46 母、強し!

『午後の散歩道』に、ようこそ!

降り注いでますねェ、夏の日差しがザンザンと(>_<)

ビキニを着てキャッキャッ♪と波打ち際を走ったのは、はるか遠い昔……。
今の私は、木陰からビルの日陰へと渡り歩く忍者のよう。
それでも、暑さがおさまった夕暮れ時にフラフラと町なかを歩き、通りすがりのカフェでスイカのフラペチーノを食べたりして、年相応に夏を楽しんでいる。

さて今回の散歩道は、夏の太陽にもめげず子育てに励む、ママ達の強さについて考えてみたい。



赤ちゃんが一番大好きなのは、ママの手♡

1.どんな偉人も、皆 母から出ずる
能天気にシングルライフを送る私のような女にとって、子を産み育て、世に送り出している全世界の『母』という存在は、本当にアメイジングな人々である。

この散歩道でも、しばしば自転車の前後に二人の子どもを乗せ、紙おむつの特大パックを左右にぶらさげて先を急ぐ子育てママに遭遇する。

前の座席で居眠りしそうな下の子に目を配りつつ、後ろのお姉ちゃんの
「マミカねぇ、○○だから、△△△しちゃったのォ」というあいまいな主張にも、
「ふ~ん。やったじゃん!」と的確な返答をするママ。
ハンドルグリップを握る両腕には、子育てで鍛えた筋肉がミシッと浮かんでいる。
いつも身をかがめて子どもをサポートしているから、首の後ろは日に焼けて真っ黒だ。

またある時は、熟睡グッタリの2~3才児を背中にくくりつけ、片手でベビーカー、もう一方の手で中型犬のリードを握り締め、スタスタと歩く母を目撃する。



ママのおっきなおなか。もうすぐお姉ちゃんになるんだよ♪

会社を辞めて平日の昼間に町を歩く生活を始めてから気づいたのは、人口の分厚い部分を占めるシニア層の多さだが、老齢化現象が叫ばれるなかでも、キッズを連れてたくましく日々を生きるママ達を目にすると、何かとても励まされるような気持ちになる。

先日、NHKの『あさイチ』で、子育てママの時短術を特集した時、有働アナから感想を聞かれたゲストの お笑い芸人くわばたりえが、突然「みんな必死でやってはると思う」と言って泣きだしてしまったのを見た。

同じ番組で、以前、ベビーカーで電車に乗り込むママ達を非難する社会問題に対し、MCのイノッチ( 井ノ原快彦 )が、皆がそんなふうに思っているわけではない、というコメントの流れで、
「電車やバスに、ピヨピヨボタンを付ければいいんだよ」と提案した。
イノッチによると、このボタンは、車内でグズり出した子どもの母親に対し、周囲の人間が、

「泣いたって平気平気!全然気にしてないヨ。大丈夫!!」

という意志をその母子に伝えるためのボタンなのである。

番組の最後には、それを聞いて「ピヨピヨボタン、作ってほしい!」「涙が出るほど嬉しかった」といった意見が多数寄せられていた。

世間では、ベビーカー問題やスマホ育児について、あれこれと意見を述べる人たちがいるけれど、これには出産・育児経験のない私も違和感を覚える。
ベビーカーもスマホも、人々の生活を豊かにするために生まれてきたものだ。
それは車や自転車や洗濯機や、紙オムツと同じ。
それがある時代に、それを利用することがなぜ悪い?
使い方については、利用する本人が、悩みながら個人の責任で 最適な方法を考えていけばいいと思う。


子育てママは人類の未来を守ってる、と私は思う。

「子どもが泣いたって、全然大丈夫!」
そう言われて、涙が出ちゃうママ達は、泣かないように気合いを入れて毎日子どもの生命と未来を守っているのだ。

人には色々な意見があり、それを主張する権利がある。でも意見を言う前に、一度考えてみることも必要だ。
この世のどんな偉人も、ビジネスマンも、誰もが皆、オギャー!と泣いて母から生まれ、安全に健康に育つよう、誰かに守ってもらったおかげで 大人になったのだ。


2.小林麻央さんの『KOKORO..』
今回のエッセイを書くにあたり、私は先日乳がんで亡くなった小林麻央さんのブログを読み返した。
麻央さんが亡くなってから、夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが、彼女の生前の思いを受け継ぎ、英語に翻訳した文章を日々アップしている。

英語修業で少しだけ英文を読む力がついた私は、これを読んで、麻央さんの優しく力強い愛情に、改めて胸を熱くしている。

彼女は、深刻な病の陰に隠れることを止め、ブログを通じて同じ状況で奮闘する人と心を通わせ、自らも『なりたい自分になる』と決意した。

I want to be a woman who lives my life colorfully.
I want to be a noble and strong mother to my children.

私は、力強く人生を歩んだ女性でありたいから
子供たちにとって強い母でありたいから

海老蔵さんが 妻の病状について会見を行なった時、彼の長年のファンである私の母親は、
「こんな惨(むご)いことが、どうして起こるの!?」と嘆いていたが、
麻央さんのブログは、いつも明るく優しい雰囲気に溢れていて、読んでいると、

(本当に、この人のもとには、奇跡が訪れるのかもしれない)
と思わずにはいられなかった。
そうした澄みきった空みたいな力強さが、同じ病と闘う人だけじゃなく、読む人すべてに勇気を与え続けてきたのだと思う。



お母さんの大きな愛は、神様の贈り物

麻央さんが亡くなったことを知らせる会見で、海老蔵さんは、
「(麻央さんは)世界一 ”困ったちゃん” だった僕を、助けに来てくれた人」
と言って溢れる涙を拭っていた。

麻央さんは、歌舞伎界を背負って立つ、不世出の ”困ったちゃん” を立派に更生させ、愛くるしい2人の子どもをこの世に送り届け、ブログでたくさんの人々を勇気づけ、人生の最後に 夫へ「愛してる」と告げて、向こうの世界へと旅立った。

麻央さんは、きっと天女だったんだなぁ、という気がする。
そして、現世にいる間、彼女は強くて優しい二児のママだった。

麻央さんが生前に書いた最後のブログには、病にあっても美しい、笑顔の彼女がいる。
結びの文章は、ママ達みんなに向けられている。

皆様にも、今日 笑顔になれることが
ありますように

小林麻央さんのブログはコチラです。
https://ameblo.jp/maokobayashi0721/



みんなで子育てを応援しよう!




46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
00
  • 山田りかのハートフルエッセイ

    毎日の生活のあれこれ、身の回りのさまざまなことをエッセイでお届け。
    のんびり気楽にお散歩する気分でおつき合いください。

  • 映画鑑賞券プレゼント

    映画の後はショッピングやお食事も!センター北 ノースポート・モール内イオンシネマ港北NTより、ペアチケットプレゼント。ご応募はコチラから!

  • 子どもの遊び場

    公園の詳しい情報や、雨の日IOKなスポットなどなど。ビタママエリアの子どもと遊べるスポットをMAPで探して、いっぱい遊ぼう!