
低学年音楽祭◆小1〜4 
本物のステージで歌う喜び 玉川学園低学年(小1〜4)の音楽祭を取材しました。幼少期から「本物を見せ、本物を体験させたい」というこだわりから、会場は最新の音響設備が整い、千四百人以上を収容できるというパルテノン多摩の大ホール。埋め尽くされた客席を目の当たりにし、最初は緊張した表情をのぞかせていた幼稚部や1年生の子ども達も、同級生の指揮に合わせた前奏が流れると、口を大きく開き、元気いっぱいに日頃の練習の成果を発揮します。足並みの揃った隊形移動、2年生、3年生と学年を追うほどに難易度が上がる楽曲と美しいハーモニーからは、1年ごとの確実な成長ぶりがうかがい知れます。
ところで、玉川学園の女子には制服がないそうです。成人した際、男子はネクタイとブレザーで正装になり得ますが、女子はTPOに合った服装を自ら選ぶ必要があるため、その準備期間として制服を指定していないのだとか。この日の女子は『白いブラウス』というだけの指定でしたが、すべての子ども達が晴れ舞台にふさわしい清楚な服装でした。
低学年の最上級生である4年生は、開会の言葉や、ホール内の誘導、ドアの開閉などを任され、4年生とは思えない堂々とした応対です。あえて制服を指定しない方針の根底にある、男女を問わず『TPOにあわせた立ち居振る舞いができる教育』が自然に浸透していることを感じました。舞台の上でも、指揮からピアノ伴奏までのほとんどを子ども達自身が行い、パートを分けた合唱の圧倒的な歌声は4年生としての誇りに満ちています。そんな4年生の姿を、幼稚部や3年生以下の子ども達は「自分達もあんなふうになりたい」という憧れのまなざしで見つめていました。
音楽と共に、情緒豊かな学園生活 日頃から「歌に始まり歌に終わる」と称されるほど、音楽は玉川学園に欠かせない存在です。いつ誰が弾いても良いように、アップライトピアノが置かれた各教室では、挨拶のように自然な生活の一部として、音楽と触れ合っています。歌うことを通じて伸びやかに自分らしさを表現する子ども達。先生や友達と作り上げるハーモニーからは、協力の大切さや相手を尊重して思いやる気持ちが身についていることを感じました。
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