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深見耳鼻咽喉科

【インタビュー】地域のかかりつけ医であり、専門医でもあり続ける

院長 深見 雅也先生

東京慈恵会医科大学を卒業後、同大学耳鼻咽喉科に勤務。スウェーデンのカロリンスカ研究所、フッディンゲ病院へ留学後、同愛記念病院耳鼻咽喉科部長を経て、2001年深見耳鼻咽喉科開院。日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医。医学博士。

地域のかかりつけ医であり、専門医でもあり続ける

深見耳鼻咽喉科の院長である深見雅也先生は、自他共に認める子供好き。来院患者の大多数が小学生以下の子供たちで、「子供たちの笑顔そのものがやりがいです」と答える笑顔は優しさに溢れていました。医療先進国であるスウェーデンに留学し、副鼻腔の専門的な知識、治療を学び、常に科学的に考えて診療する習慣を身に付けたとおっしゃいます。今でも積極的に学会や研究会に参加し、新しい知見を保ち続けるドクターです。

科学的で合理的な診断を行うことで患者さんに応える

――スウェーデンに留学された前後で変化はありましたか?

もともと鼻を専門にしていたのですが、当時は日本でもアメリカでも副鼻腔炎の研究を行っている施設はあまりありませんでした。スウェーデンのカロリンスカ研究所にはドレットナー教授という鼻科学の世界的権威がいらして、副鼻腔炎の研究が進んでいたこともあって、ドレットナー教授の下で学ぶためにスウェーデンに行きました。研究だけでなく、福祉の先進国スウェーデンの医療の現場も見てきました。

日本と違うと感じたのは、ノーベル賞の国だけあって、科学的、合理的に診療を行うことです。診療の際の考え方が大きく変わったのも留学のお陰ですね。病気の表層を見るのではなく、細胞のレベル、細菌学のレベルで何が起きているのか常に科学的に考えて診療する習慣が身に付きました。
 

――医師としてのやりがいを感じるときはどのようなときでしょうか?

毎日やりがいを感じていますし、喜びもありますよ。耳鼻咽喉科の病気は短期決戦なので、診療の結果がストレートにかえってきます。患者さんに安心してもらえることが励みになります。また、赤ちゃんのとき中耳炎や副鼻腔炎で何時も来院していた子が、大きくなって久しぶりに来院して、すごく成長しているのを見るのも、嬉しいことですね。

開業してから、自分は子供が好きだなあとつくづく思いました(笑)。大学病院と違い子供の患者さんが多く、かつ一人一人をしっかり診ていけるので、自分に合っていると思います。特に小さなお子さんの副鼻腔炎、中耳炎は、いきなり大学病院に行くことはないですよね。まずお母さんたちが連れていらっしゃるのはまちの開業医です。だから症例が圧倒的に多くなるし、病気にも詳しくなります。これは大学病院では積めなかった経験です。

一方で、大学病院でなければ得られなかった知識や技術を活かして、より正しい診断ができたり、患者さんの負担が少ない治療ができた時も、喜びを感じます。大学の20年間と開業の17年間と、どちらも経験できて良かったと思います。

かかりつけ医であり、専門医でもありつづける

――子供に多い病気はありますか?

副鼻腔炎が一番多いですね。小児の長引くせきの原因も、副鼻腔炎であることが想像以上に多いです。副鼻腔炎の鼻汁は、のどに流れるからです。副鼻腔炎は中耳炎や結膜炎の原因にもなります。子供は風邪がきっかけでよく副鼻腔炎になりますが、大人の副鼻腔炎と違って、きちんと診断して治療すれば比較的早く治ります。うちでは、患者さんへの負担を減らすために超音波を用いた検査を行っています。超音波検査は、妊娠中の方でも行える安全な検査です。レントゲンを撮らなくてもこれで十分診断がつきます。

子供の中耳炎も、力を入れている病気の一つです。0〜1歳までに繰り返す中耳炎はしっかり治しておかないと、大きくなるまで耳が弱いのが続いてしまうことがあります。中耳炎に関しては小さいうちに完全に治しておきたい。

また、花粉症も含めたアレルギー性鼻炎の患者さんが、子供にも増えています。予防の指導を行い、ひとりひとりに合った薬を選択して治療を行った上で、治らない場合は、免疫療法やレーザー治療を行っています。12歳以上ではスギ花粉・ダニの舌下免疫療法もできます。免疫療法は効果が出るのに1〜2年かかり、その効果を一生続かせるためには、最低3年続けることが必要と言われていて根気が必要ですが、効果は高いと感じています。

――力を入れている疾患を教えてください。

成人の副鼻腔炎に関しては長年専門医として診療に当たっており、手術の必要があれば、可能な限り日帰りで内視鏡手術を行っています。最近増加している好酸球性副鼻腔炎(喘息と鼻茸を伴う難治性の副鼻腔炎)についても、診断治療を行っています。もちろん、小児の副鼻腔炎と中耳炎の治療にも力を入れています。

小児の患者さんは、耳の症状がなくても、診察のたびに鼓膜の内視鏡写真を撮って画像をファイルし、鼓膜所見の小さな変化も見逃さないようにしています。これは、中耳炎を早期に見つけたり、確実に治すために、絶対に必要なことだと思っています。

質の良い医療を提供していくための努力を欠かさない

――患者さんにはどのような思いで向き合われていますか?

かかりつけ医としての役目と、耳鼻咽喉科専門医としての役目の、両方を果たすよう努力しています。少しでも早く治してあげたい、その気持ちで隠れたサインを見落とさないように神経を研ぎ澄ましています。
お子さんの診療では、日々多くの時間を共にしているお母さんの何気ない一言がとても重要ですね。お子さんに関してはお母さんの直感や観察が正しいことも多いので、普段のお子さんの様子と違っていることがあるかなど、データに基づいた診療を行うと同時に普段の様子から原因を探ることも大切です。

私のほうができる事は、常に最新の知識と技術を準備しておくことです。これまでの経験と併せて学会、勉強会などに積極的に参加して最新の知識を学ぶことを忘れてはいけないと思っています。
技術の面でいうと、この診察はできないということがないように、一般的な聴力検査、ティンパノメトリー、レントゲンの他に、超音波検査、耳管機能検査、耳音響放射、鼻腔通気度、睡眠時無呼吸検査、赤外線眼振検査などの検査機器、患者さんごとに過去のデータを記録する画像ファイリングシステムも最新のものを揃えておくことで、対応できないということがないようにしています。

――今後の目標、展望を教えてください。

将来や、今後どうありたいかよりも目の前の患者さんにできることをすべてしてあげたいという気持ちで日々診療にあたることの積み重ねで、医師として一歩ずつ前に進んでいけたらと思っています。

今後も、最新の検査機器、技術等の情報収集は怠らないようにしていきたいというのはあります。可能な限りの検査や日帰りの手術をクリニックで行えば、わざわざ大きな病院に行かなくても済みますよね。

もちろん緊急の治療を要する病気や重症の場合、もしくは肺の病気など専門外の病気は、信頼できる医師のいる病院を紹介しているので、安心して下さい。

先生の横顔

先生の趣味・マイブーム
大洋ホエールズ時代からの熱心な横浜DeNAベイスターズファンという深見先生。球場で観戦することはあまりできないそうですが、マメにテレビや新聞などで試合をチェックしているとのこと。好きな選手は、豪快なホームランが魅力の筒香嘉智選手、落差の大きいフォークボールを武器に持つ速球派投手の山口俊選手、「ハマの番長」こと三浦大輔選手だそうです。

SPOT INFO スポット情報

深見耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科
所在地 都筑区南山田2-18-2 2F
TEL
アクセス
  • 北山田駅より徒歩10分
  • センター北駅より徒歩13分
  • またはセンター北駅よりバス 南山田2丁目下車すぐ

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