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【インタビュー2016】愛に包まれながら成長した6年間

笹川 千晶さん(18)

目黒星美学園中学高等学校 2016年卒業
同年、上智大学総合人間科学部教育学科に入学現在1年在学中

Q.目黒星美に入学したきっかけを教えてください。
 小学校からこの学校なんです。公立の保育園に通っていたので、私も周りのみんなと一緒に地元の公立小学校へ行くものと思っていたのですが、ある日、小学校受験の塾に行くことになって。今思えば、訳も分からずに目黒星美を受けた感じですね。
 と言うのも、母がとても教育熱心で、姉も小学校から私立でした。母は高校まで公立の学校でしたが、私立大学に進学したときに、その付属校から上がってきた学生(内進生)にすごく刺激を受けたらしいのです。単に家庭が裕福というのではなくて、人としての心の豊かさや立ち居振る舞いなど、すべてに品があって輝いている。純粋で素直なまま育っている友人たちが母にはまぶしく見えて、自分の子にはそのように育ってほしいと願って、私立にいれたと言っていました。
 確かに卒業してから目黒星美の制服を着ている後輩たちを見かけると、みんなかわいくて品があって、良い雰囲気を持っている子たちだなと、客観的に感じますね。

Q.勉強に関する思い出を教えてください。
 私は英語の授業が大好きでした。この学校は英語教育に力を入れていて、中1のときはクラスを二つに分けた少人数授業で、使える英語をめざし実際に話す授業が多くてとても楽しかったです。
この学校のいいところは先生と生徒の距離がすごく近いところです。職員室前にはラウンジコーナーがあって、試験前ともなると先生に質問をしに来た生徒でいっぱいになります。もちろん試験前でなくても、いつでも先生がたは質問に応じてくださって、わかるまで丁寧に指導してくださいます。私も苦手な数学はラウンジでよく先生に質問して試験を乗り切っていました(笑)。目黒星美は少人数なので、勉強に限らず放っておかれることがありません。先生が生徒に寄り添ってくれるんです。私は上智大学に進学するという目標があったので勉強を頑張ったのですが、常に先生方が傍らにいてくださったことが、その原動力になっていたと思います。

Q.部活は何をしていたのですか?
 中学からずっと、バレーボールをしていました。熱中しましたね。部活ばかりの生活で、頭の中は9割がバレーボールでした(笑)。大変なこともあったけど、楽しかった。やりがいと達成感がありました。
 部活で印象深いのが、関東にあるカトリックの女子校の大会で、中3のときに優勝したことです。高1と高2では準優勝でしたが、決勝戦まで行けたことも印象深いです。と言うのも、私は高1のときにキャプテンをしていたのですが、冬に膝をけがしてしまったんです。全治8カ月の診断で、最後の大会に出られないかもしれなくなって。入院をして手術を受けたときには、もうやめてしまおうかとも思いました。でもバレーボールをしていない自分が想像できなかったんです。やっぱり私の居場所はバレーボールだって気がついて、頑張ってリハビリをして、半年くらいで復帰して。私はエースだったので、その立ち位置で同級生や後輩を引っ張って決勝戦まで行くことができたのは、自らの大きな自信につながりました。

Q.行事などで印象に残っていることはありますか?
 高3の夏にボランティア研修でフィリピンに行ったことが最も印象に残っています。毎年希望者が行くのですが、私が行った年は10名くらいが参加しました。普通、高3は受験があるのでエントリーをしないのですが、私はずっと部活が忙しくて高2までに行くことができなかったんです。でも、発展途上国支援には子供のころから興味があったので、どうしても参加したくて。高3が私一人でも行きますって手をあげ、実現しました。
 研修は5泊6日でした。まず、フィリピンで2番目に貧しい島と言われているネグロス島へ。目黒星美の姉妹校マリハウ支部という職業訓練校に寝泊まりしながら、現地の学生達と協力して近隣の貧しい子どもたちを集め、装飾した会場で歌、ダンス、ゲームなどの交流活動を楽しみます。交流会の企画立案、準備は日本で予め進めておきました。また、食料・文具・衣類等の物資援助も行いました。その後マニラへ。フィリピンは、空港を出ると近代的なビルがあり、街もきれいで、道も舗装され、経済成長する街では人々が忙しそうに生き生きと暮らしています。しかし、バスで移動して行くうちに風景は一変し、スラム街では貧しい身なりをした若いお母さんが道端で子供にミルクをあげていたり、やせ細ったはだしの子供たちがうずくまっていたり。同じ国の中に、こんなに貧富の差があることに衝撃を受けました。
目黒星美は、ボランティア活動や被災地支援などを通してさまざまな問題を私たちに教えてくれますが、それでも日本で本を読んだり映画を観たりイベントに行ったり、という勉強だけではわからないことがたくさんあるんだって思いました。例えば、現地の子供たちとは1日しか一緒にいることができなかったのですが、「また来てね」「私のことを忘れないで、戻ってきてね」って何回も、何回もいうんです。その子供たちが本当に求めているものってなんだろうって考えると、そばにはいなくても、この地球上のどこかに自分のことを思ってくれている人がいる、それをこの子たちが認識できることが大切なんだって実感しました。それまで自分は無力だと思っていましたが、すごく小さいかもしれないけど、自分でも力になれることがある、自分ができることを常に考え、実行していこうってすごく感じました。こういう経験は、海外旅行に行くだけではできないと思うので、参加して本当に良かったと思っています。

Q.目黒星美の6年間で学んだ、一番大きなことはなんですか?
 「愛」です。この学校にいると、愛って何だろうって考える機会がすごく多いですね。愛の定義は人それぞれですが、私は生きることだと思っています。人生は、愛の連続で成り立っていると思うんです。人は一人では生きていけないというのはまさにその通りで、自分は誰かに愛されていると実感することがとても大切なんですね。面と向かって、あなたは私の大切な人だと伝えるだけでなく、例えばフィリピンの子供たちのことを思うように、遠くにいても誰かのことを思い、自分の心を向けることが愛につながると思います。
 目黒星美の友人は、とても大切な存在です。大学生になって、自分の道や大切なものを見失いそうになったときに軌道修正をしてくれるのは、私の長所も短所も全部知ってそばにいてくれる目黒星美の親友や友人、先生方です。

Q.将来は、どんな道に?
 今、上智大学の総合人間科学部教育学科で国際教育開発学、発展途上国の子供たちの教育について学んでいます。将来は、JICAやユニセフ、国連などで、貧しい国の子供たちの教育に携わりたいと思っています。
 そもそものきっかけは、5歳のときに家族旅行でタイに行ったときです。ストリートチルドレンからお金がほしいって実際に言われたんですよ。同じ年くらいの子がそんなことをしていることにとても衝撃を受けました。それで発展途上国に興味を持ち、目黒星美の宗教の授業で倫理的なことや人が生きる意味、命の尊厳、愛について学んで、考えて、さらに自分で調べたりNGOのイベントに行ったりして、先ほどお話をしたこの学校のボランティア研修にも参加しているうちに、発展途上国の教育を改善すれば、その子たちを取り巻いている問題が少しずつでも良くなっていくのではと思うようになったんです。

Q.メッセージをお願いします。
 目黒星美は先生と生徒の関わりが深く、距離も近いところが特長で、本当に大切にされていると実感できます。人に愛され大切にされていると感じながら思春期を過ごすのは、人格形成という面からももっとも重要なんだと思います。目黒星美の生徒の優しい雰囲気、素直さや純粋さ、人への思いやりの心は、こういう環境だからこそ育まれるし、自分の力を伸ばしたり、やりたいことを見つけたりすることにもつながると思います。本当の愛にあふれた温かい学校で、大きなものを得られる環境ですから、ぜひ入学して大切な6年間を過ごしてほしいですね。

SPOT INFO スポット情報

目黒星美学園中学高等学校

女子校
所在地 東京都世田谷区大蔵2-8-1
TEL
アクセス
  • 成城学園前駅バス10分
  • 用賀駅バス15分

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