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【インタビュー2016】努力を実らせた学園生活

Aさん(27)

桐蔭学園高等学校 女子部 2007年3月卒業
東京大学教養学部 2011年3月卒業
東京大学大学院総合文化研究科 2011年4月入学
東京大学大学院総合文化研究科 2013年3月修了
株式会社日本総合研究所 2013年4月〜

努力を実らせた学園生活

桐蔭ならではのカリキュラムや施設・設備をフルに活用し、大学受験のための塾に一切通うことなく東京大学に現役入学したAさん。勉強だけではなく、ホール行事などを通して一流の芸術に多く触れたり、全国大会に出場するアスリートの頑張りを目の前で見たり、という日常も忘れることができない体験だったそうです。東京大学卒業後はマスターに進み、現在はシンクタンクの研究員として活躍するAさんに、桐蔭での思い出を語っていただきました。
Q. 桐蔭を選んだ理由を教えてください。
 中学生のときは、父の仕事の関係で2年半ほどオーストリアのウィーンに住んでいたんです。高校に進学するタイミングで帰国が決まり、以前住んでいた青葉区に戻ってくることになったので、家から近い進学校を探したんです。いくつかの学校説明会に参加して見学もしたのですが、桐蔭だけが「塾に行く必要はありません」と言い切っていたのが決定打でした。というのも、幼い頃に習い始め、ウィーンでも続けていたクラッシックバレエを高校入学後も絶対に続けたいと思っていたので、通学時間がかかりすぎたり、週に何日も塾に通ったりというのは無理だったんです。勉強とクラッシックバレエを両立させるために学校の勉強だけで済むというのは、とても魅力的でした。

Q. 入学後の印象はいかがでしたか?
 ウィーンの日本人学校との違いに初めは戸惑いました。その日本人学校はとても小さなところで、小・中合わせて生徒は50人くらい。私と一緒に中学を卒業したのは3人だけでした。先生の数も少なくて、数学の先生が社会も教えるなんて、日本では考えられないことも普通にあって(笑)。それに比べて桐蔭は、30~40人のクラスが複数あって、一つの教科に対してたくさんの先生がいて、設備も充実していて。これは活用しなくちゃ!って思いました。

Q. 勉強には、どのように取り組んでいたのですか?
 塾に行っていなかったので、とにかく先生方に質問をしました。「家庭教師のように」というと語弊があるかもしれませんが、頻繁に質問し理解できるまでとことん教えていただいたので、本当に感謝しています。追加でこんな教材をやってみると良いよと、私に合った参考書や問題集も教えていただいたのもとても役立ちました。

Q. 塾に行かないのは、不安ではありませんでしたか?
 当時の桐蔭はテストが多かったんです。教科ごとの習熟度別クラスですから、絶対に落ちないことを目標に、予習をして授業を受けて復習、そしてテスト勉強をするだけで時間的にもいっぱいですし、なによりそれをしっかりすれば十分実力が付くと思います。桐蔭は高2までは男女が違う校舎で学ぶ「別学」ですが、高3になると「進学棟」で男女一緒のでの授業になります。ここでは、大学入試の過去問の演習形式の授業も多かったですし、志望大学別の講習もあるなど、手厚いフォローもありました。大手の塾並みの手厚いカリキュラムだと思いますので、不安はありません。
 それから、年に2回の実力テストでは、上位者の名前が公表されるんですよ。競争心をかき立てられますけど、私はあまり気にしすぎないように、マイペースでやろうと心がけていました。逆に、それを張り合いにして頑張る人もいたでしょうし、私もまったく気にならなかったのかというと嘘になりますから、これらの全部が、良かったのだと思います。実際に私は、結局最後まで塾に行かずに、第1志望の大学に合格できましたから。

Q. 桐蔭での3年間は、どのように過ごしたのですか?
 結構勉強ばかりしていましたね。桐蔭には、勉強に集中できる環境があると思います。例えば、図書館が学園内にいくつもあって、朝早くから遅くまでどこかが開いているんです。私は、朝の交通ラッシュが嫌というのもあって、朝7時くらいに登校して、図書館で勉強をして、放課後もやはりラッシュを避けるために残って勉強をしていました。

Q. 思い出に残っている出来事はありますか?
 桐蔭は、土曜日午後の放課後や夏休み、冬休みなどに、いろいろな講習があり、その期間は卒業生がチューターをしてくれるので、とても助かります。また、夏には、指名制による1週間泊まり込みの勉強合宿があります。私のときは磐梯に行ったのですが、チューターの先輩たちも泊まり込みで来てくださるので、講習が終わった後もチューター部屋に行って勉強を教えてもらうなど、とても充実した時間を過ごすことができ、センター試験に向けての最後の追い込みをかけることができました。
 そして、私も大学1、2年の時は、御恩返しとして東大志望の生徒向け講習のチューターをしました。先生から「やってくれないか」と連絡を頂いたのですが、悩むことなくお引き受けしました。だって、塾にも行かずに第一志望の国立大学に入れたんですから、この学校には学費以上にお世話になったと思っています。なんなら、借金があるくらいといってもいいかも(笑)。手伝えと言われれば、もちろん二つ返事です。
 あとは、進学校なので勉強ばかりと思われるかもしれませんが、桐蔭にはホール行事と言って、映画、歌舞伎、オーケストラ、お芝居など、本物の芸術を学園内のシンフォニーホールで観ることができます。私は、ホール行事が大好きでよく参加しました。年に何十回と、かなり頻繁にやっていますし有名な方も来てくれます。学年指定がある場合も、希望すれば参加できました。特に印象に残っているのはバレエの公演と仲代達矢さんの演劇です。勉強の息抜きという面もありますが、一流の本物に触れることができたのは、素晴らしい経験だったと思います。

Q.現在は、どのような道に進まれているのですか?
 東京大学の文科三類に進学して、後期課程では教養学部に進みました。私は小学生の頃から社会科が大好きで、社会学や国際関係論を学びたいとずっと思っていました。国立大学志望でいろいろ調べたのですが、東大の教養学部が自分の勉強したいことと一番近かったので入学し、修士まで進んでから、今の会社に就職しました。
 この仕事を選んだのも、実は桐蔭の先生がきっかけなんです。先ほどお話ししたチューターをやらせていただいたときに雑談で、先生に「将来どうしようかと思っていて」と何気なしに言ったんですね。そうしたら先生が、「青木は、総研が良いんじゃないか」と。理由はわからないのですが。でもそのときは、総研なんて言葉も知らなくて、「それって会社の名前ですか?」ってトンチンカンなこと言ったりして(笑)。それで興味を持って、何社かのウェブサイトを見てみたら、シンクタンクの仕事って面白そうだなって思ったんです。それからは、「総研に興味があります」っていろいろなところで話していたら偶然、学科の先輩が総研でアルバイトをしていて、そこに空きが出たときに声をかけてもらってアルバイトを始めました。知れば知るほど面白く、卒業してから今の会社に就職して、いわゆる経営コンサルタントの仕事をしています。
 官公庁とか民間の大企業が相手で、依頼を受けて、それについて調査や分析をして依頼主に報告や提案、アドバイスをするのが仕事です。調査をするだけならそれほど難しくはないのですが、その先をどうするのかという発想を出してストーリーを作っていくのはとても難しいのですが、その分やりがいも感じています。遠い将来のことはわかりませんが、今は自分の仕事をもっと追求していきたいと思っています。

Q. メッセージをお願いします
 桐蔭にはたくさんの「引き出し」があると思います。私みたいに勉強をしたい人には、それがいくらでも頑張れる環境がありますし、部活は運動部も文化部もバラエティに富んでおり、専門の指導員がいて、競技によっては一流の選手が指導をしてくれています。留学制度も充実していて、アメリカの一流校と提携しています。ホール行事でも、普通なら観に行くのが大変な一流の公演を手軽に観ることができます。幅広い選択肢やチャンスがある学校です。入学したら上手に、そしてめいっぱい活用をしてほしいですね。

SPOT INFO スポット情報

桐蔭学園中学校・高等学校 女子部

男女別学校
所在地 横浜市青葉区鉄町 1614
TEL
アクセス
  • 東急田園都市線市が尾駅・青葉台駅よりバス桐蔭学園前下車
  • 小田急線柿生駅よりバス桐蔭学園前下車

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