聖セシリア女子中学校・高等学校

心と力を育成する6年一貫教育

聖セシリアでは学校を「人間形成の場」と考え、中高6年間を「基礎養成期(中1、2)」「自己確立期(中3、高1)」「自己挑戦期(高2、3)」の3ブロックに分け、たくましく生きるための心と力を兼ね備えた女性に成長するよう、成長段階に応じた指導を行っています。さらに充実した教育体制を維持するため、2013年度より完全中高一貫校として生まれ変わります。
所在地 神奈川県大和市南林間3-10-1
電話番号 046-274-7405
アクセス 中央林間駅より徒歩約10分
南林間駅より徒歩約5分
HP http://www.cecilia.ac.jp/
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高校からの入学あり(2013年度より中学校からの募集のみに変更)
帰国子女枠なし
学期制2学期
外国人教師1名
プールあり
宗教あり(キリスト教・カトリック)
制服あり
スクールバスなし
学食
(カフェテリア)
なし
パン・お弁当の
販売
あり
海外研修高1、高2オーストラリア (希望者)
語学研修なし
公開行事青葉祭(5月)
オープンキャンパス(6、7、10 月)
発表会(11月)
MAP
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2011年◆新しい教育施設「テレサ館」で過ごす学校生活

 2011年1月、創立80周年を記念して、3階建ての教育施設「テレサ館」が完成しました。東西の壁面には美しい十字架のステンドグラス、3階の大きな窓には線と色彩でノアの方舟を表現した16枚のステンドグラスが。そこには生徒たちが選んだマザー・テレサの言葉が描かれ、カトリック精神を基盤とする聖セシリアの理念が感じられます。既存校舎との動線にも配慮された「テレサ館」は、セシリアの教育活動の中心。3階には約160席の広さをもつテレサホールや自習室、水屋や石庭のある和室もあります。2階と3階の学習センターからは、テニスコートや敷地内の松林が見えます。さらに1階にはオープンテラスのあるカフェテリアがあり、いつもたくさんの生徒でにぎわっています。
 中でも生徒たちに人気なのは、学習センター内のPC・AVコーナーと図書閲覧室。PC・AVコーナーには、10人程度で利用できるミニシアターがあり、少人数制の授業にも活用されます。英語や漢字の検定試験用のDSソフトも揃っているので、放課後になると取得を目指す生徒たちが集まります。また、約4万冊まで収納できる図書閲覧室には現在約2万4千冊の蔵書があり、文学や歴史、経済、医学などの他、アジア全域の歴史や文化に関する東洋学の貴重な専門書やキリストに関する書物も多くあります。
 図書閲覧室で行われた高1の宗教の授業を取材しました。各自で図書閲覧室内を回り、キリストに関係する本を探します。前に読んだことのある本、初めて見る本など、選ぶものはさまざま。授業の後半には、その本の特徴や感想を皆の前で発表し、キリストへの理解を深め、共有します。聖書を選んだ生徒からは「思いやりの心が何なのかを再度考えさせられました」。絵本や小説を選んだ生徒からは「時代背景なども一緒に考えることで一層興味が深まります」。その他「友達が紹介してくれたものを今日の放課後、借りに来ます」などの声も聞かれ、テレサ館を活用して、自発的に学ぶセシリア生の素顔がここでも垣間見られました。

2010年◆「英語のセシリア」を実感。高2のスピードリーディング

 取材したのは、高2英語の選択授業「スピードリーディング」。教室には、真剣な緊張感が漂い、生徒たちはストップウオッチを片手にプリントに取り組みます。毎回配られる300語ほどの論説文と、それに関する問題が載ったプリントを解くこの授業では、問題文を読むのにかかった時間を各自で計測し、1分あたりの読み取り語数を記録していきます。1年間続けると、読むスピードは格段に進歩するそうです。また、単に速く読むのではなく、論理を正確に読み取る力を育成するために、特に注意すべき接続詞や最上級、二重否定などのポイントを押さえながら、繰り返し問題を解きます。「問題を解くたびに、読み方が分かってきて、実践力がついた、って思います」「ストップウオッチを使うと集中します。時間内にできると、すごく達成感があります」と、充実した表情の生徒たち。こうして難関大学の長文読解にも対応できる速読力を養います。
 「国際社会に通用する英語力の育成」を掲げる聖セシリア。日常会話を不自由なく話すだけでなく、論理的に長文を読み解き、自分の考えを英語で正確に発信することが目標です。そのために、中学英語は週6コマ、1日1回は英語に触れます。基本単語、基礎文法を学んで土台をしっかりと築くと同時に、英会話の授業や、中2のブリティッシュヒルズ、高校のニュージーランド研修など、実際に英語を使う体験を重ね、英語を好きになるように工夫しています。宿題は、英語学習法が自然に身につくように工夫された、教師手作りのオリジナルワークシート。テキストを10回声に出して読む、本文をノートに書き写すなど、やるべきことが具体的に細かく記されています。「かなり多い宿題ですが、みんなまじめに取り組んでいます。ノート提出も頻繁にあり、学習でのつまずきに素早く対応しています」と、英語科主任の石井先生。基礎復習から上級者向けの特別講座まである土曜講座や、夏期講習のほか、個々の生徒のニーズに合わせた、補習や特別課題が日常的にあるのも、少人数でアットホームな聖セシリアならでは。休み時間には、開放的な職員室に大勢の生徒たちが質問に来ています。
 2010年11月には40,000冊を収納できる図書室、3,000本の視聴覚教材が開架できるAV教材室とPC室を核とする学習センターを有する新校舎テレサ館が完成。ハード面での教育環境もますます充実しました。

2009年◆将来への意識を高めるキャリアガイダンス

 夢・職業・進路・生き方を生徒たちが主体的に考えるためのキャリアガイダンス。中3では、まず夢を持つことの大切さを再認識し、夢や希望を実現するために何が必要なのかを考えます。その後、高1からは、週に1回の授業の中で、レクチャー、ディスカッション、レポート作成などを行い、卒業後の進路を明確にしていきます。
 高1のキャリアガイダンスを取材しました。この日のテーマは「夢や希望を育てよう」。「将来、就きたい職業がある人?」という先生の問いに、ほとんどの生徒が手をあげます。
 「私ははじめは教師志望ではなく、研究者になりたかったのよ」という先生の言葉に、生徒たちの好奇心いっぱいの目が集中します。先生の話は、進路や職業を考える上でイメージと現実にはギャップがあること、適性はすぐにはわからないが可能性は無限にあること、選択肢を広く持つことがいかに大切かなど、自らの経験をふまえた興味深いものです。その後、「希望する職業とそれに就きたい理由、そしてそのために努力していること」をグループごとにディスカッションします。「医者」「警察官」「教師」など、それぞれの希望する職業が飛び交い、「あなたは優しくて明るいから幼稚園の先生に適していると思う」「その職業だったら大学は理系に進まないと」など、お互いの適性や進路も踏まえた活発な意見交換がなされます。宿題は高校時代に自分がすべきこと、そして5年後・10年後の目標。自分の将来像をゆっくり、真剣に考える貴重な時間となります。
 高1の1月には、いよいよ選択科目を決定し、具体的な進路を視野に入れる時期に入ります。難しい選択ですが、「生き方」について、キャリアガイダンスだけでなく、日常的に聖書に触れながら考え続けてきたセシリア生は、目先だけにとらわれず、広い視点から考えることができるそうです。セシリアで育ち、立派に巣立った卒業生たちも頻繁に学校に顔を出し、後輩たちにエールを送ります。セシリアでの6年間は、生徒たちの健全な「心と力」、そして自己自立の精神を育みます。

2008年◆青葉祭

 南林間の緑豊かで広大な敷地内で、幼稚園から短大までの教育を行う聖セシリア。毎年5月には、全生徒はもちろん、保護者、そして卒業生までもが参加する「青葉祭」が行われます。バザーや模擬店、ゲーム、ショーなど盛りだくさんの内容で、会場には60以上ものお店が並び、多くの人で賑わう青葉祭当日を取材しました。
 中学生はゲームコーナー、高校生は飲食店を、クラス毎に出店します。「自己にとっても他者にとってもよい行動をすること」を体験から学ぶことを目標に、学校行事を大切な教育の場と考える聖セシリア。時には意見が割れることもあるようですが、お互いの意見を尊重し、クラスが団結して青葉祭に臨みます。グループに分かれ放課後遅くまで準備に励んできたというだけに、お店のネーミングや看板、おそろいの手作りエプロンなど、どれも工夫をこらした力作ばかり。当日はどのお店にも行列ができ、「近隣の方々にも来ていただき、日ごろのご恩返しができてうれしい」と、達成感を得られたようです。この日の収益金は、近隣の教会などに寄付され福祉活動に役立てます。
 保護者の出店するバザーや飲食店も盛況でした。会場には園児や小学生の姿もたくさん見られ、お母さんの生き生きと活動する姿を誇らしく思い、上級生の頼もしい姿を見て、自分達も早くお店をだしたいと憧れるようです。また、毎年恒例となっている卒業生のグループによるかき氷屋さんやゲームコーナーもあり、異年齢の人たちがそろうセシリアファミリーならではの盛大で、心のこもった学園祭でした。
 カトリックの教えに基づき、「愛と奉仕の精神を持って社会に貢献する人間の育成」を建学の精神とし、福祉活動を体系的に実践している聖セシリア。生徒達は日頃からボランティアや募金など、福祉活動にも力を注いでいます。目上の人を敬い、小さな子どもに思いやりを持って接する姿から、温かい環境のもとで充実した学校生活を送っていることがうかがえました。

私たちがこの学校を紹介します!

Aさん 中学3年生
(生徒会長、自然科学部)

もっと視野を広げたいと思い、生徒会長に立候補しました。クラブは理系ですが、公民や歴史といった文系も大好き。マイブームは歌川広重の「東海道五十三次」の額絵を集めること。

学ぶ楽しさを感じる英語の授業

中学の英語の授業は「英語」「英語演習」「英会話」の3つ。曜日によっては2時限あることも。私が好きな英語の授業は「英会話(国際理解)」。身体全体を使って表現しながら楽しく英語を教えてくれる外国人教師イアン先生は、みんなの人気者。みんなで英検取得を目指しています。

先生と生徒のコミュニケーションの場である職員室

朝や昼休みは教科書とペンを手にした生徒でにぎわいます。生徒が足を運びやすいように設計、配置されたそう。授業時間以外にも丁寧に質問に答えてくださる先生方は、私たちにとって心強い支えとなっています。

お洒落なカフェテリア

新校舎「テレサ館」の1階にできたカフェテリア。オープンテラスもあり、開放感は抜群。パンやドリンクの販売機が常設されている他、ランチタイムには、コンビニエンスストアの商品の販売も。放課後にここで勉強する生徒もいます。

20分間のST(ショートタイム)

通常は50分授業ですが、集中力が最も高まる2時間目だけは、70分授業に。金曜のみ70分授業の代わりに50分授業とSTが行われ、漢字、英単語、計算、重要年代、文化史などの成績にも影響する小テストを受けます。行事の前には、準備の時間になることもあります。

セシリア生だけが通えるバレエスクール「聖セシリアバレエスタジオ」

敷地内にある広々とした明るいスタジオは、クッション素材の床に2面の壁が鏡張りという本格派。講師は高い芸術性で定評のある「(財)井上バレエ団」からお招きし、ハイレベルなレッスンが行われています。

座談会:校長先生×保護者

青柳勝校長

  • Aさん
    高1に長女が在籍
  • Bさん
    高3に長女が在籍
  • Cさん
    中2に長女が在籍

■「与えられる喜びよりも与える喜びを感じる心を育てたい」-青柳校長

「思いやりの心」こそが自己の可能性と豊かな人間性を築きあげます。

この学校を選んだ理由

Bさん 私自身聖セシリアの卒業生です。社会人になった時、常識、学力、礼儀などが聖セシリアでの学校生活の中で自然と培われていたことに気づき、娘もこの学校に入れたいと、ずっと思っていました。ですから娘から「お母さんのような女性になりたいから、聖セシリアに通いたい」と聞いた時は、とてもうれしく感じました。
Aさん 見学の時、清楚なお嬢さんが多く先生や来客者にきちんと挨拶をしていたことや、先生と生徒の関係がとても素敵で、勉強以外のことも相談できる校風を感じました。また校内は緑が多く、野生のタヌキが住みつく程。人間として大きく成長する10代に最適な環境だと思いました。
Cさん 本人の強い希望でこちらを選びました。娘は電車の中で時々出会うこちらの生徒さんを見て「私もあんなお姉さんになりたい」と憧れを抱いていて。またすべての学習の基礎となる読書指導にも力を入れていることも気に入った点です。

学校生活を通して築く信頼関係と新たな自分を発見する喜び

青柳校長 聖セシリアでは、放課後の部活動をLT(Living Together )と称し、クラブとフォーラムの2つの活動形態を設けています。中学は必修、高校では90%の生徒が参加しています。
Bさん 娘は吹奏楽部に入っています。聖セシリアは私が在学中と変わらず縦のつながりも強い校風で、いい意味での先輩後輩の関係が築かれています。そのおかげもあり、娘は目上の人に対する礼儀や正しい言葉づかいができるよう成長しました。
Aさん 音楽好きな娘はコーラス部とギター・マンドリン部に所属しています。授業の一環としてバレエやオペラなどの芸術鑑賞会があり、本物に触れる機会を大切にしています。校内の廊下には自由に弾けるグランドピアノもあります。そのため、この学校で過ごす6年間で芸術に興味を抱き、その道へ進む生徒も多いそうです。
青柳校長 芸術教育に定評のあるわが校では、アートフォーラム(美術部)の活動も盛んです。油絵や模写を描いたり、立体作品を造ったりしていますが、大きな作品を手掛けることもあります。アリーナ棟にあるルーヴルレッドの壁はアートフォーラムの生徒たちの申し出で、ルーヴル美術館の壁を参考に手掛けたもので、作品が一番映える色とされているそうです。
Cさん 娘はテニス部とテレサ会に所属しています。テレサ会とは週末や祝日に老人施設を訪問し、洗濯物をたたむお手伝いやそこで生活をしている方とお話しをする、ボランティア活動です。自分が誰かに必要とされ、それが他の人から感謝されるという実感は娘の元気の源となっているようで、宿題やテニス部の練習でクタクタなはずなのに、週末のテレサ会にも積極的に参加しています。

学校行事を経験して健やかに育まれていく心と力

Bさん 毎年5月に行われる「青葉祭」は、食べ物や手作り品の出店が所狭しと並ぶにぎやかな行事で、小さい子からお年寄りまで地域の方々もたくさん来場して下さいます。親も準備段階から学校行事に関わります。
Aさん 体育祭や球技大会などすべての学校行事は、生徒の自主性を重んじながら先生も一緒に取り組んで下さるので安心です。
Cさん LHR活動は「手話講座」や「老人ホームでの奉仕活動」などに取り組みます。LHRや人と人とが互いに認め合い、共に生きていくことが大切だということを学ぶ宗教の授業を通して、生徒たちには思いやりの心や実践力が育まれていきます。
Bさん 先日娘が街中で重そうな荷物を抱えているお年寄りに声をかけ、荷物を持ってあげていました。私が褒めると、娘は「当たり前のことをしただけだよ」と照れながら話していました。
青柳校長 学校行事は「もう一つの学びの場」として位置づけ、楽しみながら自主性や豊かな心を育んでいます。また福祉活動や宗教の授業を土台として、学校生活の中で「与えることは得ること」を学びます。生徒たちには「与える喜びを感じる心」を育んで欲しいと思っています。

広がる将来の夢

青柳校長 中3の後半からは進路指導「キャリアガイダンス」が始まります。これは自らの10年先、20年先を見据えた進路決定ができるよう、能力や適性を知り、担任や進路指導教師と一緒に生き方を考える時間です。オリジナルテキストを使用し、中学では数回、高校からは週1時間の授業としてカリキュラムに組み込んでいます。
Bさん 将来について真剣に考える時間を多く持ち、先生方からアドバイスも受けて美大を志望することにしました。本気で「夢」と向きあう娘の凛々しい姿を見て、頼もしく思います。
Aさん 環境について勉強したいようで、現在は理系志望です。「キャリアガイダンス」で諦めずに挑戦する姿勢も学び、就きたい職業や学びたい学問分野を必死に探究しています。
青柳校長 生きる意味や学ぶ意義について考える時間を大切にするわが校。自分を深く知り、心と身体をバランスよく育てることは、これからの人生をより豊かで輝かしいものにしてくれるでしょう。

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