50 聖なる夜の 熱い闘い ~ 平昌五輪への道 ~

『午後の散歩道』に、ようこそ!

窓の外はすっかり冬景色。日が暮れればクリスマス・イルミがピカピカと輝いて、「さぁ、買ってちょうだい!」と年末バーゲンの気運を高めている。
あなたの2017年は、どんな1年でしたか?

「イヤ、まだ今年は終わってナイ。やらなきゃならないこと満載よ!」
おっしゃる通り、12月は先生もバタバタと廊下を駆け抜ける多忙な月。
今年のことを振り返るのはまだ早い。特にフィギュアスケートが3度のゴハンより大好きな人々 (私を含む) にとっては。

ということで、今年最後のテーマはお待ちかねのフィギュアスケート!
え? 別に待ってないって!? イエイエ、これを読めばアナタもきっと、聖なる夜の氷上の闘いに心を奪われてしまうはずだ♡


フィギュアスケーターの決戦はクリスマス



1.クリスマスは 運命の決戦!
まず知っておきたいのが五輪シーズンの、これから先のフィギュア大会スケジュール。

12月7日~10日……グランプリシリーズ・ファイナル(名古屋)
12月21日~24日……全日本選手権(東京・調布)
1月23日~28日……四大陸選手権(台湾)
2月9日~25日……平昌オリンピック(韓国)
3月19日~25日……世界選手権(イタリア)

12月に行われる2つの大会は、平昌オリンピックの出場を決める大事な試合だ。
平昌五輪の出場枠は、今年3月に行われた世界選手権の成績により、男子3名、女子2名となっている。

出場選手の選考基準は、
1人目……全日本選手権優勝者
2人目……全日本2位・3位、Gファイナルの上位入賞者から選考
3人目(男子)……上記以外の世界or日本ランク上位者から選考

女子は 故障明けのエース宮原知子と、昨年の四大陸選手権で優勝した三原舞依、全日本選手権2位の樋口新葉、4位の本田真凛と、2枠の出場権をめぐり、10代女子4名による、熾烈な闘いの真っ最中である。

男子は世界ランク1位の羽生結弦、2位の宇野昌麿がほぼ確実だとして、残り1枠の闘い。実力でいえば、ユヅ(羽生結弦)とショーマ(宇野昌麿)がグランプリファイナルの表彰台に上がって、あと1人は誰になるの?とお気楽に考えていた私だが……。

先月のNHK杯に出場予定だったユヅが、練習中に転倒し、足首の靭帯を傷めるという、私を含む日本中のフィギュアファンが「ひぇ~ッ!」と悲鳴を上げるアクシデントが起こり、事態は風雲急を告げる展開となってしまった。

毛糸
いったいどうなる!? 五輪の行方…。


グランプリファイナルは、10月から世界6か国で行われたグランプリ大会の上位6名による優勝決定戦。
このファイナルに残れなかった選手、そして怪我のためグランプリシリーズを戦線離脱した羽生選手にとっては、クリスマスに行われる全日本選手権が、オリンピック出場を懸けた最後の闘いとなる。

五輪連覇を目標にして、これまで過酷なトレーニングを積んできたユヅは、全日本で復活を果たすことができるのか!?
ユヅに人生を捧げたファン(ユヅリスト)達は、今頃、日本中の神社でお百度参りをしているに違いない。

2. これが国際大会だ!
さて、これから始まる氷上の熱い闘い。
世界中で行われる国際大会に足を運び、会場でお目当ての選手の横断幕を広げて声援を送る、気合いの入った追っかけファンとは違い、私のようなお茶の間フィギュアファンは、テレビの前でハラハラドキドキの観戦をする。

が、そんな私にも一度だけ、国際大会をこの目で見届けた経験がある。
それはまだ羽生結弦選手がソチ五輪で金メダルを獲得する1年前の2013年2月。大阪で行われた四大陸選手権だ。
当時は日本の女子フィギュア黄金期で、私はこの時、
1位 浅田真央、2位 鈴木明子、3位 村上香菜子 という、夢の1・2・3を目撃する幸運に恵まれたのだった。

毛糸
2013年の四大陸選手権。今 見ても胸が高鳴る!


入手困難なチケットを手配してくれたのは、筋金入りのフィギュアスケートファン・Uちゃん。私は彼女のことを「フィギュアの師匠」と仰ぎ、尊敬していた。
彼女は日本スケート連盟公認のファンクラブ『アイスクリスタル』の会員で、国内外のさまざまな競技会を見てきている正統派ファンなのである。

前年に結婚したUちゃんの導きにより、貴重な国際大会のチケットを入手できた私は、彼女と一緒に観る大会5日目の女子フリースケーティングを心待ちにしていたのだが、2月に入って、なんとそのUちゃんのご懐妊が発覚。
妊娠初期の大事を取ってUちゃんは大阪行きを諦め、私1人が、国際大会の初観戦を果たしたのだった。

国際大会、初体験♪
「楽しんできて下さいね~!」と、新米妊婦さんのUちゃんに見送られ、大阪入りをした私。寂しさと不安に包まれつつ、会場の大阪市立体育館へと足を運んだ。

Uちゃんが手配してくれたシートは、最上級の一つ下のアリーナS席。選手が間近に見られるリンクサイドではないけれど、審査員やテレビカメラが並ぶリンク正面のすぐ上の良席である。
(さすが師匠! ありがとう~!!!)
私は心のなかでUちゃんに両手を合わせ、人生初の観戦体験に胸躍らせたのだった。

試合は進む、時間通りに。
私が観た大会5日目は、競技日程の最終日。女子シングルのフリーだけでなく、ペアとアイスダンスの試合もあり、チケット1枚でその日すべての試合が観戦できる。

私が会場入りした時は、すでにペアフリーの試合が始まっていた。
当たり前のことだが、実際の試合では演技の解説もコマーシャルもなく、曲が流れ始めてから審査員の採点が出るまで、時間通りに粛々と事は運ばれていく。
アイスリンクの片側には大型のスクリーンがあり、選手の表情や技をアップで見られるようになっている。
そしてその画面の横には、演技開始からの時間が、○分△△秒と表示され、演技時間が規定内に納まっているか、厳密に計られている。

規定時間は、
男女シングル ショートプログラム……2分40秒 ±10秒
男子 フリースケーティング……4分30秒 ±10秒
女子 フリープログラム……4分 ±10秒となっており、規定時間をオーバーすると5秒ごとに1点が減点される。

1点というのは、演技中にスッテンコロリンの転倒をした時と同じ減点。
100分の1点で勝敗が決まる選手は、絶対に守らなければならないルールなのである。
毛糸
5秒オーバーは転倒と同じ減点(>_<)!


6分間練習は、選手紹介のホッコリタイム
サクサクと、しかし緊張感あふれる試合進行のなかで、会場が唯一ホッコリした雰囲気に包まれるのが、本番直前の6分間練習だ。

テレビ放送では、この6分間で注目選手の緊張した表情やジャンプの仕上がりなど、「さぁ、これから始まるよ~。チャンネルはこのまま!!」と、視聴者の気分を高める演出がされるものだが、会場では選手一人一人の名前やプロフィールを紹介するお楽しみタイムになっている。
もちろん決戦前の選手達にとっては緊張度マックスの時間なのだが、そんななかでも

「鈴木明子選手は27歳、女子で一番のお姉さん選手です」
なんていうアナウンスに会場は笑いと拍手に沸き、当の本人も滑りながら苦笑いを浮かべたりしちゃうのである。

スケーターとファンの絆
スタンドで発煙筒が炊かれたり、ピッチにペットボトルを投げつけたりする一部の荒々しいスポーツファンとは異なり、フィギュアスケートファンのマナーはおしなべて素晴らしい。
ファンは お気に入りの選手だけでなく、他のすべての選手の演技に惜しみない拍手を送り、ミスをした選手を励ますために「ガンバレ!」の手拍子を打つ。
小さい頃からマナー教育を受けている選手達も、会場に足を運んで応援してくれるファンをとっても大切に思っている。
毛糸
観客の声援がスケーターを育む♡


試合会場にいると、そんなスケーターとファンの絆がジワジワと胸に伝わってきて、
氷の冷気に負けないほどの温かい気持ちになる。
表彰式での、輝くような真央ちゃんスマイルを心に刻み、私は大勢のフィギュアファンと共に、会場を後にしたのだった。

3. やっぱり真央が好き!!
プロフィギュアスケーターで解説者の織田信也は、深夜のバラエティ番組で
「今年一番泣いた出来事は?」と聞かれ、ブルゾンちえみの振り返りポーズで
「浅田真央 引退!」と答え、スタジオ中の笑いを取っていた。
見ていた私も思わず吹き出したのだが、私自身、今年泣いた出来事といえば、小林麻央さんの逝去と浅田真央選手の引退であった。

15才でグランプリファイナル初出場&初優勝を飾ってから11年間、彼女は常に世界のトップで厳しい闘い続けてきた。長い手足と滑らかで優雅なスケーティング、ダイナミックなトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)。世界中で「ミラクル」と言われた華麗な演技とキラキラ輝く笑顔で、どれだけの人を幸福な気持ちにさせたことか。

永遠のライバル、キム・ヨナに敗れたバンクーバ五輪での涙。
母親の死を乗り越えて臨んだ全日本選手権で見せた柔らかな微笑み。
そしてショートプログラムを失敗した後、世界中を感動させたソチ五輪でのフリースケーティング。

毛糸
世界の舞台で輝き続けた浅田真央


再起を懸けて臨んだ去年の全日本選手権で、彼女は12位となり、競技人生の終わりを感じたという。
私は友人Cちゃんと共に、その浅田真央の最後の演技『リチュアル・ダンス』を、泣きながら見届けた。

今年4月、彼女は自身のブログで引退を表明した。
NHKも緊急生中継した引退会見の最後、涙ぐみそうになると後ろを向き、また笑顔に戻って、支えてくれた人々へ感謝の言葉を贈った。
その晴れやかで健気な笑顔をボロ泣きしながら見た私達ファンの気持ちを、今年の最後にもう一度伝えたい。

真央ちゃんのスケーティングが、世界で一番好きでした。
今まで頑張ってくれて、本当にありがとう!!

というわけで今回のフィギュアスケート特集、いかがでしたか?
今、私がこれを書いているのは11月19日。
ショーマはグランプリファイナル出場を決めた!
でもユヅの怪我の回復は!? ああ、心配だ(>_<)!!

皆様も、クリスマスは私と一緒にテレビの前で、運命の決戦を目撃しましょう!!!

毛糸
真央ちゃんの笑顔、忘れません!


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