『午後の散歩道』に、ようこそ!

吹く風が心地よい、爽やかな秋がやってきました。
日本を取り巻く世界の状況は なんだかキナ臭く、胸に一抹の不安はあるけれど、この散歩道は平和そのもの。 どうぞあなたもここに座って、ひと息ついていって下さいな。

前回のHawaii旅行記では、ロコ( 地元の人々 )が大好きなスイーツショップなどを紹介したが、今回は私の旅の目的、語学学校の様子や日常生活などについて語ろう。

今回もHAWAiiな写真満載でお届けします♪
ハワイ到着の翌日、私はスマホに
『ハワイ 語学学校 1週間』この3つのキーワードを入れて、めぼしい学校にかたっぱしから(英語で!)電話をかけ、無料のトライアルレッスン(体験授業)を申し込んだ。

そして選んだのは、一番日本人生徒の割合が低かった語学学校、『GLOBAL VILLAGE』。アラモアナ・ショッピングセンターの向かいのビルに入っている学校だ。

『GLOBAL VILLAGE』Hawaii校。ここでたっぷりシゴかれた!(>_<)!

1.語学学校は “Melting Pot” (人種のるつぼ)!
「グローバル ビレッジ」は、アメリカのメインランド(本土)やカナダに複数の拠点を持つ語学学校で、世界各国から英語を学びたい生徒がやってくる。
留学希望の学生には、カリキュラム終了後、アメリカ各地の大学に編入する機会も与えられている。
登校初日にレベルチェックのテストがあり、TOEICでテスト慣れしていた私は、実力よりも少し上のクラスへ編入することになった(>_<)

授業は8時半から12時15分までの約4時間×週5日。
私が取ったコースは、最も短期間の1週間コースである。

クラスメイトは、スイス人が2人に、ウクライナ人、ブラジル人、韓国人2人、台湾人、そして私を含めた日本人が3人で、年齢も性別もバラバラ。生まれて初めて体験する、“Melting Pot” (人種のるつぼ)だ。

入学時にサインした契約書のなかには、”English should be spoken at school at all times.” (学校内では、どんな時も英語で話すこと)という条項があり、「違反した生徒はイエローカード、累積3枚で退学」というシビアなルールが制定されている。
つまり、一歩 学校に足を踏み入れたら、たとえ日本人同士の世間話であっても英語で会話しなければならない、ということだ。

“Hi, I’m Rika Yamada came from Japan.”

精一杯の作り笑いで自己紹介すると、講師もクラスメイト達もフレンドリーな笑顔で迎い入れてくれる。
人種も性別も年齢も違うけど、英語を学ぶという共通の目的で集まった人々。
ほんの短い間だけれども、自分もそのなかの1人、と思うとワクワクした。

学校内のカフエからはアラモアナの海が見える。
が、しかし! 授業が始まった瞬間に、私のワクワクは、心の悲鳴に取って代わった。
講師のレベッカは、妊娠9か月のまぁるいお腹を抱えた妊婦さん先生だったが、生徒たちに繰り出す指示はビシビシの矢継早。

「あなた達に15分上げるから、時制の違う受動態の例文を10個作って」
「カードに書かれた言葉を、下のNGワードを使わずに説明して、当てっこして」
「グループに分かれて与えられたテーマで議論して、20分後、リーダーが発表ね」

早口のネイティヴ・イングリッシュで、次々と出される課題に、私よりハイレベルなクラスメイト達はキビキビと楽しげに反応する。
レベッカの指示の意味がつかめずに、オタオタするのは私だけだ。

“Sorry, I don’t know what to do.”(ゴメン、私、何すればいいの?)

グループになったクラスメイトに涙目でそう聞くと、彼らは「やれやれ」といった微笑みを浮かべ、子どもに教えるように、私が何をすればいいか教えてくれた。

「私、みんなについていけないかも」と凹めば、
「最初の2週間は私もそうだったよ」と励ましてくれる。
私はその最初の1週間だけの生徒なんだけどね……と、心のなかで溜め息をつきながらも、do my best!の精神で頑張った。

4時間のレッスンを終えて学校を出ると、頭のなかは真っ白の灰状態。 私は幽霊のように巨大なアラモアナ・ショッピングセンターを突っ切り、ビーチに出てボーッと海風に当たり、疲れ切った脳細胞を休めた。

この椰子の並木道を通って、毎日ビーチまで歩いた。
ハワイ唯一の公共交通機関、The Busに乗って兄の家へ帰り、宿題を終わらせた頃には、仕事帰りの姪や甥がやってくる。

「アンティ リカ(りかおばちゃん)、授業はどうだった?」
「もう、大変だったよ~(T_T)。ホラ、宿題もこんなに!」
「どれどれ。見せてみて」

姪と甥は、宿題のシートを見て間違っている箇所を見つけると、ヒントを出して私を正解へと導いてくれるのだった。
ああ、なんて優しい私のプライベート ティーチャーズ! 私は兄が(離婚してしまったとはいえ)アメリカ人と結婚したことに、心の底から感謝した。

怒涛のような5日間レッスンの最終日。
姪が添削してくれたおかげで、最後の課題『60年代ファッションについての考察』は、エクセレントの評価をもらい、私はどうにか1Week Courseを卒業することができた。

6か国のクラスメイトと記念写真。みんな、ありがとう♡
前日に現地の日本人スーパーで仕入れた『歌舞伎揚げ』せんべいを講師のレベッカやクラスメイトに一つずつ配り、私は全員に感謝の言葉を送った。

“This is Japanese soul snack” (これは日本の心のおやつ)
と説明すると、(日本人以外)誰もが “Oh!” と珍しがってくれた。

この5日の間に、私は 台湾人のティンティンとメール交換し、ブラジル人のフラヴィア、日本人大学生のエナとはfacebook友達になった。
この先 会うことは たぶんないだろうけど、きっとお婆さんになっても、彼らのことは忘れないと思う。

2.Daily life in Hawaii♪
私がハワイに滞在したのは7月なかばの2週間。語学学校に通ったのは間の1週間だけだ。
そんなショートスティで、ハワイの日常生活を語るなんておこがましいとは思うけれど、とにかくその間は毎日 学校に通い、宿題をし、買い物をして料理を作る、そんな日常を送ったのである。


兄のマンションはプール付き!ココで読書するのが唯一の息抜きだった。
そこで私が体験し、気づいたAmericaと日本の違いについて、サラッとおさらいしてみようと思う。

なんでも大きく、なんでも大量!
まずどうしたって気になるのは、Americaって国の大きさだ。国土は日本の25倍、人口は2倍。学校帰りにアラモアナ ショッピングセンターから隣接するビーチに出るまで、軽く30分はかかっちゃうその広さ。

コストコ形式の巨大なスーパーマーケットでは、ビックリするようなお徳用サイズの牛乳やシャンプーや洗剤を、カートいっぱいに大量買いするのがアメリカンの常識だ。
物価は私の感覚でいうと、日本の1.2倍っていうところだろうか。
その昔、1ドル78円だった時代を知ってる私は、値札を見るたび、財布のヒモをギューッと締める毎日だった。

街中にある巨大スーパーマーケット。アメリカじゃこれがフツー。
人間だってタテもヨコも日本人より大型だ。
映画館のシートもトイレの便器も、小柄な日本人(私)が座ると、足がブラブラ浮いちゃう高さがアメリカン・スタンダード。

洗面所のお手拭きペーパーやティッシュペーパーは、自分の手だけでなく、子どもの手まで拭けちゃう大判サイズ。ファーストフード店ではホットドッグ1つにナプキンを3、4枚付けてくれる。紙の消費に躊躇しないのがアメリカ流なのだ。

ホノルル空港のトイレサイン。Hawaiiらしくて可愛い!
細かいコトは気にしない!
自分の意見をストレートに表現するのがアメリカ人。
でも彼らは同時に、スマートな思いやりや笑顔をとても大切にしている。
信号のない道を横断しようとすると、多くの車が停車して「渡っていいよ」とサインを送ってくれる。
が、しかし!Hawaiiでは日常の shower(にわか雨)の後、歩道を歩く私の脇を 車はスピードを緩めずに通り過ぎ、路肩に溜まった雨水は盛大な水しぶきとなって私に降りかかる。
私は滞在中、コレを3度経験した。
(やっぱり彼らは、細かいことは気にしない人々なんだ)
毎回 全身濡れネズミになりながら、私は彼らの国民性を確認したものである。

にわか雨の後の夕焼けはとても美しい。
Hawaiiの消防車は黄色
州によって色が違う消防車。Hawaii州は黄色。
「Hawaiiの消防車には、サーフボードが積まれている」と兄から聞き、
見てみた~い!などと思っていた矢先、兄の家のすぐ裏の大型コンドミニアム(マンション)が火事になった。
住民3名が亡くなり、消火のために消防員が100名動員される大きな火事だ。
全米ネットのテレビでも中継で報道され、裏の道路には大きな消防車が連なって消火活動が行われていた。

Hawaiiの黄色い消防車と消防スタッフ。消火活動は命懸けだ。
市の職員が徹夜で住民の援助に当たり、近くの教会では亡くなった人のためにミサを行っていた。
消防車にサーフボードが積まれているのも、海に囲まれたHawaiiの市民の生命と安全を守るためなのだ。

The Busで行くよ、どこまでも
車社会のアメリカ・ハワイで唯一の公共交通機関が、ホノルル全土を網羅するThe Busである。

毎日乗った、The Bus。お世話になりました!
語学学校に通うのが目的の私だったが、学校が終わって帰国するまでの数日は、このThe Busに乗って、1人観光を楽しんだ。

いつもビーチから眺めるだけで登ったことがなかったダイヤモンド・ヘッドは、兄の家からバスを乗り継ぎ、小1時間ほどの場所にデーン!と鎮座している。
標高232mの、子どもでも登れちゃう小さな山だけど、頂上手前に洞窟みたいな通路があり、なかなかアドベンチャーな気分が味わえて面白かった。

前を行く少年はインディージョーンズのテーマソングを唄っていた(笑)
山の頂から眺める海の美しさは、最高!

洞窟から突然、海が見渡せる頂上へ。
Honolulu Museum of Art(ホノルル美術館)は、Hawaiiに行くというのに水着すら持っていかなかった私に ピッタリの観光スポット。

ホノルル美術館は、こぢんまりと気持ちのいい文化施設。
規模はごく小さいけれど、アジア・ヨーロッパ・アメリカ・太平洋圏と地区ごとに分かれた展示室には、それぞれデザインの異なる椅子が置かれ、ゆったりと美術鑑賞を楽しめる。

写真撮影OKの館内、近代画の部屋。
フラッシュを焚かなければ 写真撮影OK!の太っ腹なスタンスも、なんだかHawaiiらしくて良かったなァ。

学校に通っているとき、バスのなかで上品な老婦人に、
「アナタ、素敵なドレスを着てるわね」と話しかけられた。
Hawaii出発前にバーゲンで買った安物のワンピースだったが、私にとってはわずかな時間でも 見知らぬ人と(英語で!)交流できた、幸せな時間だった。

The Bus の車内。手前左のご婦人が、この後 私に話しかけてくれた♡
“Hang Loose”&“Shaka”ハングルースとシャカ
Hawaii でよく見る、電話ポーズ(親指と小指を付き出す、あのサイン)。私も街を歩いていてよく見かけたものだ。

甥によると、あれこそがハワイアン・スピリッツ。
言葉を交わさずとも伝わる、“Hang Loose”&“Shaka” (ハングルースとシャカ)なのである。

“Hang Loose”というのは、親指と小指を立てて、相手に手の平を見せるポーズ。
その意味は、「ハロー」「グッバイ」「サンキュー」「気楽にいこう!」。

“Shaka”は同じサインでも、相手に手の甲を見せるのが正しいポーズ。
「元気?」「頑張ろうぜ!」という、ポジティブな気持ちを伝えるサインだ。

この海と空が、アロハ・スピリッツの源だ。
試しに道路を渡る時、停車してくれたドライバーに小さくハングルースをしたら、相手も小さくうなづいてくれたっけ。

「心配しなくて大丈夫。 気負わずに、気取らずに、ベストを尽くしたら その分ちゃんと楽しもう!」
Hawaiiの2つのポーズには、そんなメッセージが込められているのかもしれない。

というわけで。
ほんのわずかな期間だったけど、私を優しくおおらかに受け入れてくれたHawaiiに、心からの“Hang Loose”を送って、私のちっちゃな旅行記をしめくくろう。

マハロ! またいつか~♪♪

コレが噂のHang LooseとShaka!さりげないポーズが実にカッコいい♡




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