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連載記事 午後の散歩道
山田りかのハートフルエッセイ

プロフィール:某酒類メーカーに勤務するかたわら、ママ達の日々の暮らしを見つめる勤労作家。年齢不詳。いくつになっても、竜也の前では乙女です。

No.28

こたつとみかんと ”アナタ”

『午後の散歩道』に、ようこそ!

明けましておめでとうございます◎
今年も『午後の散歩道』に、ようこそいらっしゃいました!

No matter what I may be doing, the new year comes over.
(たとえ私が何をしていても、新しい年はやってきます)
って、コレ習ったばっかりの構文。 スミマセン。
初心者は何かを教わると、すぐに使いたくなるものなのだ(苦笑)。

思えば無我夢中で走り抜けた2015年。
いったい私ゃ、何をやってきたんだか…。 ハッキリしてるのは、着実に一つトシを取ったことだけだ。
なんて、新年早々自分を振り返って溜め息をついてるアナタ( 私もだ )!
そんなコト考えてるヒマがあったら、さぁ!あったかいおコタに入って、みかん食べながら、一緒にテレビでも見ましょうよ♪
昭和の茶の間、のミニチュアおもちゃ。 昔はこんなだった~◎

私が子どもの頃( 詳しい年代は聞かないでほしい ) 、大晦日はレコード大賞から紅白歌合戦のハシゴをし、元旦は昼間から浅草・大阪の寄席中継、夜は新春かくし芸大会でマチャアキの見事なテーブルクロス引きに酔いしれたものである。
しかし いろんなモノの多様化が進んだ今、レコ大は30日に引っ越し、かくし芸は姿を消した。 そんななかでも どっこい生きてる ご長寿テレビ番組のアレコレを挙げてみよう。

笑 点
言わずと知れた国民的お笑い番組。 その認知度は「しょうてん」と入れたら、Windowsの変換候補にちゃんと「笑点」が出てくることでも明らかだ。
Wikipediaによれば、番組開始は1966年(昭和41年)だって!
私も物心つく頃から、「チャンチャカ スチャラカ スッチャンチャン♪」というテーマソングは、龍角散とサントリーウイスキーのCMと共に、記憶のひだに刻み込まれている。
これが噂の『笑点』座布団! お年寄りに10枚敷きは危険だ(>_<)
木久蔵 (現・木久扇) のボケに歌丸が突っ込み、先代の圓楽が粋にまとめる…。 この安定した平和な笑いが、どれだけ日本人の心を癒してきたことだろう。
歴代司会者は命のリレーを繋ぎ、現在で5代目。 座布団運びの山田隆夫は、この番組のためにハリウッド映画『ターミネーターⅡ』出演のオファーを断ったという。

徹子の部屋
放送10,000回を超える ギネスブック入りのトーク番組。 放送開始は1976年(昭和51年)。 番組が始まって以来、司会の黒柳徹子は、一度も同じ衣装を着たことがないという。 彼女は毎回、ゲストのイメージに合わせて どんな衣装にするか考える、と言っていたが、それを40年間 休むことなく続ける…って、どれだけ凄いんだ、徹子さん!
黒柳さんは元祖『パンダ女子』。オニかわゆす~♡

小説家を目指してプー生活を送っていた頃、私は この番組が心の拠り所だった。 ゲスト達の失敗談や成功への歩みなどを聞いては、出口のない創作活動の励みにしていた。 会社勤めをしている間、この番組を見ることはほとんどなかったが、昨年 会社を辞めて英語学習に専念し始めてから、『徹子の部屋』は、再び私の毎日の楽しみになっている。
以前と比べると、( 徹子さんもトシ取ったなぁ)と思わずにはいられないが、ゲストの素直な言葉を引き出すトーク術のうまさは今も変わらない。
佐村河内守のゴーストライターだった作曲家・新垣 隆が出演した回では、彼がゴーストへの道を歩んだ経緯を包み隠さずに語り、即興曲をピアノ演奏していた。 まったく、徹子さん以外、誰があそこまで彼の心を開かせることができただろうか。

最近で一番 印象に残っているのは、大山のぶ代の夫・砂川啓介が出演した回。
認知症になった大山のぶ代が、親友・黒柳徹子にボイスメッセージを贈っていた。
「チャック? ペコです。 お久しぶりです」
「チャック」というのは徹子さんの愛称で、「ペコ」はのぶ代さんのことだ。
ドラえもんの可愛い声で、徹子さんに呼びかける言葉が、胸に響いて涙が溢れた。

今日のわんこ
こちらは長寿といえども昭和にあらず。でも放送開始は1994年( 平成6年 )。 フジテレビ『めざましテレビ』の名物コーナーだ。 誰かの家の飼い犬を毎朝一匹ずつ紹介し、わんこの数は昨年で5,000匹を越えた。
犬ってホントに表情豊か。 キミ、笑ってるでしょ!?
英語修業の日々になってから、『今日のわんこ』→『MOCO’Sキッチン』→NHKの朝ドラ『あさが来た』が、私の朝のTVルーティン♪
記念すべき5,000匹めのワンコは、ボストン・テリアのレディ・アン。
お転婆なアンは、ソフト材質のケージに入れられても、遊び足りずにケージごとピョヨーン!と部屋の床を跳ね回っていたっけ。
単語がなかなか頭に定着しなくても、宿題の山に押しつぶされそうになっても、どこかの家で大事にされてるワンコをひと目見るだけで、「さて、今日も一日頑張るか!」という気になるのである。
水に飛び込む犬も、多数出演! 5,000匹見ても、全然飽きない!!

はじめてのおつかい
放送開始は1991年( 平成3年 )。日テレの名物番組。 毎年1~2回、不定期に放送されるスペシャル番組だが、私は毎回欠かさずに見ている。
就学前の子どもが初めて親に頼まれて買い物に行く。 ただそれだけのドキュメントで、どうしてこうも笑えて泣けるものなのか。 子どもの無心さって、ホントにメガトン級のパワーを秘めてる、と私は思う。
子どもの視線で見る景色がいい。おばちゃん、泣いちゃう!

「ねぇ、モモカちゃん(仮名)。ママ用事があるから行けへんのやけど、いつもの魚屋さんで、アジ3匹 買うてきてくれるかな?」

すると二つ返事で「いいよ!」と言うモモカちゃんもいれば、「えぇ~」と尻込みするモモカちゃんもいる。 マイクを仕込んだ『お守り』を首にぶら下げ、いつもママと行く道を一人で歩くモモカちゃん。 途中のお地蔵さんにお賽銭を置き、ちっちゃな手を合わせるモモカちゃんもいれば、お菓子屋さんに寄り道して 頼まれてないアイスをちゃっかり買っちゃうモモカちゃんもいる。
兄妹で出かければ妹が泣きだし、兄の心が折れて荷物を道に放り出し、しゃがみ込んだまま 漬け物石のように動かなくなっちゃうこともある。

撮影スタッフは商店のおばちゃんや農家のおじちゃんに化け、腰をかがめてカメラを構えつつ、子どもの安全に目を配る。
「あのね、モモカ一人でお買い物きたの。 偉い?」
と撮影対象の子どもが突進してくれば、
「偉いねぇ~」 と相槌を打ちながら、さりげなくカメラアングルから身を引く。

信号が変わる。道に迷う。小さな手に荷物が食い込む。 些細なアクシデントも子どもにとっては絶体絶命のピンチだ。 その一つずつを乗り越えて、買い物袋を引きずり、ママが待つ家へ向かう。 そこでいつものBGM。
「泣かないでよベイベー♪」
そしてテレビの前の私は「ブヒッ」と鼻を鳴らしてブタ泣きするのである、毎回。
こんな兄貴が、おつかい途中でヘタレ兄ちゃんになったりする(笑)

昨年の特番では、25年前に買い物へ行った子ども達が親となり、自分の子ども達を買い物に送り出す、なんて企画があり、親となったその子のエピソードを覚えていた私は、孫を見るおばあちゃんの気分で、その子の買い物を見守ったものである。
海外ではネット上で「子どもにあんな危険な冒険をさせるなんて」と物議を醸したこともあったようだが、子どもの安全には細心の注意を払った上で、これからも放送を続けて欲しい、と私は願う。
あの番組を見たあと、いつも思うのは「日本はまだ大丈夫!」ということだ。
何があったって、こんな元気な子ども達がいて、この子達を慈しみ 一生懸命 育てている親がいれば大丈夫! と思わせてくれるのが『はじめてのおつかい』の魅力なのである。
今年の特番も楽しみに待っているよ、いろんな町に住む、いろんなモモカちゃん◎

というわけで、今回は 大好きなご長寿テレビ番組についてのお喋りでした。
いつも時間に追われているアナタも、たまにはこたつとみかんとテレビの三点セットで、心をぬくぬく休ませてあげてくださいネ!
そしてこの1年を 明るく元気に! 歩んでゆきましょ~♪
今年は徹子さんで謹賀新年! 良い年になりますように~♡

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