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【インタビュー】豊富な経験と母目線の診療で親子の心と体をサポート

院長 星野 千代江先生

東京医科歯科大学医学部卒業、同大学大学院博士課程修了。東京大学医学部附属病院分院小児科研修医、東京医科歯科大学小児科、まつしま産婦人科小児科病院勤務などを経て、1999 年ほしの小児クリニック開院。

豊富な経験と母目線の診療で親子の心と体をサポート

2人の娘を育てた経験から、病気のことだけでなく子育て全般の相談に乗ることが多いという院長の星野千代江先生。発達障害のお子さんの相談も積極的に受けています。西洋医学と漢方の両方の良いところを取り入れ、患者それぞれに最適な治療を心がけているそう。まるでお母さんのようなあたたかさで、子育てに奮闘するママたちを受け止めてくれます。

人の心と体を理解することで 子供たちの発達をサポートしたい

――小児科を専門にされたきっかけについて教えてください

もともと人間そのもの、特に心のことに興味がありました。心の問題を解明するにはそれが宿る体についてまず理解する必要があるのではと思ったのが医学を志したきっかけです。特に、人間がすごい勢いで発達し、人としての基礎を築いていく子供の時期、だれでも必ず通過するこの大切な変化の時期は、人間を考える上でとても大切だと思いました。この大切な子供の時期のことを、私なりに学び理解し、さらににサポートが出来たらと思い小児科を選びました。

発達障害の分野は、今とても注目され、やっと社会が関心を持ち始めました。少し前まではなかなか相談しにくい社会でしたが、最近は相談数も増えています。発達障害は早期に気付いて成長の過程をずっと見守る必要があります。その中で、親と本人に適切な時期に適切な助言や援助をしていくことがとても大切です。重症、軽症問わず多くの子供たちやその親たちが気軽に相談できる受け皿になれればと思っています。

――漢方も処方されているそうですね。

西洋医学、漢方、どちらかに偏るつもりはなくて、両者のいいところを取り入れていきたいと思っています。漢方は、中国で誕生し日本の中で独自に発展した日本固有の医学で、実は中国より発達しているのが現状です。一般に原因が明らかで、西洋医学で治療できるものはそれを優先させるべきだと思います。一方漢方は、症状やその時の患者さんの状態をみて、薬を決めていきますので、原因がはっきりしない症状でも対応できるのが魅力です。色々な不調が一度に治ってしまうこともよく経験します。アトピーのために漢方を飲んでいたら、慢性的な頭痛も治ったという例もあります。痛み止めも効かない頭痛でしたが、アトピー体質を改善する目的で飲んだ漢方が頭痛も治してしまったということですね。発達障害にも漢方薬を用いて、症状の緩和に役立っています。

漢方薬は子供が飲むのは難しいのではというイメージもありますが、実は苦いと思っているのはむしろ大人の方。小さな子供は先入観がないので、飲めてしまう子も多いですし、もちろんジュースやアイスに混ぜることもできます。漢方は全て自然界にあるものから作られているので、人工的に作られた薬より子供は自然な感性で受け入れやすいこともあるのでしょうね。

「ママたちの話を聞く」ことが もっとも大切な診療だと思っています

――診療の際にはどんなことに心がけていますか

診療で大切にしているのはまず「話をよく聞く」ことです。保護者の方々は、話を聞いてもらうだけで、ほぼ8割は満足していらっしゃるように感じることも多いです。困っていることがあれば、どんなことでもためらわず話してほしいですね。たとえば仕事を持つ母親たちは、子供の病気が気になりつつも、自分がいつから仕事に行けるのかが同じように心配だったりします。母親という立場からだと聞きづらい、という気持ちもとても良くわかります。そういうことも気にせず相談してほしいと思います。

もうひとつ大切にしているのは、「大きな病気を見逃さない」ということです。経験を通して見つけられることもありますが、気になる症状があれば、できるだけ早く対応できる病院を紹介するようにしています。また、医療についての最新情報を得て、新しい治療法などもできるだけ取り入れるように心がけています。

ちなみに開院する際にこだわったのは「眺めのよさ」です。小児科は本当は道路からすぐの1階の方がいいのかもしれませんが、ここは4階なので見晴らしが良く、開院当時は周囲に何もなく、富士山が真正面に見えました。今は周りにかなり建物が増えて見えづらくなってしまいましたが(笑)。患者さんたちも具合が悪くて気がふさいでいる状態だと思いますが、ここからの明るく開放感のある眺めで少しでも気が晴れたら…と思っています。

――ご自身の子育て経験は、診察やママたちへのアドバイスに生きていると思いますか

はい、とても役に立っていると思います。子育ての大変さを経験していることが私の最大の強みだと言えるかもしれません。男性の医師とは違う観点で患者さんと向き合えますからね。「子育て」はとても大事なミッション。子供が育たなければ日本の未来もありません。大事な仕事を担っているという誇りを持って頑張ってほしいと思います。大変さが分かるからこそ子育て中のママたちのことを心から応援しています。

娘が2人いますが、2人とも結婚して、それぞれに孫もできました。患者さんは孫と同世代、ママは娘たちと同世代ということもあり、つい親身になってしまいます。子供に風邪をうつされて体調が悪くなったという程度の症状であれば、ママたちの診察も行っています。自分のために、もうひとつ別のクリニックに行くのがどれだけ大変かが分かるので、少しでも役に立てればという思いですね。

子供は神様が自分たちに預けてくださった宝物だと思って、一生懸命育ててほしいと思います。それから、できれば子育てを楽しんでほしいとも思います。子供が小さい期間は実はとても短いものです。自分の働きかけで日々変化する子供の姿を見ているのはとても楽しいことだと思います。それと、子供と一緒に実は親自身も育っていけるのも大きいですね。そのためのサポートは医療の面から精一杯していきたいと思います。今後は、病気の治療だけでなく、子育てで困っているお母さんたちの悩みを少しでも解消できるような話をする場もつくるなど、さらに活動の幅を広げていきたいと思っています。

先生の横顔

 星野先生のマイブームは今年誕生された初めてのお孫さん。「寝返りができた」「表情が豊かになってきた」など日ごとの成長を見るのがとても嬉しいそうです。「自分の子育てと違って成長を心から楽しむ余裕があるのかもしれませんね」と目を細められる先生。おもちゃや絵本をお土産に、毎週会いに行くのが楽しみだそうです。

SPOT INFO スポット情報

ほしの小児クリニック

小児科
所在地 都筑区中川1-19-1 中川SOビル4F
TEL
アクセス
  • 中川駅すぐ(交番後ろビル4F)

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