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10/16ドラマStart!「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」作者 高瀬志帆さん

中学受験を考える保護者必見!
「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」作者
高瀬志帆さん

「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」は、「塾講師の視点」で中学受験を見た大人向けの漫画です。

ビッグコミックスピリッツ(小学館)で2018年から連載が開始されると瞬く間に話題となりました。いよいよ、10/16(土)22時〜ドラマがTVで始まります。

【ドラマ化】二月の勝者-絶対合格の教室-|日本テレビ

中立の立場を貫きながら、その子に合った学校に入ること、そして子どもが目標を達成することが大切ということを、物語を通して教えてくれます。

二月の勝者 絶対合格の教室 高瀬志帆 中学受験

高瀬志帆


1995年デビュー。現在ビッグコミックスピリッツにて「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」を連載中。代表作に、コミックゼノンで連載していた「おとりよせ王子 飯田好実」など。同作品は2013年にテレビドラマ化され、また翌年にレシピ本「おとりよせ王子飯田好実のお取り寄せ☆ノート」も出版された。

「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」とは

二月の勝者 絶対合格の教室 高瀬志帆 中学受験©️高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中

主人公の黒木蔵人は、最強最悪のスーパー塾講師。黒木が「全員を必ず第一志望校に合格させる」という言葉とともに、大手受験塾を辞めてやってきたのは、業績が傾く中堅塾。

「君達が合格できたのは、父親の『経済力』。
そして、母親の『狂気』」
「受験塾はサービス業。
子どもの将来を売る場所」
「凡人こそ中学受験をすべき」

戸惑う講師、保護者、そして子どもたち。しかし、黒木は驚くべき方法でその手腕を発揮していきます。過激で自信に満ちた黒木の真意とは?

「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」の作者、高瀬志帆さんに誕生秘話やインパクトあるセリフの数々に込められた思い、そしてこれから中学受験を考える方へのメッセージなどを伺いました。


どのようなきっかけでこの作品は生まれたのでしょうか。

「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」は、小林延江さんの「
中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ(日経BP)」に、私が中学受験のシミュレーション漫画を描いたことから始まります。

私自身、地方出身ということもあり、「中学受験はいわゆる『吹きこぼれ』とも言われる、頭がいい子たちがチャレンジする、または経済的に余裕のあるご家庭が環境を買うために取り組むものだ」という先入観がありました。

しかし、中学受験を経験されたばかりの小林さんからお話を伺うと、もっと裾野が広く、ご家庭によっていろんな考えをもって取り組んでいるのが実情だと感じました。

そしてそれにかかるお金、小学校では教わらないレベルの学習内容など、その特殊性を知り、とても興味を持ったのがきっかけです。

作中でも話題になった「受験塾の高額な授業料」についても、小林さんから聞いた話からは「それだけやっていただけたら当然の授業料では?」と素直に思えました。

「土日や夕方から夜、お正月休みやお盆のころなど、普通の人が休んでいるときが一番の繁忙期の仕事だな」と気づいたことも、この作品を生み出す一つのきっかけだったかもしれません。

受験をする親子の物語は、「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」ですべて小林さんが描き切っていらっしゃると思います。

それとは別の切り口、「中学受験をする親子」だけでなく、主人公を「塾講師」にしてみたら、そしてそちら側の視点から「受験」を見てみたら、また違った物語になるのでは?と考え、「職業漫画として描きたい」という気持ちから「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」は生まれました。

二月の勝者 絶対合格の教室 高瀬志帆 中学受験©️高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中

ご執筆に際しての事前の取材や調査などで、中学受験に対してどんな印象を持たれましたか?

先にも述べたように、まず裾野が広い印象を受けました。一部の天才や富裕層だけのものではないという点です。そして「誰でも成功するメソッド」がなく、子ども・家庭の数だけ違った受験がある、ということは取材を始めてすぐに気づいた点でもあります。

塾の先生方もさまざまな立場がある中で、本当に真剣に子どもの進学先を考えてくださったり、勉強を「楽しい」と思ってほしいという思いをこめて指導をされています。

ただ、「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」は、大人向けの漫画として描いており、すべてを素直に受け取ってしまうようなお子さんにとっては、漫画に描写された大人たちの「建前」としてのセリフを、裏(文字に書かれない「本音」)を読めない場合も少なくありません。

そういった意味では、漫画をそのまま読ませていいのか?については、各ご家庭でよく考えていただけたらたいへん助かります。

二月の勝者 絶対合格の教室 高瀬志帆 中学受験©️高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中

物語は「君達が合格できたのは、父親の『経済力』。そして、母親の『狂気』」という衝撃的なセリフからはじまります。ほかにも「凡人こそ中学受験をすべき」など印象的なセリフもこの作品のおもしろさを引き立てていると思います。こうした数々のセリフに込められた思いについてお聞かせください。

漫画として「面白い」か、フックが効いているか、キャラクターが生きるか、という観点でセリフを考えています。主人公・黒木のセリフは「この人はこれを本音で言っているのか?それとも建前?」というギリギリのラインで組んでいます。

現在(2020年7月)、単行本は第8集ですが、その「真意」が少しずつ明らかになっていくのが第9集以降です。「狂気」の意味も、そのまま素直に「狂気」という受け取り方をしていいのか?そもそも「狂気」って、暴れたり叫んだり、だと思っていたけれど、それ以外の「狂気」だとしたら?と考えながら読んでいただけるよう工夫しているつもりです。

ひとつのセリフは、リバーシの黒白のどっちなのか?最初は黒でも後で白になるのか?それとも「世の中はこういうものだよね」と納得のいくものか?「人間は白黒どっちか、というわけでもないよね」……などなど、そんな読み方をしていただけたら、面白さが増えるかもしれないです。

お子さんに読ませている方もかなりいらっしゃると聞きますが、そのまま読ませたり、大人の思惑通りに誘導するために渡すのではなく、なにか考えるきっかけとして、対話のきっかけとして、読んでいただけるなら本望です。

二月の勝者 絶対合格の教室 高瀬志帆 中学受験©️高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中

中学受験を考え、目指している方たちへのメッセージをお願いします。

取材をしていてよく聞くのは「(中学受験は)一度乗ったら途中で降りられない、ジェットコースターだ」という話です。短い言葉で簡潔に伝えられないので長編の漫画になってしまっているのですが(笑)。

その「降りられない」のはなぜなのか?は、言葉で説明ができません。できれば漫画から読み取っていただけたらと思います。

「ジェットコースター」に関しては、感情の起伏のことではないかと。漫画でも描いていますが、とにかく感情がアップダウンし、疲れ果てるのが親子の二人三脚の受験、のようです。

相談しやすい話ではないだけに、とかく孤独になっていく「子どもの受験」ですが、この漫画を通して「自分だけじゃないんだ」「みんな苦しかったり、子どもの成長を見守ったり、頑張ってるんだ」と思って、孤独から少し解放されるお手伝いができたらたいへんうれしいです。


高瀬志帆先生による著書

二月の勝者 絶対合格の教室 高瀬志帆 中学受験

中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ

原作:小林延江・日経DUAL

私立中、公立中高一貫、名門女子中、そしてある理由により受験をやめた、4つの家庭の中学受験を漫画で描いています。また人気の公立中高一貫校の校長インタビューや、中学受験のノウハウなども盛り込まれています

 

二月の勝者 絶対合格の教室 高瀬志帆 中学受験

おとりよせ王子 飯田好実

ゼノンコミックス

毎週水曜日は終業後、家路を急ぐ主人公の飯田好実。その理由は全国からお取り寄せをした宅配便の夜間配達に間に合わせるため。2013年にはドラマ化。作中で出てきた実在するお取り寄せ品の数々は、ネット上でも話題に

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