な相談です。医師に相談しづらいことなども積極的に相談してほしいですね。看護師さんも忙しくしていますし、診察時間も限られていて、地域でじっくり相談できる場所って意外に少ない。病気についてではなくても、例えば歩くのが遅い、などの心配事があれば育児相談として気軽に利用してもらいたいと思っています。それが病的な問題があって医療面からの支援が必要かどうかを判断し、適切な診断をしたり、別の場所をご紹介したりもできます。

――――今後の展望などを教えてください

働いているお母さんも多い地域なんですが、両親が働いていても、安心して子育てが出来る環境つくりのお手伝いがしたいと思っています。近くに父親の内科の医院のスペースが空いているので、そこを病児保育医院にしようかと構想を練っているところです。近所に保育園が多数あり、さらに増える計画があるので病児保育室は必要だと思うんです。診療時間を拡大したり、スタッフを確保したり、課題や山積みではあるのですが、長年、地域貢献をしてきた父の遺志をついで、少しでもお役に立てたらと思っています。

先生の横顔

長年週に2、3回スポーツジムに通われている佐藤先生。体を動かすのがお好きだそうですが、なにより体調を崩して患者さんに迷惑をかけることのないようにと健康維持に気を配っているそうです。また、地域に外国の方が増えていることから5年前から週1回の英会話レッスンにも通われているそう。症状の聞き取りや治療法の説明に役立っています。


▲ 院長の佐藤 雅彦 先生 さとう小児科クリニック(横浜市港北区)

北里大学医学部卒業後、北里大学病院小児科入局。同大学医学部小児科研究員、診療講師、横浜労災病院小児科副部長を経て、2007年さとう小児科クリニック開院。医学博士、日本小児科学会認定小児科専門医。

SPOT INFO スポット情報

さとう小児科クリニック(港北区日吉)

さとう小児科クリニック

小児科 アレルギー科
所在地 神奈川県横浜市港北区日吉6-1-20
TEL
アクセス
  • 日吉駅よりバス 宮前中町または日吉五丁目下車すぐ

SHARE PAGE 友達にシェアする

HOME レポート インタビュー 豊富な経験と高い専門性で地元の子供の発育をサポート
TOP