昭和女子大学附属 昭和中学校・昭和高等学校

「世の光」となるために実践される昭和スタイル

中学の入学式にプレゼントされる昭和伝統の赤いベレー帽をかぶり、記念写真に収まった新入生。今日から昭和学園の一員に。「清き気品」「篤き至誠」「高き識見」を校訓三則とした伝統ある昭和の全人教育、それが「昭和スタイル」。日常のいたるところで実践される全人教育によって、思いやり、責任感、指導力、礼儀、そして奉仕の心が養われ、6年後、生徒たちは「世の光」となって巣立っていきます。
所在地 東京都世田谷区太子堂1-7
電話番号 03-3411-5115
アクセス 三軒茶屋駅より徒歩約7分
HP http://jhs.swu.ac.jp/
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高校からの入学なし
帰国子女枠なし
学期制2学期
外国人教師8名
プールあり(屋内)
宗教なし
制服あり
スクールバスなし
学食
(カフェテリア)
なし
パン・お弁当の
販売
あり
海外研修中2アメリカ・ボストン(全員)  
高1~高3イギリス(希望者)
語学研修なし
公開行事オープンスクール(11月)
入試報告会(2013年度 受験生向け・2月)
体験授業・入試問題解説授業(9月、11月、12月)
コーラスコンクール(6月)
体育祭(9月)
昭和祭(11月)
私の研究全校発表会(3月)
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2011年◆成長を実感する学寮研修。
人との交わりの中で豊かな心、人間性を育てる

 建学の精神に掲げられる「世の光となろう」。これは、大きな太陽でなくてもいい、ろうそくのような小さな光でよいから隣の人を照らす、つまりそばにいる人に真心を尽くそうという意味です。「世の光となる」ために行われる「全人教育」は、授業中はもちろん、日常生活や行事など、あらゆる場面で実践されており、その代表的な活動のひとつに挙げられるのが「学寮研修」です。これは、中1から高2までが、学年ごとに神奈川県と千葉県にある本校所有の研修施設に春または秋に訪れ、4泊5日の共同生活を行い様々な学びを体験するものです。
 1年生の林間学寮は、5月に行います。入学間もない時期に、新しい友達を作るとともに、挨拶や基本的な社会生活のルールも身につけます。寮内での食事の時間はマナーの勉強。「配膳の仕方、お箸の持ち方、お魚の食べ方、食事中にふさわしい会話の内容や声の大きさに至るまで丁寧に指導します」と話す1年学年主任の佐藤先生。「大人になる前に知ってよかったことばかりです」「自分では気づかないうちに他の人に不快感を与えていることがあるんですね」「5分前行動をすることで、みんなが気持ちよくすごせるんですよ」と、自ら気付き、視野を広げる生徒たち。さらに、豊かな自然環境を活用した課外授業は生徒たちの心も成長させます。富士山を望む緑豊かな自然の中で目隠しをしてロープをつたい、感覚だけで山中を歩いたり、自生する竹に耳を押し当てて水を吸い上げる音を聞いたりします。貴重な体験のあとは、研ぎ澄まされた感性のままに短歌を詠み、素直な自分の感動を記録として残します。お茶摘みや野菜の苗植えを行う「労作」、地形を書き表したり自然観察を行う「地理」や「理科」、「体育」としてスポーツ大会も行われ、机上では学べない貴重な体験は知力となってすべて吸収されていきます。
 そして2年後の秋。3年生となった生徒たちが再びこの地を訪れるときには、学寮生活の運営にも関わるようになっており、入学直後のあどけなかった笑顔は、優しさと自信に満ちたすばらしい笑顔に成長しています。

2010年◆感謝音楽祭

 今年で45回目を迎えた「感謝音楽祭」。生徒たちが両親、祖父母、恩師など日頃お世話になっている方々を「人見記念講堂」に招待し、感謝の気持ちをプレゼントするもので、昭和祭、体育祭と並ぶ3大行事の1つです。中・高生という多感期に「ありがとう」の気持ちを素直に伝えるこの行事は、大人になっても相手に感謝する心をもち、伝えることができる、すなわち豊かな人間性を築いていく教育=全人教育に繋がっています。当日会場は、生徒たちの成長した姿に喜ぶ方たちで、ほぼ満席となりました。
「感謝音楽祭」で合唱する曲は1学年1曲。曲は一週間前に行われた「校内コーラスコンクール」の課題曲で、約250名の同学年の生徒たちが一斉に舞台に立ちます。クラス全員が団結し完成させた課題曲に、今度は学年全員が心をひとつにし、感謝の気持ちを込めて歌います。
 同校では、3年に一度、プロのオーケストラを招く特別年度を設けています。その特別年度にあたる本年のゲストは、東京ハルモニア室内オーケストラ。その素晴らしい演奏に合わせて、中3~高2の生徒たちが合唱をします。この大きな経験に皆緊張しながらも堂々と歌うその姿からは、凛々しさを感じました。また高3の生徒たちは、入学式や日常生活などで歌う、昭和オリジナルの学園歌を「学園歌メドレー」として編曲し、合唱しました。学校に新しい風を吹き込みたい、歌い継がれる歌を残したいとの思いから、生徒たちが知恵を出し合い、編曲活動を進めたそうです。音楽に親しみ、表現する力や考える力を伸ばす音楽の授業が生徒たちの基盤となっているようです。「歌を通して学校生活を振り返る中で、改めて両親や先生に感謝の気持ちを抱くようになりました」と語る生徒も。
 そして、企画から運営、準備に至るまで異学年が力を合わせ、生徒主導で行われることも「感謝音楽祭」の特長です。音響や照明などの裏方作業は、毎年高1、2年生が担当し、下級生は上級生を見習い、上級生は優しくアドバイスをします。この姿勢は思いやりや協調性、責任感を育てる「朋友班活動」が土壌となっているそうです。
 表舞台からも裏舞台からも昭和の「全人教育」を感じる、素敵な「感謝音楽祭」でした。

2009年◆国際人を育てる昭和の英語教育

 05年から07年までの3年間、文部科学省からSELHi(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)の指定を受けていた昭和高校。そのSELHi研究の成果に基づき、同校では、中学校から独自の長期英語教育プログラムを導入し、積極的にコミュニケーションのとれる国際人育成のために、「使える英語」の教育に力を入れています。
 「使える英語」の習得には、中学での学習基盤が不可欠です。中学での3年間の英語学習には「ザ・ボストン・ミッション」があり、中2での「ボストン研修」を軸に展開されます。この研修が行われるのはアメリカキャンパス「昭和ボストン校」。日本語や日本文化を学ぶアメリカ人も通っているキャンパス内の寮に10日間滞在し、現地交流校との合同授業、アメリカ人家族との交流、美術館見学など、語学だけでなく、文化や歴史も併せて体得します。この前段階として中1からアメリカや世界の文化を研究、そして中3では研修で学んだことを英語でスピーチするという、総合的な学力向上カリキュラムが組まれています。この一連の「ザ・ボストン・ミッション」を終え、「英語が話せるってすばらしい」「もっと上達し、英語でコミュニケーションがとれるようになりたい」と学習意欲満々で迎える高校生活のスタート時。待ち受けているSELHi研究の成果に基づくカリキュラムが、生徒たちの向上心を一層刺激します。
 昭和高校で週2回行われるオーラルコミュニケーションの授業を取材しました。この日は、まさに「ボストン」をテーマにした会話が展開。授業の目的はテーマに沿ったスピーチができるようになること。ボストンの街の様子を「どんな感じ?」「どんな街だった?」と、先生は同じ意図の質問を幾通りもの英文で質問します。生きた英語をシャワーのように浴び、答えていくことで、耳が育ちボキャブラリーが増え、英語でのコミュニケーション能力が育っていきます。授業ではスピーチの組み立て方を学びます。まずは、自分のスピーチのキーワードとなる「単語」をノートにできるだけ多く書き込んでいきます。単語にこだわるのは、英文を書いてしまうと、頭の中で考えた日本語を英訳し、それを読むことになってしまうから。こうした訓練の積み重ねで、「英語で考える力」を養います。中学で思い描いた夢が現実となるには、もう一息です。

2008年◆ボストン研修

 昭和女子大学附属昭和中学校では2年生全員がアメリカの昭和ボストンで行われる12日間の海外研修に参加します。この研修を海外での生活体験だけに終わらせないために組まれているのが、中学3年間を通して継続的に学習していく「研修プログラム」です。
 中1では貨幣や数量の単位、歴史、美術など、様々な教科でボストンについて学び、中2では実践的な英会話に加え、「美術」「歴史」「学校生活」「消費生活」というテーマの中から自分の興味のあるものを選択し、研究活動を行います。そして中2の3月に、ボストンへ。英語学習と同時に、各自が現地校の学生にアンケ-トを取ったり、街頭でインタビュ-するなどして、自分の研究を検証していきます。
 中3はいよいよ最終段階。研究についてまとめ、それぞれのクラスで一人ひとりが英語でプレゼンテ-ションをします。その中からクラス代表に選ばれた生徒たちが、中3全員の前でプレゼンを行う「Final Presentations」を見学しました。
  進行はすべてネイティブの先生が行います。発表は「Japanese Art」「American & Japanese Lunch」「Ancient Egypt」などさまざま。何について調べたのか、現地でどんなことを行ったのか、それによって何が分かったのか。ポイントを明確に絞り、自分なりの結論を導き出していました。パワーポイントを用い視覚的にわかりやすくまとめて発表する生徒もいます。同校では日頃から人前で自分の意見を発表する機会を多く設けていますが、その成果がこの発表にも生かされ、どの子も堂々と流暢な英語で発表していました。ボストン研修の時期を、英語力のつたない中2の3月としたことで、ほとんどの生徒が「もっと自分の思いを伝えたかった」「思うように話せず悔しかった」と感じて、帰国後は今まで以上に真剣に英語学習に取り組むようになり、ネイティブの先生のもとを休み時間や放課後に訪れ、英語で積極的に話そうとする姿もよく見られるそうです。
 「国際的な視野で考えて行動できる人を育てる」。これは昭和の教育目標のひとつです。中学ではボストン研修が英語と各教科学習の中心に置かれ、高校では、英単語2000語、基礎英文法を繰り返し学習し、「読む・書く力」を確実に身につけます。「総合的な学習の時間」には、外国人教師と日本人教師が一緒になって、英語劇、歌、ニュース報道の基礎を指導し、「聞く・話す力」をより一層高めていきます。このような環境で6年間学ぶ生徒たち。卒業後は、国際的な舞台で活躍する人も少なくありません。

私たちがこの学校を紹介します!

Aさん 中学3年生(陸上部)

部活動は陸上部、好きな教科は美術と体育です。将来は外国で音楽に関わる仕事をしたいので、英語にも興味があります。ボストンでの研修は本当に楽しかったです!昭和での毎日はいろいろなところに楽しみがいっぱいです。

インターナショナルな気分が味わえるイングリッシュルーム

ネイティブの先生が常駐している部屋で、おしゃべりやゲームを楽しみながら生きた英語に触れられます。英語以外にもスペイン語やフランス語の資料も置いてあります。壁に飾ってある写真を見ていると、またボストンに行きたいな、と懐かしく感じます。

350円でボリューム満点!大学の学食のお弁当が人気

40分間のお昼休みには、友達とお弁当を食べながらジャニーズの話なんかをしています(笑)。昭和では手作りパンの販売のほかに、事前に予約すれば、同じ敷地内にある大学の学生食堂のお弁当が350円で食べられます!サービスデーにはデザートもつくので、その日を狙って注文する子も。

全31の部活動で青春を謳歌しています

全生徒が部活動に所属しています。両立は大変ですが、好きなことに集中できるので、勉強も頑張ろうという気になれます。私は陸上部で、短距離と走り幅跳びを専門としています。昭和のグラウンドは全面人工芝!ゴルフ部は大学の施設で練習するなど、どの部も練習環境に恵まれていると思います。

詰め込みではない、自分で考える授業

どの教科も覚えるだけでなく、コミュニケーション能力を養ったり、論理的に考える取り組みが多いのが昭和の授業の特徴だと思います。例えば国語は、考えを文章で表す機会が小学校時代よりぐっと増えて、最近では文章力がアップしたと感じます。

継続は力です!毎朝15分の朝礼の時間

毎朝8時から15分間の朝礼があり、朝の読書、全校朝礼、感話、モーニングストレッチ、English Dayと、曜日ごとに取り組みが異なります。「感話」は自分の体験や感じたことを文章にまとめて、クラスでスピーチをするもの。最近人前で話すことに緊張しなくなってきたのは、ずっと続けているおかげだと思います。

座談会:校長先生×保護者

大泉章子校長

  • Aさん
    高2に長女が在籍
  • Bさん
    中2に長女が在籍
  • Cさん
    高3に長女、中3に次女が在籍

■「グローバルな視野と人間力。これからの女性に最も大切なものです」
-大泉校長

豊かな人間性の育成、そして夢の実現のための学力の定着、向上。国際社会に通じる見識と広い視野。そんな理想の教育が6年間を通して確実に行われている昭和。その根底にあるのは、先輩が、先生方が、常に誇りと優しさを持って努力する姿が導く「真の伝統教育」です。

「全人教育」で人格を育成する

大泉校長 わが校の「全人教育」は「豊かな人間性を築いていくための、本校ならではの教育活動」です。その要となる活動のひとつが「朋友班活動」。これは1年生から6年生までの生徒を縦割りにして36の班に分け、毎日15分間の学園内の美化活動やレクリエーションなどを一緒に行うというものです。人のために尽くし、感謝の心を持ち、さらに指導力を養うための活動で、昭和21年から続いている伝統ある取り組みです。
Bさん 縦割りというのが素晴らしいですね。同じ班の先輩方の言動、立ち居振る舞い、考え方に後輩は憧れ、それを目指す。先輩は常に誇りを持って後輩の手本となる。本当に素晴らしい循環だと思います。帰宅後も楽しそうに朋友班の話や、その日あったことなどを話す素直な姿をみると、感謝の気持ちでいっぱいになります。
Cさん 私自身も卒業生ですが、よい伝統は受け継がれるものだと実感します。朋友班をはじめ、昭和では人間として、そして社会人としてどうあるべきかを常に教えていただきました。娘にも同じ教育を受けさせたいと思い、この学校を選びました。

ボストン研修が向学心や目的意識を育てる

Aさん 伝統的な人間教育と共に、「ザ・ボストン・ミッション」のように、これからの女性に必要な教育に力を入れてくださっているところもすばらしいと思います。
大泉校長 わが校はアメリカに「昭和ボストン」というキャンパスを所有しています。2年生全員が12日間にわたってここで英語漬けの生活を送ります。この海外研修は、単なる語学研修にとどまらず、1~2年生では準備研究を行い、ボストンの地理や歴史、文化など、いろいろな教科からアプローチして計画的に学ぶことも特徴で、グローバルな視野を持つことにも役立っています。また、海外に目を向けることで日本の良さを再認識し、日本語や文化を大切にする心も育みます。
Bさん うちの娘は今年度末のボストン研修を目標に、毎日欠かさず基礎英語を聞いています。学校内にも英語力を高めるさまざまな施設があるようで、こちらも利用させていただいています。
大泉校長 日常的に外国人教師とコミュニケーションが取れるEnglish Room、学園内に併設されたBritish Schoolとの交流をはじめ、生きた英語を身につける環境が整っているところも昭和の特徴ですから大いに活用していただきたいです。ザ・ボストン・ミッションは英語力はもちろん、全人教育の一環として、グローバルな視野で自らが発信し行動する女性を育てるための重要なカリキュラムです。

個性的なカリキュラムで知識を深める

Aさん 先生方もとてもステキで、いつも子どもたちのことを考えてくださっていると感じます。娘が活用している自習ノートは、宿題のほかに自主学習したものを先生に提出して、分からないところを解説してもらえるものですが、提出したその日に、とても細かく丁寧に解説が書かれたノートを戻してくださるんです。先生のご苦労は大変なものですよね。親子ともどもいつも感激しています。
Cさん 総合的な力も育成していただいていると思います。中でも私が感激したのは「私の研究」。国語力をはじめ、各教科の学習を、詰め込みではなくとことん考えさせてくださり、先生方がいつも見守り、必要に応じて助言をくださるという姿勢が感じられます。
大泉校長 大切なのは、丸暗記ではなく、学習した内容をどう応用して自分の力にするかです。「私の研究」は、自分が何に興味があるのかを考えるところから始まり、選んだテーマを1年かけて調べ学習しますから、総合的な能力が身に付き、社会に出てからも役立ったという卒業生の声をよく聞くのはうれしい限りです。
Aさん 娘は、この研究内容を人見記念講堂で発表する機会を頂きました。でも初めは「人前で話すなんて絶対ムリ!」と、困惑していたのですが、先生方の励ましやサポートのおかげで無事発表できたようです。当日、帰宅後の第一声が「楽しかったぁ!またやりたい!」だったのにはびっくりするやら、うれしいやらで。
Cさん 五修生制度も昭和ならではですね。中高6年間の学習課程を5年間で修了するので、娘は特に数学の予習をしっかりしないと追いつけなくなる!と、いつも必死でした。
大泉校長 5年生まで頑張った分、6年生(高3)の1年間は、自分の進路をしっかりと見据えながら学習を深めることができるのが最大のメリットです。他校の同学年の生徒より1年早く昭和女子大学での生活が始められるので、就職活動や大学院進学にもゆとりをもって臨むことができます。また、他大学進学のための受験勉強に励む生徒もいます。多様な進路選択が可能なメリットも最大限に生かしながら、世の光となる女性を育成していきます。

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