国士舘中学校・高等学校

心の在り方を学び、生きる力を育む教育

誠意、勤労、見識、気魂を重んじる建学の精神に基づき、新しい時代、グローバル社会に通用する力の育成を目指す国士舘。柔道・剣道などの武道を中心に、書道・道徳をリンクさせ、礼儀作法、倫理観、道徳観などを養う人間教育を行います。伝統のある大学附属校としてゆとりある教育が行われながらも、学力はしっかりと向上させ、他校への受験指導もしっかりバックアップ。進学校としても着実に実績を上げています。
所在地 東京都世田谷区若林4-32-1
電話番号 03-5481-3114
アクセス 松陰神社前駅より徒歩約6分
梅ヶ丘駅より徒歩約13分
HP http://jhs.kokushikan.ed.jp/
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高校からの入学あり
帰国子女枠あり
学期制2学期
外国人教師1名
プールなし( 2012年10月に室内プール完成予定)
宗教なし
制服あり
スクールバスなし
学食
(カフェテリア)
あり
パン・お弁当の
販売
あり
海外研修中2~高2オーストラリア(希望者)
語学研修なし
公開行事体育祭(9月)
秋楓祭(11月)
校内言道(弁論)大会(12月)
武道大会(1月)
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2011年◆豊かな情操の芽を育てる「春の視聴覚教室」

 さまざまな体験学習を通して、豊かな情操を養うことを目的とする「春の視聴覚教室」。毎年6月に行われ、中1と中3は国立劇場で歌舞伎、中2は国立能楽堂で能と狂言を鑑賞します。鑑賞前の事前学習として、中2と中3は「紹介パンフレット集」をクラスごとに作成します。2011年の歌舞伎の演目は「義経千本桜」。義太夫狂言の三大傑作のひとつと言われる名作です。紹介パンフレットの内容は、生徒たちの好奇心の結晶。作品のあらすじはもちろん、歌舞伎・狂言とはどんなものか、源平合戦や義経について、さらにこれが描かれた江戸時代中期の庶民文化など、興味はあらゆる方面に向けられます。イラストや図も用いながら作成されたパンフレットは、生徒たちの個性が光る素晴らしい出来栄えです。中1の生徒には、3年生が作成したパンフレットが配られます。
 いよいよ視聴覚教室当日。会場内での立ち居振る舞いや鑑賞の際のマナーなどはしっかり頭に入っています。実際に目にした舞台は、回り舞台、花道などがあり、柝(き)やツケ等の拍子木、長唄(唄、三味線、囃子)や義太夫(太夫、三味線)の演奏など、すべてが事前学習の通りで、知識を確かな手ごたえとして感じます。そして何より、役者が力の限り演じる舞台に圧倒される生徒たち。机上の学習だけでは味わえない「本物」に触れた感動が伝わってきます。台詞は、中学生が理解するにはやや難しくも感じられますが、事前学習の効果が発揮され、楽しみながら観ることができたようで「立廻りの機敏な動きや見得は予想以上に素晴らしかった」「この時代に、昔の人が作った芝居が残っているのをうれしく感じました」との感動の声が多く聞かれました。
 「パンフレット集は、国語の授業でも触れますが、主に放課後や家庭での自主学習で完成させます。生徒たちには自主学習の楽しさ、素晴らしさを知り、社会人になっても自発的に学び、行動できる人間になってほしい」と話す国語科の綿貫先生。生徒たちの感性を磨き、興味の幅を広げる貴重な体験学習です。

2010年◆協調性を養う北海道への移動教室

 東急世田谷線 松陰神社前駅から徒歩6分、閑静な地に国士舘中学校は位置します。各学年2クラス、1学年80名程度の少人数教育を実践。担任は基本的に3年間もちあがるので、生徒一人ひとりの性格を把握しながら、生活面、学業面をサポートしています。学校の教育理念は「生きる力を養う」こと。「社会に出たときに必要なのは協調性とコミュニケーション能力。それがあってこそ、人の上にたてる人間になるのです。人の痛みを知り、どんな試練も自分に与えられた必要なことだと感じて生きていって欲しい。そして目上の人には礼を尽くすことも大切です」と語るのは教頭の山本先生。礼儀作法や倫理観、道徳観を養うため武道を取り入れ、「礼に始まり、礼に終わる」の言葉通り、挨拶や言葉遣いについてもしっかり指導。学校を訪ねると気持ちのよい「こんにちは」の声がどの生徒からも聞こえてきます。
 行事が多いのも同校の特徴です。中でも中3の生徒が心待ちにしているのが、9月に行われる3泊4日の移動教室(北海道)。毎年、おそろいのTシャツを着て現地に向かいます。どんなデザインのTシャツにするか生徒達で話し合い、悩んだ結果、今年は背中に大きく「Rentai Sekinin」(連帯責任)の文字を。友達の失敗も自分の責任、そして喜びもみなで分かち合う、国士舘のカラーがよく表れた言葉に先生方も思わず笑ってしまったそう。現地ではアイヌ民族資料館での異文化体験、旭川動物園での動物見学、そしてラフティングやカヌー、マウンテンバイク、ジャガイモ掘りなどで広大な自然と触れ合います。ラフティングやカヌーに必要なのは協調性。心を合わせて同じ方向に進むのはなかなか難しく、時間をかけて息を合わせます。然別湖で行われるのはナイトウォッチング。外灯一つない場所で空を見上げれば、満天の星空。天の川や飛び交う人工衛星を目にし、思わず息をのむ生徒達。ネイチャーセンターのスタッフの指導を受け、グループごとにサケのちゃんちゃん焼きの調理にもチャレンジします。寝食を共にし、お互いを思いやりながら過ごした4日間。絆はより一層深まり、秋に行われる体育祭、文化祭は大いに盛り上がるようです。

2009年◆仲間意識芽生えるオリエンテーション

 「自分たちで考え、仲間と協力することを学んだ3日間でした。国士舘が大好きになり、これから始まる学校生活が楽しみです」
 入学してすぐ、中学1年生は、まだ雪の残る白樺湖へ2泊3日のオリエンテーションに出かけました。先ほどの言葉は、帰ってきたばかりの女子生徒から。
 このプログラムは、友達同士の親睦を深めること、社会に出たときにリーダーシップのとれる人間となれるよう、自分たちで考え主体的に行動することを目的としています。
 親睦を深めるためには、まずお互いの名前を覚えること。初日の講義で行われる「名前テスト」では、学年全員の顔写真が入っているプリントに、それぞれが名前を書き入れます。生徒たちは照れながらも、お互いに自己紹介を交えて話しかけたりと、コミュニケーションをもちます。また、「舘歌」と呼ばれる歴史ある校歌を学ぶ時間では、大きな声で歌うことの大切さ、詩の意味、学校の歴史などを考えることで、国士舘の生徒であるという誇りと愛校心が芽生えます。
 オリエンテーションのプログラムはこの他、和紙作り体験、ハイキング、ダッチオーブンを使った調理など、楽しいものばかり。中でも生徒たちの思い出に残っているのは、大自然の中での飯ごう炊さんだとか。3人1組で20班に分かれて、調理開始。まず、苦労するのは火おこしです。新聞紙や枝、炭などの材料はどうすれば勢いよく燃え続けるのか?「空気が入らなければ燃えないよ」「じゃ、組み立て方を工夫しよう」そんな会話をしながら各班員が協力し、自分たちで考えながら作業を進めていきます。出来上がったカレーをほお張りながら、どの班の生徒たちも、自分たちの作品が一番おいしい!と言わんばかりに目を輝かせています。そんな生徒たちを、先生方は、常にすぐそばで見守ってくれています。
 最後の講義は初日と同じ名前テストを行いますが、もちろん、すべての生徒が友達全員の名前を書けるようになっています。
 真のこころを持ち、主体的に行動できる人間を育成する国士舘の人間教育。新入生たちは、今、スタートラインを越え、まっすぐに走り始めました。

2008年◆書を通じて心を磨く

 中3の書写の授業で案内されたのは「書写・作法教室」という専用の和室。さぞかし静かに行われているだろうという予想とは違い、生徒の一人ひとりに力強く語りかける、書写専任の鈴木先生の躍動感ある授業に驚かされました。「ただ文字を書くのではなく、一本の線に命を吹き込む」という先生の言葉に聞き入り、一心に筆の動きを学びます。生徒たちは筆順を声に出して数えながら、宙に上げた腕を筆に見立てて、手のひらを使ってなめらかな筆先の動きを体得します。中3ともなると、大人のように体の大きな生徒もいますが、背筋をまっすぐに伸ばし、正座で真剣に筆を握る姿には、一つのことに向き合う心の平静や、集中力が鍛錬されていることがうかがえます。生命力がみなぎる個性豊かな文字に、「お手本どおりの文字を書くことよりも、むしろ失敗していい。失敗を経験した子どもは、そこから学んで大きく伸びていきますからね」と鈴木先生。
 「書写は楽しい。上達してきたと思います」と話すのは、剣道部の女子生徒。入学時には、全員が自分の名前入りの筆を手にするそうで、中学の3年間を通じて、道具に愛着を持って使うことや、礼儀作法も学ぶそうです。清掃にも労を惜しまず、教室を大切に使おうという生徒たちの心掛けで、書写・作法教室は14年間の使用にもかかわらず、ほとんど改修をする必要がないのだとか。
 美術、音楽、書写にそれぞれ専任の先生が常勤し、芸術系の指導に力を注いでいる国士舘。校内に飾られた数々の賞状からも、この教育が着実に実を結んでいることが分かります。全国区で好成績を上げている、柔道や剣道などの伝統的な武道をはじめ、文化系活動でも高い評価を得ています。武骨でいて温かみのある、頼もしい先生方の指導のもと、生徒たちが大きな安心感の中で伸びやかに成長している姿に、「目先ではない真の心づくり」を目指す国士舘の精神が表れていました。

私たちがこの学校を紹介します!

Aくん 中学3年生(テニス部)
Bさん 中学3年生(イラスト部)

小3から続けているテニスに燃えています。今はテニス部でキャプテンをしています。(Aくん)

4徳目「誠意、勤労、見識、気魄」に惹かれ、国士舘に入学しました。絵を描くことが大好きでイラスト部に入っています。マイブームは読書。今は星新一さんの本にハマってます。(Bさん)

44台のパソコンが並ぶ情報化PC教室

中3からは、インターネットや文章作成などパソコンの使い方を勉強します。1クラスの人数よりパソコンの台数の方がかなり多い、恵まれた環境です。(Aくん)

創立100周年記念事業の一環として改築する第二体育館

2012年10月に完成予定の地下3階、地上5階建ての複合施設には、温水プールやフィットネスセンター、アリーナの他、多目的フロアなどコミュニケーション施設があるそうで、完成がとても楽しみです。すべての施設を生徒が自由に利用でき、地域の方々にも開放するそうです。(Bさん)

国士舘生の8割が所属している部活動

僕が所属しているテニス部は、国士舘大学の校舎屋上にあるテニスコートで週3回練習しています。2011年度の世田谷区春季大会ではベスト8まで勝ち進みました。柔道部や剣道部の強さは全国的にも有名。オリンピック出場経験のある先輩もたくさんいます。(Aくん)

楽しく学べる授業

僕が一番好きな教科は英語。たくさんの国の文化や習慣を学んだり、単語ゲームをしたり…、授業はあっという間に終わってしまいます。どの教科も先生たちが楽しい授業をしてくださるおかげで、国士舘に入学してから好きな教科が増えました。(Aくん)

おしゃべりが弾むランチタイム

お昼休みは50分とやや長め。教室で先生と一緒にお弁当を食べます。おしゃべりしながらゆっくりお弁当を食べる生徒が多いけど、5分位で食べ終えて寝ている男子もいます(笑)。学食もありますが、中学生は教室で食べる生徒が多いようです。(Bさん)

座談会:校長先生×保護者

川野一成校長

  • Aさん
    中3に長女が在籍
  • Bさん
    中3に三男、高2に次男が在籍
  • Cさん
    高2に長女が在籍

■「愛情と情熱を持って生徒たちに接すること、を徹底しています」
-川野校長

何があっても生徒が大事、それが教育の原点です。そのために、教師たちは常日頃から生徒一人一人をよく見るとともに、いい意味での探りを常に入れています。見いだして、聞きだして、常に何ができるかを考え、「これは」と感じたらすぐに動く。それがわが校の教育方針です。

元気に挨拶!礼節を重んじる校風

川野校長 中高の6年間で、生徒たちには国士舘だからこそ体験できたという経験をたくさんしてもらいたいと思っています。国士舘らしさとは、つまり礼節を重んじ、人に対する慈愛の心を持つということです。そして礼節を守る基本である挨拶を大事にしています。
Aさん 学校見学に伺った時に、すれ違う先輩方がみんな挨拶してくださるのが、すごく気持ちよくて嬉しかったので、こちらの学校を第一志望にしました。教室も掃除が行き届いていてきれいでしたが、生徒さんが掃除すると伺って驚きました。
川野校長 元気がいい、礼節を重んずるという男子校時代の良さを残しつつ、しっかり勉強もする、いい意味での文武両道、男女平等の学校です。共学化してから15年、今はむしろ女子の方が元気がいいぐらいです(笑)。

学習面でのフォロー

川野校長 学習面では、とにかく基本的な力をしっかりつけていきます。中2から英・数の2教科、中3からは英・数・国の3教科が少人数分割授業になります。また、本年度から宿題や提出物を出さない、または小テストの点が悪かった生徒を対象に、放課後毎日補習をしています。さらに高校では、週2回視聴覚教室と演習教室を大学受験学習用に開放、教師も常駐して質問に答えています。
Bさん 三男は、どちらかというとのんびりタイプです。先生は、「まず、このプリントを完璧に自分のものにしよう」と指針を示してくださり、「あなたは努力すればできる能力があるんだ」と自信をつけてくださいます。ですから、劣等感を持つとか、落ち込むことがないですね。一生懸命に、生徒をやる気にさせてくださいます。

スポーツで培われる相手を思いやる心

Aさん 娘は運動が大の苦手で。小学校時代も自分のためにチームが負けるのが辛いと、運動会が大嫌いでした。ところが、こちらでは、みんなが「大丈夫、大丈夫」「いいじゃん、そのままで」って言ってくださるんです。リレーで走っている娘をみんなで「がんばれー」って大声で声援してくださって。生まれて初めて体育祭が楽しかったと、とても喜んでいました。
Bさん 勝負の厳しさを知っているからでしょうか、優しい子が多いですね。
Cさん 負けた子を責めるということがないです。娘は剣道部ですが、結局、剣道は1人ではできない。相手がいてこそ、稽古にもなるし、試合もできる。練習の最初と最後に礼をするのは、単に神棚に礼をするのではなく、道場に、先生に、先輩や同輩、対戦相手に感謝している。そういう一番大切なことを教えていただき、人を思いやる気持ちが育まれたと思います。
Bさん 次男の担任の先生自身が、パワーリフティングの第一線の現役選手です。今年は惜しくも世界優勝を逃された、そういう姿を生徒全員が見ています。クラスの中に柔道部、剣道部、野球部、サッカー部がいて、日々の練習の厳しさはもちろん、勝負に対して必死で、勝ちたい、でも勝てない時の悔しさ、数秒で勝敗が決まってしまう厳しさを、みんな同じように戦っている。そういう仲間がお互いにいい影響を与えあう、そういう面で恵まれています。言道(弁論)大会で柔道部の生徒さんが、負けたことに対する責任感について話されたスピーチは、今思い出しても泣いてしまうほどいいお話でした。

生徒たちのホームグラウンド、国士舘

Aさん 中学では「学習と生活の記録ノート」を必ずつけて、毎日提出しています。それに先生が必ずコメントを書いて、帰りのSHRで返してくださいます。
Bさん 一人一人が書いたことに対して毎日ですから、すごいですよね。息子はそのコメントをすごく楽しみにしています。
Cさん 娘は高校からですが、やはり先生が生徒個人をよく見てくださいます。去年の文化祭でも、娘がつぶやいた一言を担任の先生がすかさず拾い上げてくださったことで、クラスの出し物の中心になって、みんなと関わり合いながら、一緒に作り上げていく、いい経験ができました。
Aさん 去年の三者面談で、担任の先生が「君が戻るところは、家とここ、国士舘だよ。失敗してもいい、今は失敗する時期なんだから。戻ってくるところがあるのだから、安心してどんなことでもチャレンジしなさい」っておっしゃってくださって、娘も感動しましたし、私もとても嬉しかったです。「先生たちはずっとここで待っているし、信じているから。卒業しても、ずっとここにいるからね」って言っていただけて。家庭以外でそういう場が持てて娘は幸せです。

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