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連載コラム

子どもが嫌いな野菜を 克服するためには!?

國學院大學人間開発学部の先生方による子育てエッセイをお届けします。幼児期から小学生までの子育てファミリーへの応援メッセージが込められたエッセイです。

「食べてみよう」に繋げる

子どもに苦手な野菜を作らせないようにするには、いくつかのポイントがあります。まずは「嫌いな野菜を知っておく」ことです。なぜその野菜が苦手なのかを知り、その理由を取り除いてあげます。

例えば、子どもの嫌いな野菜ランキング1位のゴーヤ。実際食べたのは給食で出た数回のはずなのに、嫌いな野菜ナンバー1になってしまうほど、あの苦味が衝撃だったんですね。

ゴーヤは塩や砂糖をふって水分を出すとずいぶん苦味が抜けます。新鮮なものだと青臭さや苦味が少ないこともあります。印象を変えてあげることも苦手な野菜を作らないコツです。

そして、子どもと一緒に野菜を育ててみることも効果的です。栽培活動を行うと、収穫の喜びや愛着が「食べてみよう」に繋がることがよくあります。自分で種をまき、一生懸命育てることは苦手な野菜にもチャレンジするきっかけになります。

野菜づくりの中には、日々の水やりや雑草とりなど根気のいる作業があるほか、栽培方法の試行錯誤などのいろいろな学びもたくさんあります。これらの貴重な経験を親子で共有できることも良い点ですね。

食事そのものが苦痛にならないように

食べさせなくては、と力が入りすぎてしまい、嫌いな野菜を無理に食べさせるのは逆効果なので気をつけましょう。無理に食べさせられたものは、大人になっても食べられないことが多いからです。形がわからなくなるほど細かく切るとか、何かに混ぜ込むなど工夫は良いのですが、できればお子さんが自主的に食べたくなるように促しましょう。

お子さんにとって食事そのものが苦痛になってしまわないよう注意して、どうしても食べられないものは、同じような栄養素を含む食品に代替えしてもよいのです。

食卓は楽しく幸せな場

最後におすすめなのが子どもと一緒に料理に挑戦してみることです。その際は、次の3つのポイントを意識しましょう。1つめは「素材そのものをよく観察する」。親子で一緒に野菜の形をよく観察して、調理によって変化していく過程を楽しみます。

2つめは「子どもができるお手伝いを必ず用意してあげる」。洗う、皮をむく、ちぎる、混ぜるなど、細かいことは気にせず、子どもが楽しく手伝える工夫をしながら行ってください。

3つめは「楽しい雰囲気で食事をすること」。出来上がった料理を食べながら、頑張って作ったね、などお手伝いが上手にできたことをできる限り褒めましょう。おいしい料理を自分が作った、と実感させながら楽しい会話で思い出を共有することは大切です。

食卓は楽しく幸せな場であることが食の大前提。工夫をしながら子どもの好き嫌いを克服させましょう。

人間開発学部助教授 小林 唯
(2020年5月13日國學院大學 SUKU SUKU SCHOOL(FMヨコハマの番組『Lovely Day♡』4月放送)より転載。)

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