実践女子学園中学校高等学校

「品格 高雅 自立 自営」の女子教育

閑静な文教地区に緑豊かな2万5千平方メートルのキャンパスを誇る実践女子学園。明治32年、女子教育の先駆者である下田歌子先生によって創立された同校は、「品格、高雅、自立、自営」を建学の精神に掲げ、「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」を中高の教育方針としています。女子教育の伝統を継承しながらも高い学力と社会に貢献できる力を養います。
所在地 東京都渋谷区東1-1-11
電話番号 03-3409-1771
アクセス 渋谷駅より徒歩約10分
表参道駅より徒歩約12分
HP http://www.jissen.ac.jp/chuko/
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高校からの入学なし
帰国子女枠あり
学期制2学期
外国人教師9名
プールなし
宗教なし
制服あり
スクールバスなし
学食
(カフェテリア)
あり
パン・お弁当の
販売
あり
海外研修中3 ハワイ、マウイ(希望者) 
高1~高3 ハワイ、マウイ、ニュージーランド、オーストラリア(希望者)
語学研修なし
公開行事文化祭(10月)
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2011年◆真の国際人を育成するグローバルスタディーズクラス

 「世界を舞台に社会貢献できる真の国際人に」。2008年に設立されたグローバルスタディーズクラス(GSC)は、中学入学前に英検4級以上の英語力を身につけた生徒を対象に、1学年40人という少人数でハイレベルな英語教育を行っています。「クラスの2/3の生徒が海外での生活経験があり、そのうち約3割が日本の学校に初めて通う生徒です。生徒たちの多様な英語歴に対応するため、英語の授業は1クラスを3つの習熟度別レベルに分けています」と話す中等教育研究室長の松下寿久先生。GSCは6年間クラス替えが行われませんが、委員会や部活動を通してSJC(スタンダード実践クラス)の生徒とも交流を深めます。
 取材したのは英検2級以上の英語力を持つ生徒を対象とした、中1・Aクラスの「reading &writing 」の授業。「養子制度について」という難しいテーマの長文読解でしたが、担当のレオン先生の後に続いてよどみなく音読する生徒たち。ペアワークでの会話も途切れることなく、テンポ良く展開されていました。reading&writing の授業はネイティブ教師による英語だけの環境で進められますが、文法の授業は日本人教師が指導を行い、中学3年間でより知的レベルの高い正しい英語の使い方を習得します。「今までニュアンスで英語を話していましたが、正確な文法を理解することでより上達しました」と話す帰国生の大塚さん(中3)。GSCでは音楽や美術の授業も英語で行いますから、週に8時間は英語に触れる環境となります。
 さらに、設立当初から中国での女子教育の普及を願い、中国人留学生を受け入れてきた学園の歴史と、今後の国際社会における中国語の必要性をふまえて、中学では中国語を必修科目としています。ネイティブ教師による授業を中1で週2時間、中2からは週1時間行い、中学3年間で「聴く、話す、読む、書く」の基本を習得。英語力を高めるとともに、第2外国語として中国語を身につけることで、多様な文化を受け入れる視野の広さと豊かな国際感覚を養います。

私たちがこの学校を紹介します!

Aさん 中学3年生

父の仕事の関係で中国に9年間住み、インターナショナルスクールに通っていました。今はGSCで英語力をさらに磨いています。中学の風儀委員長、華道部部長を務め、卓球部にも所属しているのでとても忙しい毎日です。

日本の女性としての立ち居振る舞いを学ぶ日本文化実習室

中1と高3の礼法の授業が行われます。広い和室にはお香がたかれ、心が落ち着きます。お辞儀の仕方、座布団の使い方といった所作を学ぶだけでなく、相手を思いやる心や、コミュニケーションの取り方を教えていただけるので、以前よりは気配りができるようになったつもりです!

11万冊の蔵書45台のパソコンが整うメディアセンター

図書室、学習コーナー、ビデオ、DVDの視聴ができる総合施設です。私がよく利用するのは洋書原書が置かれているコーナー。朝読書の時間に読む本探しや、リーディングジャーナル(読書記録)の課題をする時にも役立ちます。

かっぽう着と三角巾は実践の伝統

掃除当番はかっぽう着と三角巾を身に着けて掃除をするのが実践流。掃除はトイレ以外すべて自分たちの手で行います。かっぽう着はほかにも調理実習や理科の実験の時にも使うので、全部で3着持っています。

都心では珍しい土のグラウンド

広々とした土のグラウンドは学校の自慢です。中学生の運動会、高校生の球技大会の本番前になると、朝と放課後に多くの生徒が練習に励みます。

ガールズトークも弾むカフェテリア

ランチタイムにカフェテリアを利用できるのは高校生のみ。中学生の昼食は教室でお弁当と決まっているので、ここは友達との交流の場として放課後に利用しています。私のおすすめはガトーショコラ。季節によって変わるデザートも数種類あり、週に2、3回は食べています。

座談会:校長先生×保護者

嶋野恵子校長

  • Aさん
    高3にお嬢さんが在籍
  • Bさん
    高2にお嬢さんが在籍
  • Cさん
    高2にお嬢さんが在籍

■「25年後の生き方をともに創っていきたい」-嶋野校長

本校が目指すキャリア教育は、仕事と家庭を両立しうる高い社会的なスキルの獲得と25年後も高いステージで活躍できる女性の育成です。「生徒の25年後の生き方に責任を持つ」という覚悟で、知力と学力の育成に取り組んでいます。

日本の伝統文化から学ぶ品格

Aさん 中1では週1回、放課後に華道・茶道・箏曲・仕舞・和装着付けの中からひとつ選ぶ「日本文化実習」の活動が必修になっていたり、お辞儀の仕方をきちんと教えてくださったり、日本の伝統を大切にしてくださるのは、娘にとって大変良かったと思います。
Cさん 行事の際に見る生徒のお辞儀はとても美しく、いつも感激しています。
嶋野校長 礼法の授業は中1と高3で行いますが、大切なのは日々の生活で活かすことだと思っています。目上の方に対して「ごめんなさい」ではなく「失礼しました」という言葉がすんなり出るなど、普段の何気ない場面でも礼儀を大切にするよう、教師一同、指導しています。生徒は口うるさいなと思うでしょうが(笑)、「就職活動や社会に出てから役立った」と実感する卒業生が多いようです。

観る、聴く、感じる心を鍛える「感性表現教育」

Bさん 合唱コンクールなどの行事では、クラスの仲間同士で意見がなかなかまとまらないくらい気合いが入るそうですね。
嶋野校長 合唱コンクールは本番を迎えるまでの道のりが大事なんです。皆、真剣に取り組むがゆえに意見が対立することもありますが、その困難を乗り越えて合唱が生まれ、そして、みんなキラキラした表情で本番を迎えます。己の言い分をおさえて団結することの大切さを学んだり、自分がイニシアチブを取る時のプレゼン方法を学んだり、自分で考え工夫して物事に取り組む力を養うことは、非常に大切なことです。
Cさん 国語の句会も素晴らしいですね。名前を伏せた上で一人一人の俳句を先生が詠み上げて生徒が投票するそうですが、普段は控えめな生徒がユニークな表現をするなど、意外な一面が見えるそうですね。
嶋野校長 「宿題もアイスと一緒に溶けてくれ」のように、とても面白い句を詠む生徒もいます(笑)。本校の教育の柱のひとつである「感性表現教育」は、授業、部活動、行事など普段の活動すべてが「感動」の場であるという考えのもとに行われています。自分の価値観をフラットにして、相手を受け入れる姿勢を大切にすることで、「観る力」、「聴く力」、「感じる力」が高まり、やがて優れた判断力を持った女性に成長していきます。

生徒のニーズに応える学習指導とキャリア教育

Bさん 最近では大学受験に向けた希望制の講座がさらに充実していますね。放課後や早朝の講座では、少人数でも希望があれば講座を開き、授業でフォローしきれない演習問題の講座なども開いてくださるとか。
嶋野校長 一人一人が希望する大学へ合格することが、私たちの願いですから。実践女子大学・短期大学の併設大学がありますが、近年では生徒が目指す進路が多様化しているため、併設大学への進学は2割程度です。他大学受験のニーズが高まればカリキュラムも変えなければいけない。生徒を中心に据えたサポート体制を整えていければと思っています。
Aさん 娘はいよいよ受験という年ですが、「学校の授業と講座をしっかりやっていれば大丈夫」と言っています。それだけ学校の指導が充実しているということですね。進路指導も熱心に取り組んでくださっていると感じます。
嶋野校長 本校では仕事と家庭を両立しながら活躍できる女性の育成を目指しています。そのためには「女性が家庭を持っても働きやすい職種」について知ることが大切です。身近な方の職業調べを行い、全生徒のレポートを展示することで多くの職種に触れ、そして、様々な業界で活躍するスペシャリストから話を聞く機会をたくさん設けることで、将来の夢にそった学部、学校選択をする判断力を身につけていきます。
Bさん この学校が寛大だと感じるのは、併設大学の内定をいただいた後でも他大学受験に挑戦できる制度があることです。娘が推薦を頂けるレベルに到達するか分かりませんが(笑)。実践女子大学の切符を持ちながら他大学受験できるのは、大きな自信になります。
嶋野校長 2014年にはこの渋谷のキャンパスに大学・短大の文系の学部・学科が戻ってくるので、より充実した施設となります。中高・大学の連携教育も促進され、幅広い学習を提供できるという点でも魅力を感じてもらえるのではないでしょうか。創立120周年整備事業として、今学園全体が生まれ変わろうとしている時ですが、今後も、女子教育のさらなる充実を図り、「生徒の25年後の生き方」に責任をもつという覚悟で教育に携わっていけたらと思います。

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