文教大学付属中学校 付属高等学校

「進学力」と「人間愛」、そして「キャリア教育」で社会に貢献できる生徒を育成

80年以上の伝統が培った「人間愛」とともに、さらなる「進学力」の強化を目標に学校改革を始動して3年目。週37時間の授業時間数と習熟度別のクラス編成が功を奏し、生徒たちには意欲的に学ぶ姿勢が見られます。次のステップはキャリア教育の推進。 2015年度からスタートした新カリキュラムで、明確な将来設計が描ける人材の育成を目指します。
所在地 東京都品川区旗の台3-2-17
電話番号 03-3783-5511
アクセス 旗の台駅徒歩3分
HP http://www.bunkyo.ac.jp/faculty/ghsn/
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高校からの入学あり
帰国子女枠あり
学期制3学期
外国人教師2名
プールあり
宗教なし
制服あり
スクールバスなし
学食
(カフェテリア)
あり
パン・お弁当の
販売
あり
海外研修オーストラリア(クイーンズランド州)語学研修
(中3~高1 短期)(高1~高3 長期)、
高2マレーシア修学旅行(全員)
公開行事オープンスクール(中学7月、高校9月)
オープンアクティビティ(中学11月)
理科実験教室(中学6月・10月)

学校説明会
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2015年◆新教材「NEWTON」を使ったキャリア教育がスタート

「進学力強化」に次ぐ教育改革ともいえる、新しい「キャリア教育」プログラムが2015年度からスタートしました。中学は週2回、高校は週1回の総合学習の時間を6年間通して行い、中学の教材にはリクルートと共同開発した「NEWTON」を使用します。これは各学年ごとに1冊ずつ使用する書き込み式の教材です。6年間を2年ごとに、自己の振り返りや興味のある職業を調べる「成長期」、未来の自分や進路を考える「探求期」、そして集団の中での自己の確立や進路を考える「飛躍期」に分け、段階を踏んで体系的に自らの将来をイメージしていくものです。最終目標のために「中3でなりたい職業の候補を3つ挙げる」「高2で進みたい学部・学科をイメージする」という経過目標も設定しています。

なりたい職業を具体的にイメージするために

中3の「キャリア教育」の授業を取材しました。まずは興味を持つために、「修学旅行」をテーマに、関連する企業や職業を調べ、グループごとにパワーポイントで発表します。「旅行会社について調べました。理由は無料で旅行に行けそうだからです」。クラス内が笑いに包まれますが、発表者は大まじめです。旅行会社の種類や業務内容のほかに、そこで働く人の仕事についても触れていきます。「旅行に同行する人はツアーコンダクターという職業で、これになるためには旅程管理主任者という資格が必要です。難易度は結構高いです」。生徒たちの目がだんだん真剣になっていきます。その他、カメラマンや新幹線の乗務員、ホテルマンなど、いろいろな職業が発表されていきます。「どの職業に就くにも勉強が必要」「選択の目が広がった」「働くことはだれかの役に立つということだったんだ」などの生徒たちの声から、今日の授業がとても有意義だったことがうかがわれます。中3は夏休みに職場体験があり、グループ単位で建設会社や医療施設、テレビ局など、さまざまな職場を訪れ、実際に仕事を体験します。事前学習で内容を理解し、体験後は報告書を作って発表することで、お互いの経験を共有するのでさらに視野が広がります。「自己を見つめながら早い段階で目標をもてれば、それに向かって頑張ることができます」と進路指導部長の豊嶋正貴先生。成長と共に具体化する生徒たちの未来が楽しみです。

2014年◆新キャンパス よりよい教育はよりよい環境から

 「進学の強豪校へ!」をスローガンに学校改革に注力し、確実に実績を伸ばしている文教大学付属中学校 付属高等学校。例えば、国公立大学をはじめ早慶上理やGMARCHへの現役合格者数の増加といった形に表れており、中学入試志願者数の3年連続増加にもつながっています。さらに「よりよい教育はよりよい環境から」と校舎の建て替え工事をすすめており、2014年4月、第一期工事が完了しました。新キャンパスのコンセプトは「PORT(港)」。「港は大海原へ出向する前の最後の砦であり、長い航海に向けて準備を行う大切な場所です。それは中高の6年間も一緒です。勉強を積み、心身を鍛え、進路を見定めるなど、全てが社会に出る準備なのです」と入試広報部長の神戸航先生。

 今回完成したのは図書室、理科実験室、職員室などがある「Mother Port」と中学棟「West Port」。「新校舎の外観は近代的ですが、内装は廊下の床にフローリングを使い、木の温もりが感じられる造りとなっています」。図書室には電動書架を導入。6名のスタッフによるリファレンスサービスも充実しています。2つの理科実験室にはディスプレイ式収納棚を設置し、実験器具を展示。生徒が実験への興味や関心を高めるよう工夫されています。一人一台の顕微鏡は、最新式のものを備えました。各フロアの廊下や職員室の前にはラウンジが設けられ、休み時間や放課後になると、先生に質問する生徒や生徒会活動、部活動の打ち合わせをする生徒の姿が見られ、活気にあふれています。「West Port」は、地下1階は入学式や卒業式などの式典が行われる講堂「LOTUS HALL」、2階から4階は中学のホームルーム教室です。教室と廊下を仕切る壁はガラス張りで、明るく開放的。すべての教室に動画やインターネットの利用が可能な最新の電子黒板が設置されており、各教科で活用し、授業の合理化を図っています。

 新しい教室で行われる中2の英語の授業を見学しました。中2の英語は習熟度別に2クラスを3分割した少人数制で、見学したクラスは習熟度では一番上のクラスです。ここでも電子黒板が大活躍。日本語と穴あきの英文が15秒毎に表示され、生徒たちは黒板と同じ内容の英文プリントの空欄に単語を書き入れ、文章を完成させます。早いスピードで進む問題に生徒たちは頭と手をフル回転。集中力で語彙や単語を増やしていきます。

 こうした教員、生徒が一丸となった学校改革が着実に実を結ぶ中、2015年7月には高校のホームルーム教室や食堂、2016年6月には大講堂や人工芝グラウンドなどすべての工事が終了する予定です。

2013年◆基礎学力を固める新クラス編成の授業

 英語と数学の2教科は中2、中3で習熟度別授業を行っています。中2の英語の授業を訪れると、教壇に向かって生徒の机がコの字型に並べられ、それぞれの机の上には10冊ほどの教科書や参考書、問題集が積み重ねられています。教科担任の井口
陽子先生が現れると、全員が起立。挨拶が終わるやすぐに「Open your textbooks!」。生徒がまず手にしたのは、NHKラジオ講座「基礎英語2」のテキストです。立ったままで音読、発音の練習。その後、センテンスの内容の理解度をはかるように、矢継ぎ早に先生から質問が投げかけられます。時折、答えに詰まると「単語の意味がわからないのかな。すぐに辞書をひいてください」と指示が飛びます。意識的にテンポを早めた授業は生徒の反応も素早く、活気に満ちています。必ず宿題も出されるため、予習、復習は必須となります。
 「進学の強豪校へ」を合い言葉に同校が提唱する「学校改革」は、生徒が希望する進路のために、国公立大・難関私大に現役合格する「学力」の養成が具体的な目標です。そのために「中3からは、より難易度の高い演習や課題に取り組むハイレベルクラスと、丁寧に基礎を固めるスタンダードクラスに学級を分けたうえで習熟度別クラスを組み合わせ、よりきめ細かな指導を行います」と入試広報部長の神戸航先生。さらに、学習の習慣化を促すため、放課後に数種類の補習授業や自学自習のための寺子屋クラブを設け、部活動前の時間を有効に活用しています。
 こうした試みにより「進学実績は飛躍的に向上。外部模試の校内平均点もぐんと上がりました」と神戸先生。改革1年目にして、予想以上の手ごたえを感じています。

私たちの学校を写真で紹介します

文教大学付属中学校 付属高等学校

私たちの学校をご紹介します

Aくん 高校3年生(左)
Bさん 中学3年生(右)

私たちは兄妹です。それぞれ生徒会長(Aくん)、ソングリーディング部(Bさん)の活動を中心に学校生活を送っています。母も卒業生なので、家でも学校の話題で盛り上がります。

10年以上続く生徒会主催の清掃活動

毎年5月に生徒会主催で「多摩川クリーンアップ」というボランティア活動を行います。200人くらいの有志の生徒が、多摩川の河原を2キロ程度歩きながらゴミを拾います。毎回感じるのは、意外とゴミは少ないということ。周囲の環境の実態を知ることができる貴重な機会になっています(Aくん)。

約160名収容のカフェテリア 教室へのテイクアウトもOK

中学生はお弁当持参が基本。主に高校生が使っています。2つのコーナーに分かれ、日替わり定食2種類の他、カレーやラーメンなどが販売されます。ハンバーガーやフライドポテトなどのスナック類が販売される方は女子の利用が多いです。土曜日は中学生も利用します(Bさん)。

設備が充実。自慢の新体育館

平成21年に完成した冷暖房完備の体育館棟。体育館はバレーボールコートが3 面とれる広さです。さらに温水プール、生徒が使えるガラス張りのジムなどがあり、かっこいいですよ。平成26年に新校舎の一部が完成予定です(Aくん)。

練習は厳しいけど充実したクラブ活動

クラブ活動は体育系16、文科系12、同好会2。みんな一生懸命頑張っています。私が所属するソングリーディング(バトントワリング)部は週2回、専門のコーチが指導に来てくれます(写真)。昨年は全国大会にも出場しました(Bさん)。

文教生必携のスケジュール表

文教生全員が持つ生活記録ノートは時間単位のスケジュール表です。学年ごとに先生がデザインし、日程表には学校行事の予定も入っているので便利です。ただ、毎日の記録を親と先生に見てもらうため、時間を無駄に使っていると、すかさず指導が入るので気を抜けません(笑)(Aくん)。

平川 巴美さん(28)
文教大学付属中学校・高等学校 2007年3月卒業
文教大学教育学部 2011年3月卒業
同年4月より文教大学付属中学校・高等学校に数学教員として勤務

文教大付属で育ち、文教大付属で生きる

 文教大学付属中学校・高等学校(以下文教大付属)での6年間は、部活のバトントワリングに熱中したという平川さん。全国大会で3回の優勝をいう輝かしい成績を残しました。さらに、文教大付属での6年間で勉強の面白さに気付き、現在は母校で数学の教員として活躍しています。平川さんに学校生活や現在の学校の様子について話を伺いました。

Q. こちらの学校での6年間で、1番の思い出は何ですか?
 部活のバトントワリング部(現:ソングリーディング部)です。中1で入部してから高3の3月末まで、ひたすら部活の毎日でした。
 最もうれしい思い出は、何と言っても全国大会で3回1位を取ったことです。ユナイテッドスピリットアソシエーションジャパン(USA)の大会と日本マーチングバンド・バトントワーリング協会の大会の2つに参加しましたが、USAの大会では中3と高3のときの2回でグランプリを、もう一つの大会では高3のときに1位を取りました。私は、中3と高3でそれぞれ部長をしていたので、喜びもひとしおでした。
 ほとんど毎日練習し、日曜日も朝から夕方までに練習することもありました。バトントワリングは、人数は決まっていないのですが、何人いても、全員の動きをぴたりと合わせないといけないんです。それは、練習だけではなく、日頃からチームメイトと信頼関係を築いて、意思疎通ができていることがもっとも大切です。生徒同士で切磋琢磨しながらも、一緒に練習し、過ごしていくうちにチームとしても成長していきます。最高学年では大変なこともたくさんありましたが、でもやっぱり楽しかったですね。

 
Q. 好きな教科は、何でしたか?
 やっぱり数学ですね。小学生のときは、算数よりも、むしろ社会や理科の方が得意だったのですが、中学生になって、授業を受けていく中で数学が大好きになりました。最初は、問題が解けることや点数が取れる楽しさだったのですが、そのうちに解けない問題をどうやって解くのかを考えるのが好きになりました。わからない問題を考えていると、ある瞬間に答えがポンポンって見えてくるんです。その瞬間が、快感で大好きですね。
 実は私、中1や中2の頃は、まったく勉強をしていなかったんです。テストって聞くとなぜか眠くなって、試験前で部活がないのに普段よりも早く寝ちゃったりして(笑)。それでも、常に成績は学年で10番くらいでしたが、一度12番になったら母にとっても叱られたんです。これ以上成績が下がったら部活を辞めさせるって。家の壁には退部届けが貼ってありました。それで中3で部活の部長になったとき、みんなをまとめる立場になったのに、はたして今の生活態度と勉強の取り組みで良いのかと考えたことがあって、10番じゃ駄目だと、もっと頑張らないといけないと思って、もう少し勉強をするようになりました。それで中3では2番になって、高校では卒業までずっとトップでした。
 でも正直に言って中高の6年間は、気持ちがすべて部活に向かっていました。部活ノートというのがあったのですが、家に帰ってからもそれに棒人形を書いて、振付や注意点を書くと2時間くらいかかるから、勉強する時間がないんです。だから予習や復習はほとんどしなくて、朝テストの勉強を15分したくらいでした。勉強時間がゼロってことで、面談で先生に怒られたことが何回もありましたね(笑)。その代わりじゃないですけど、授業は本当に集中して聞いていました。成績を落とさずに部活を続けるには、とにかく授業に集中して、その間に身につけるというのが、その解決方法だったんです。というわけで、この学校の授業はどの教科もわかりやすいし、真剣に聞いていればちゃんと実力が付くことを私が立証しました(笑)。


Q. こちらの学校の6年間で、何を学びましたか?
 人との関わり方を学んだと思います。相手のことを理解して、お互いが、相手を尊重すること。相手が自分を思いやってくれるから、私も相手を大切にしたくなるという感じで、それが当たり前になっています。「人間愛」という校訓がありますけど、自然とそれが身につく校風です。体育祭や文化祭などの行事のときには、すごくそれを感じました。私が部活で行事の準備に参加ができないときでもみんなが声をかけてくれるので、私もできる限りのことをしたくなる。だから、何か作るものがあったら、家で作って持って行ったりしていました。
 それにこの学校は、先生との距離が本当に近いんです。三者面談では、結構厳しい言葉をもらったり、痛いところを突かれたりしました。でも、そういうことのすべてが、私のことを思って言ってくれているというのが伝わってきたので、私もそれに応えなくてはという気持ちになれました。


Q. 平川さんは今、こちらの学校で先生をしているそうですね。
 はい。大好きな数学と人の両方に関わることができる仕事ということで教師を目指し、卒業後に文教大学の教育学部に進学しました。現在は文教大学付属に数学教員として勤務していますが、毎日が楽しいですね。子供たちの成長を見ることで大きなやりがいを感じています。例えば今、学校で中国語講座をしていて、それに参加している高3の生徒が2人いるのですが、その子たちは、私が就職したときに副担任ではじめて受け持った中1のクラスの生徒なんです。やんちゃな子たちだったのですが、最近、台湾から来た留学生に向けて、たどたどしいながらもメッセージを読んでいたり、一生懸命話したりしているのを見て感動のあまり半泣きしてしまいました。生徒には「なに、泣いているんですか!」なんて言われましたけど(笑)。中高の6年間は一番成長できる時期ですから、私もしっかりとサポートをしていかないといけないなと、改めて思いました。
 それに、周りの先生方の凄さも実感しています。在学当時は当然、生徒として接していましたけど、今は一緒に働かせてもらうようになって、この先生には、こんなに良いところがあるとか、こんなことまでしているとか、驚かされることばかりです。


Q.在学していたころと、教師になった今で違いを感じることはありますか?
 本校の校訓である「人間愛」という基本の部分は変わりませんが、進学実績を向上させるために5年前から競争力強化プログラムが始まって、学習内容やカリキュラム、部活の取り組み方など、私の頃とは変わりましたし、校舎や設備も全面的に新しくなりました。授業数が増えて、将来のことをしっかりと見据えたキャリア教育を重視して、特に高校生は、受験に向かって落ち着いて勉強できるような環境づくりができています。そして何よりも、勉強に対する子供たちの意識が高くなってきていると感じます。私たちの頃にはなかった総合的な学習の時間もありますし、子供たちが勉強も行事も部活も、本当に頑張っている姿が見えているのが、とても良いと思っています。


Q. メッセージをお願いします。
  進学先を決めるときには親子で一緒に実際に足を運び、子供の感覚でその学校がどうなのかを客観的に見るといいと思います。小6は、まだまだ親の影響が大きい年齢ですが、一方で自分の意見や感覚もしっかりと芽生えていますから、それを大切にしてあげれば、きっと素晴らしい6年間を過ごすことができると思います。
 文教大付属は、本当に和気あいあいとしていて、先生との距離も近く寄り添ってくれる学校で、尊敬できる先生がたくさんいます。部活でも勉強でも何かテーマを持って学校生活を真剣に送れば、なりたい自分が見えてきて、それに向けて努力することができるようになると思います。ぜひ一度、学校説明会や見学に来てください。

「人間愛に満ちた人格を形成し、夢を確実に叶えられる学校でありたい」 

星野 喜代美校長

  • Aさん
    高2に長女が在籍
  • Bさん
    中3に長女が在籍
  • Cさん
    中2に長女が在籍

巷のように懐の大きい教育環境を

星野校長 「より良い教育はより良い教育環境から」という理念のもと、2014年から2015年にかけて3つの校舎が完成したところです。2016年6月まで、さらに進化を遂げます。

Bさん 校舎の壁や教室と廊下の仕切りがガラスなので、明るく開放的な雰囲気ですね。授業参観では他のクラスの様子も見え、学校生活全般がよく分かります。

Aさん 電子黒板には驚きました。授業での板書時間が短縮できる上、これを使って生徒自身が発表する機会も多いようですね。社会に出てから役立つ力が育っていると思います。

星野校長 新キャンパスのコンセプトは「PORT(港)」です。大海原へ出航する前の最後の砦である港での準備が、その後の航海に大きな影響を与えます。教員は生徒が出航した後に起こるさまざまなことを想定し、一人一人を大切に見守りつつ準備を整えます。そして、旅立った後も母港として立ち返ってもらいたいと願っています。

Cさん そういえば職員室前のラウンジを通りかかったら、たくさんの生徒が先生と談笑したり質問したり、楽しい雰囲気でした。

星野校長 新キャンパスは中高各校舎、特別教室が集まる校舎など5つのPORTに分かれています。各数カ所を行き来して交流の輪を広げてほしいとの思いから、廊下や校舎にラウンジを設けました。また、今まで別だった中高の職員室を1つにしたことで、校内の状況や連絡事項、生徒の気になった点など細かい部分を教員間で共有できるようになりました。

自学自習できる生徒を育てる「文教ステーション」

星野校長 学内の専用教室で行う放課後学習支援システム「文教ステーション」も3年目に突入しました。週2、3日利用する生徒がほとんどですが、毎日利用することも可能です。外部から招いた専任のチューターと教員とで密な打ち合わせを行い、毎朝の小テストや授業内容との連携を図っています。生徒の理解度に応じたプリントを用意するなど、基礎学習・発展学習をサポートします。

Cさん  文教ステーションに入退室すると、保護者にメールが届くんです。終礼後から中学生は19時半、高校生は20時まで利用できるので、部活の後に利用することも多く、勉強していることが確認できて安心します。

Aさん 文教ステーションの利用と共に、毎日の学習内容や学校生活を記録する「スコラ(生活記録ノート)」を毎日欠かさずつけるようになったことで、生活リズムが整い、自学自習の習慣が定着してきたと感じます。週1回担任の先生に提出すると、たくさんコメントをいただけるのが励みになっているようです。

学校行事への積極参加でメリハリのある学校生活に

星野校長 中1から高3までの有志生徒による広報組織「文教コンダクター」は、生徒自身が新入生募集のポスター制作や学校説明会の企画などを行い、受験生に大変好評です。また、学校をより良くしようという意識が生徒の中に芽生え、キャリア教育の一環にもなっています。

Bさん 娘は体育祭の実行委員として、部活や勉強の合間を見つけては運営や会場設営のための準備に励んでいました。

Aさん 昨年の白蓉祭で、高1は修学旅行先のマレーシアについて事前学習を行い、クラスごとに発表しました。娘のクラスは現代の子が昔のマレーシアにタイムスリップするという劇で学年賞をいただきました。脚本や配役なども自分たちで考えたそうです。道具係を担当し、たくさんのお友達と協力したことで自信がついたようです。

Cさん 娘はサッカー部で男子に混ざって活動しています。男女問わず仲良しですね。体育祭では、男子は騎馬戦の試合前にニュージーランドのダンス「ハカ」を上半身裸で踊り、士気を高めます。女子のマウンテンフラッグは相手の棒の先端についている旗を取り合うのですが、相手を踏みつぶしながら棒を倒し、旗を取るんですよ。すごい迫力です。

星野校長 男子も女子も元気がいいんですよ。勉強も学校生活も頑張る先輩たちの姿を後輩たちは間近で見て学び、人間性を磨いていきます。これからも校訓であ
る「人間愛」を大切に「進学力」強化を推進していくことで、生徒たちが将来に向けて大きく飛躍していくと期待しています。

座談会:校長先生×保護者

星野喜代美校長

  • Aさん
    中3に長女が在籍
  • Bさん
    高1に長女が在籍
  • Cさん
    高1に長男が在籍

「先生も生徒も生き生き。みんなで大きく成長します」ー星野校長

学校を挙げて取り組む、生徒の「夢」実現に向けての学力向上計画。
お互いが頑張りあい、力を引き出しあいながら、一丸となって新しい文教大付属をつくります。

第一に大切なのは落ち着いた学習環境

星野校長 「進学力」強化にむけての学校改革案は、前任の校長を中心に約3年かけて作られ、その後就任した私は目標を達成するために「教師が生徒をどう指導するか」について具体的な方針を決め、実践しています。つまり、いかに素晴らしい改革案があったとしても、適切な指導法がなければ実現することはできません。私は経験から、教育に第一に必要なものは、生活指導だと考えています。ですから、まず生活指導の徹底を目標としました。

Cさん 意外な印象を受けます。こちらはおっとりとした生徒が多く、落ち着いた雰囲気で学校生活が営まれていると思っていました。

星野校長 そうなのですが、少し落ち着きすぎというか、おとなしいのです。部活で疲れるのか、たまに授業中に寝ている生徒も見られました。学校の中がきちんとしていないと生徒は勉強に集中できないものです。身だしなみや挨拶などとともに、授業を受ける態度についても先生方に指導を厳しく求め、私も授業を頻繁に見て回るようにしました。

Aさん 先生方は生徒一人一人をよく見て個性にあった声かけをしてくださっています。生活面ではますますよい環境になったと思います。

豊富な課題と自習が確実に学力を向上させる

星野校長 第二に大切なのは、生徒が自分で学習できるようになるための指導です。「とにかく課題を出して、それを全部チェックしてください」と、全学年の先生にお願いしました。何をしたらよいかがわかると、生徒は勉強しやすいものなのです。

Cさん 息子は野球部で忙しい毎日ですが、どんなに疲れていても帰宅後は自室で課題に取り組みます。勉強と部活が両立できないと試合の選抜メンバーになれないそうなので、必死です。この1年で本当に変わりました。

Bさん 朝礼後の10分間に毎朝実施される英語、漢字、数学の小テスト「アサガク」も勉強の動機づけになっています。クラスごとに平均点が発表されるので、「他クラスに負けないように頑張る」と、びっくりするほど家で勉強するようになりました。

星野校長 放課後には、指名を受けた生徒が補う必要がある課題を教師の支援を受けながら自習する「寺子屋クラブ」も毎日実施しています。本来なら家庭でやる部分の勉強を学校でやらせてしまおうと(笑)。空き教室の前に「寺子屋クラブ」の看板が立てられると開校です。

Cさん 毎日の課題、朝テスト、寺子屋クラブ…これだけでも十分と思っていましたが、今年度からはさらに「文教ステーション」も開始されますね。

星野校長 教師が申し送りした学習内容を、外部から招いたチューターのもとで演習するものです。いわば学内学習塾で、授業内容に沿いながら発展的な内容まで踏み込みます。中1と高1は全員、他学年は希望者が参加します。「寺子屋クラブ」、「文教ステーション」ともに、あくまで自学自習が基本です。自分で勉強できるようになって初めて、学習を習慣にすることができます。毎日勉強できれば、必ず学力は上がるものです。

Aさん 補習授業のおかげはもちろんですが、生活記録ノートの活用で時間管理もできるようになりました。毎日の勉強時間はこの1年で倍になったように感じます。

星野校長 昨年度は3学期が終わる頃には全学年で自宅学習が一日平均2時間を超え、授業中に寝る生徒もまったく見られなくなりました。「いい学校にしよう」という気持ちで先生も生徒も生き生きしていると感じています。

生徒の自主性が学校生活を変えていく

星野校長 自主的な学習態度が身に付くと同時に、この1年間の変化として、勉強以外でも生徒が自分から行動する姿を見られるようになりました。

Aさん 合唱コンクールの前に、娘からクラス単位で自主的に朝練をすると聞きました。朝テストもあるし「時間はあるの?」と心配になりましたが、ちゃんとやり遂げたようです。本番ではピアノ伴奏も歌も練習の成果が見える立派な発表でした。

Bさん 白蓉祭で娘は足をけがしていましたが、全員で踊るダンスのときに友達が協力してくれたおかげで、松葉づえをはずして最後まで踊ることができました。涙のうちに終わった発表を見て、頼もしく感じながら感動しました。

星野校長 昨年は生徒に「○○をやらせよう」という指導に取り組みましたが、今年は「○○を任せよう」に変わりました。例をあげると、私が毎朝8時10分からの放送朝礼で話す「今日のひとこと」を週に1日、生徒会に任せることにしたのです。大丈夫かなとも思いましたが、みんないいこと話すんですよ(一同笑)。大成功でした。みんなが頑張り始めているこの学校は、これからどんどんよい方向に進むという実感があります。

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