| 高校からの入学 | なし |
|---|---|
| 帰国子女枠 | なし |
| 学期制 | 3学期制 |
| 外国人教師 | 2名 |
| プール | なし |
| 宗教 | あり(浄土宗) |
| 制服 | あり |
| スクールバス | なし |
| 学食 (カフェテリア) | なし |
| パン・お弁当の 販売 | あり |
| 海外研修 | 中3~高1春休み ニュージーランド研修(希望者) 高1~高2夏休み カナダ研修(希望者) |
| 公開行事 | 大運動会(4月) 学園祭(9月) |
| MAP |
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2011年◆生徒主体でとことん燃える 芝大運動会
新年度開始早々の4月下旬、全体の求めることを遵守する「団結力」と自らすべきことをする「主体性」の表現をテーマに掲げ、大運動会が開催されました。一般にも公開されている大運動会、保護者や見学の受験生たち2000名余りが見守る中、中1から高3までの6学年が縦割りで赤、白、青、黄の4色に分かれ、優勝目指して真剣勝負でぶつかり合います。なかでも、高2、高3による棒倒しは、男子校の真骨頂。対人攻撃禁止のみのシンプルなルールのもと、合図とともに攻撃陣の生徒たちが相手方の5mの棒めがけて突進します。体育会系の猛者はもちろん、教室ではおとなしくて目立たない生徒が棒に食らいつき、日頃運動とは無縁な生徒が、体格を生かして、なみいる攻め手をブロック。眼前で繰り広げられる白熱した戦いは、何事も全力で楽しむという「芝魂」そのものです。
生徒の自主性を尊重する芝。企画から事前練習、当日運営までのすべてが、高2、高3の実行委員に任されています。100名余りの実行委員を統括する、委員長、副委員長と、競技部をはじめとする各部チーフの9名は、「絶対に前年度より楽しいものに!」という熱い思いで団結。工夫を凝らした新競技や、実況MCをつける試みは大好評でした。「僕が委員長を務められたのは、いい仲間に恵まれたから」と伊藤くん(高3)。「委員みんなが『団結力』と『主体性』を胸に、それぞれの仕事をしっかりしてくれました」。平均睡眠時間3時間で、事前練習日と当日用、計80枚以上の誘導進行図を書き上げたのは、競技部チーフの岩瀬くん(高3)。「上に立つしんどさ、人をまとめる難しさを感じましたが、自分が一生懸命やっていれば、みんなはついてきてくれる、ということも分かりました」。この運動会を最後に、本格的な大学受験態勢に入る高3生。「運動会当日も、18時には帰って勉強していました」と語る彼ら一人一人に、「遵法自治」の精神がしっかりと根付いています。
2010年◆全校挙げてのお祭りを生徒も来場者も一緒に楽しむ!
「one for all,all for one」をテーマに開催された2010年の芝学園祭。カラフルなケーキに変身した校門をくぐると、「パンフレットどうぞ!」と、元気な生徒の声に迎えられます。自由でのびやかな校風とともに、大学進学実績も高い人気校とあって、校内はたくさんの来場者でにぎわっています。レールが敷かれた校庭では、技工部製作の名物トーマス機関車が小学生たちを乗せて走り、校舎地下1階の特設ステージは、女装した生徒たちのダンスやミス芝コンテストで大盛り上がり。お祭りムードは最高潮です。校舎の各フロアや階段にいる案内係の生徒たちが、来場者に素早く声かけして案内する姿に、「自分たちが楽しむ以上に、来場者の方にも楽しんでほしい」という心遣いが感じられます。 3月に改築され、空調も整った新講堂では、ギター部や吹奏楽部の演奏会が行われます。ギター部の演奏は、高2神保くんの指揮のもと、総勢32名の部員が各パートに分かれて、バッハや日本人作曲家の交響組曲を合奏。オーケストラのような音の奥深さに、ギターという概念をくつがえされます。ギター部は40年以上の伝統があり、全日本コンクール金賞の実力派と聞き納得。毎年この演奏会を楽しみにしているファンも多いとか。週4日の練習や、1週間に及ぶ夏合宿など、体育会系文化部といわれる厳しい練習も、すべて生徒主体で行われているそうです。
受験生向けの企画もたくさんあります。各教科の名物先生が担当する体験授業は、整理券入手が困難なほど大人気。ミニ説明会のほか、5名の先生に直接入試問題対策や学習法を聞ける、個別相談も開催されています。今年の新企画「入学後説明会」は、その名の通り、入学直後の中1生の生活を丸ごと紹介。受験生の保護者が、ずらりと貼られた学年便りを熱心に読んだり、5月下旬の荒川ウォークの現地立体模型を見ながら「時間はどれくらいかかるの?全員完走できますか?」、白布かばんを手にとって、「教科書が入ったら重くならない?」など、説明係の中1生に尋ねていました。
学園祭の企画・運営は、総勢250名超の学園祭実行委員が行います。毎年学園祭最後のフィナーレでは、中心となった高2生が感極まり、肩を抱き合って泣く姿も見られるそうです。
2009年◆体験で学ぶ、芝の「技術」
100年余りにわたり、進学校として多くの人材を世に送り出してきた芝学園ですが、受験科目だけに特化したカリキュラムは組みません。より豊かな人格形成を目指し、さまざまなことを実際に体験することを、何より大切にしています。
中1の技術は、まず道具を手入れして使えるようにするところから始まります。この日の授業のために「のみ」を購入してきた生徒たち。のみを使えるようにするためには、柄の先端部に付いている鉄製の輪「かつら」が動かないように柄に固定する作業が必要です。5つほどの手順の実演と説明が終わると、生徒たちは技術作業室のあちこちでかつらの手入れを始めたり、前回の続きである「しらがき」(木材に線を引く片刃の道具)の刃を研いだりと、黙々と集中してそれぞれの作業に取り組みます。刃物を扱う時は、腕まくりをしない、刃を持って移動する時は必ずタオルでくるむ、などの基本も徹底しています。片刃の研ぎは、「裏押し」(刃裏を平面に研ぐ)「しのぎ」(刃返りさせる)「仕上げ」の3工程。生徒たちの刃を指で確認し、「中指が前の方を押さえているね。ここを触ってごらん、分かるかな?この辺を押さえて研いでごらん」。研ぎの状態で、生徒の癖まで分かってしまう寺西先生。生徒たちにも自分の指で状態を確認させます。
先生にOKをもらって、やっと次の工程に進めます。道具の扱い、手入れを徹底的にマスターしたあと、組つぎによる木箱を作成して中1の課程は終了。中2になると金属加工も加わり、包丁、焼印、下駄などを作成します。完全な課題を提出しないと0点になってしまう厳しい授業。提出期限直前の技術室は、休み時間や放課後を利用して課題作成に励む生徒でにぎわいます。自分の作業が形になっていくのが楽しい、と生徒たち。一つひとつの作業は決して難しくはありませんが、一つでもやり方を間違えたり、工程の順番が違うと、課題は完成しません。何度失敗しても諦めず、そのたびに一からやり直して課題を完成させます。
私たちがこの学校を紹介します!

サッカー部で中学の副キャプテンをしています。クラブの友達は一緒にいる時間が長いし、すごく仲がいいですね。男同士でしかできない話とか、なんでも相談できます。男同士でしかできない話って?女の子の話とか(笑)。彼女が欲しいとか(笑)。
個性的な先生が揃う芝の授業
学校で何が一番好きかと聞かれたら授業です。個性的な先生が多くて面白い。わからないと休み時間に職員室や研究室で丁寧に教えてくださいます。宿題は中3になってぐっと増え、毎日何かの提出物があります。
東京タワーをバックにクラブ活動
運動系、文化系合わせて35 のクラブがあります。中高が一緒に活動するクラブもありますが、僕が所属するサッカー部は、別々に練習していて、平日3日と土日が活動日。日曜日は試合が多いです。平日の1日は天王洲か六郷のコートで練習しています。
休み時間は生徒たちでにぎわう図書館
蔵書は4万4千冊。文庫本も多いので、通学途中に読む本を借りることができて便利です。スポーツ雑誌も置いてあるので、休み時間に見に行きます。授業の準備をする教科係は資料を探すのによく使います。図書室の中にある自習室は高校生が中心に使っています。
早起きは三文の徳!
芝の朝は早いので、ラッシュのぎりぎり前に学校に着けます。中1の頃は眠かったですが、半年で慣れます。サッカー部は週2日朝練があります。お腹がすくので、おにぎりやスナックを持ってきて授業が始まる前に食べています。
母上、毎日のお弁当、楽しみにしております!
毎日母の手作り弁当。昼食を兼ねた昼休みは30分ありますが、みんな昼のホームルーム(20分)の間に先生の話を聞きながら自分の席でさっさと食べて、昼休みは友達と遊びます。購買部ではパン、お弁当、飲み物と、なぜかお菓子はラスクだけ、を売っています。
座談会:校長先生×保護者

春日利比古校長
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- Aさん
- 高3に次男が在籍 ご自身も卒業生
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- Bさん
- 高1に長男が在籍
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- Cさん
- 中2に長男が在籍
■「仏教精神に基づく人間教育。それが芝です」-春日校長
人は自分ひとりで生きているのではなく、周りの人たちがいるから生かされているのだという仏教の「共生(ともいき)」の思想を、学校全体で大切にしています。
クラスメイトの存在を互いに認め合うことから始まる
春日校長 「共生」とは、例えばクラスに、それぞれ違う個性を持った生徒が40人いる。なかには自分と合わない子もいるかもしれない。でも、その子のことも一人の人間として認め、自分も40人の中の一人として存在する、ということです。他人を認めるために、自分を見つめ直す。自分を生かしてくれている他者のため、自分を磨く。それが自立であり、自治であり、校訓の「遵法自治」なのです。
Cさん 説明会で「人間教育に力を入れています」という校長先生のお話を伺って、それまで中学受験に反対していた主人が「こういう学校があるなら、いいんじゃない」と初めて賛成してくれました。中1では「校外学習を通して、子どもたちの学校生活の基礎、友達との人間関係を作って、心を安心感でいっぱいにして、それから学習がスピードアップしていきます」と伺っていましたが、実際入学してもその通りでした。
春日校長 私立の学校ですから、当然きちんと基礎学力をつけて、大学へ現役で合格する力をつけていきます。補習や夏期講習などもあります。その上での人間教育。社会に出た時に通用する人間基礎力を育成していきます。
校外学習で積み上げる人間基礎力
Aさん 私自身も芝の卒業生ですが、中高の6年間に、生徒の自主活動を尊重する方針のもとでいろいろな経験をして、それを次の世代に送るという活動の中で、さまざまな事を学びました。その経験が社会に出てから役に立つと実感しています。
春日校長 運動会が約100名、学園祭が約200名となる実行委員は、すべて立候補です。見事にやり遂げますよ。それは、中1からの校外学習の積み重ねの成果です。すべて生徒が一から作り上げますから。例えば、中3は京都への修学旅行に合わせて新聞を作りましたが、教員は「新聞」というテーマを与えるだけ。取材先を決めて、アポを取り、取材、レイアウトなど、全部生徒がやります。昨年学年最優秀賞を取った班は、舞妓さんをテーマにして、「置き屋さん」を取材していました。できあがった新聞を取材先に送ると、「よくここまで作ってくれた」と学校にたくさん礼状が届きましてね。それを聞くと、生徒たちも「やった」という達成感を感じるとともに、社会とのつながりを実感する。こうした学習が学園祭の実行委員などに結実していきます。
希望する職業選択から始まる逆引きの進路指導
春日校長 進路指導は、まず職業は何を選ぶか、から始まります。そのためには何学部、その学部はどの大学にあるかという順番で、大学名は最後に決まります。高1で職業適性テストを受け、また、さまざまな職業の先輩を招いて直接話を聞いて、目標を具体的にしていきます。
Bさん 息子は先日職業適性テストを受け、性格分析や興味のある学問分野が、自分が考えていたのとほぼ一致したようです。お友達や先輩、先生とも相談して、目標も定まり、今まで苦手にしていた科目も、進学のために必要だと自分から取り組むようになりました。
先生、職員全員で生徒を見守る
春日校長 6年間の中での大きな枠組みはありますが、生徒と同じで教員も、昨年の学年には負けたくない、という気持ちが強いです。だから担任たちは、毎年新たな取り組みをしています。例えば2010年度の中1は、前年までの荒川(河川敷)ウォークではなく、6つのグループに分かれて、首都圏6カ所から一斉に学校を目指して歩く、「目指せ、芝」を実施しました。とにかく教員は、生徒たちを自らやる気にさせるために、いろいろな仕掛けを作り、そのうえで、生徒たちのフォローに回っています。
Bさん 担任や部活動の先生はじめ、職員の方々が全員で生徒を見守る雰囲気を感じます。「まず挨拶から」というのが徹底していて、先生方が必ず生徒に声をかけてくださり、学内につねにコミュニケーションがあります。
Cさん 「心の相談室」の「何でも相談コーナー」には、「どうしたら女の子にもてますか?」などの、たわいのない質問が貼ってあって、先生の回答コメントがユーモラスで楽しいので、学校に来ると必ず見に行きます。
春日校長 今年で25年目になる「心の相談室」は、大学へ通って臨床心理学をきちんと学んだ教員5人ほどが交代で常駐しています。外部講師ではなく、専任の教員が担当するので、学校や生徒の環境も分かるし、教員同士の連携もスムーズです。相談コーナーのような、たわいもない悩みから深刻なものまで、相談は年間2000件ほど、その半分はお母さんからです。人間は必ず壁にぶつかります。その時に立ち止まって思考する経験が大事です。そこから、また一歩踏み出すことで、成長していきます。
Aさん 中学、高校の一番感受性が強い6年間に、お互いに自分をさらけ出し、男同士で男を磨いたと思います。自分自身、芝では替え難い友人を得、長い付き合いになっています。
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