HOME レポート インタビュー 【インタビュー2016】社会人になり改めて実感する清泉の魅力
レポート 女子校

【インタビュー2016】社会人になり改めて実感する清泉の魅力

Yさん(23)

2011年 清泉女学院中学高等学校卒業
2015年 早稲田大学教育学部理学科生物学専修卒業
2015年4月〜都市銀行 総合職

社会人になり改めて実感する清泉の魅力

中高の6年間で熱中した音楽部で、たくさんの友人や先生たちとかけがえのない経験をしてきたYさん。尊敬する恩師との出会いは、彼女の人生に大きな影響を与えました。社会人2年目を迎えたYさんにとって、清泉で過ごした12年間はどのようなもので、そして今、改めて思う清泉の良さとは何なのでしょうか。
Q.清泉女学院中学高等学校に入学したきっかけは?
 私は小学校から清泉で、鎌倉の清泉小学校に入りました。父が卒業生で、叔母といとこは、女学院までの卒業生です。両親からすれば、自分の娘を清泉に入れるのが当たり前だったのだと思います。清泉しか受験をしませんでしたし、弟も清泉小学校でした。
 キリスト教の教えに基づいた教育、隣人や友人を大切にしなさいとか、自然学校など、公立の学校へ行っていたらできないような経験をたくさんさせてもらいました。私にそういう環境で教育を受けさせることを両親が望んでくれて、感謝しています。 

Q.部活は何をしていましたか?
 中学から高校を卒業するまで、ずっと音楽部でした。当時は、4月に文化祭があったんです。中学に入学した直後に文化祭があって、その時に音楽部が上演したミュージカルを見て、「私も絶対にこれをやりたい!」って思いました。舞台の上が本当に楽しそうでしたし、小さな頃から音楽が好きでピアノも習っていたので、それも生かせると思ったんです。でも、当時の私はすごい音痴で…。母には「気がついているのか知らないけど、あなたは、歌は上手じゃないのよ」って止められて(笑)。それでも、どうしても入りたいからって、入部届けに印鑑を押してもらったんです。練習して、だいぶ上手になったと思います(笑)。必死にというよりは本当に楽しくて、家でもずっと練習していましたね。文化祭のミュージカルでは役をもらって、ソロもやらせてもらえました。
 部活がすごく楽しくて、そのために学校へ来ていたと言っても言い過ぎじゃないかもしれません。中3の時と高2の時は音楽部の部長もやらせてもらいましたし、中3の時は全日本合唱コンクールの全国大会で初めての金賞を、高2の時も金賞を受賞しました。中3の時は金賞の中でも1位で、日本語の曲を歌った中でも1位になって、その賞品でグランドピアノもいただいたんです。表彰式では何度も呼ばれて、先生もみんなも、うれしくて泣きっぱなしでしたね。普通は高3の4月の文化祭で引退するのですが、その年はイタリアで行われたセギッツイ国際合唱コンクールに招待されたので、延長して部活動をしていました。そのコンクールでは、参加した3部門のすべてで1位になって、総合で2位になりました。この時も大声援をいただいて、本当にうれしかったですね。海外なので英語、ドイツ語、フランス語、スウェーデン語を使って歌いました。日本の歌は日本語で歌ったのですが、言葉は伝わらないのに気持ちは伝わるんだって実感しました。本当に貴重な体験になりました。

Q.好きだった科目は?
 生物が大好きでした。もともと清泉小学校の自然教室が好きだったんですけど、中1の時の生物の授業が本当に楽しかったんです。授業で桜とかタンポポとかの観察で外へ出て、誰かに何を言われたわけでもないのに自然の中で育って、きれいな花を咲かせているっていうのが、すごいなと。なぜだろう、どうなっているんだろうって考えるのが本当に楽しかったんです。それで勉強をするようになって、負けず嫌いなところがあるのでもっと勉強するようになって、大学も生物学科に進みました。
 生物の先生と音楽部の顧問が同じで、今教頭をしている佐藤美紀子先生だったのも大きかったですね。先生のことが大好きで、先生が昔行ったアマゾンの話とか、ヨーロッパで歌っていた話とか、教科書だけじゃない実体験の話が聞けたのも本当に楽しかったです。佐藤先生は、私のお手本なんですよ。今でも、OGでやっているLa Pura Fuenteという合唱グループがあるのですが、そこでも指導してもらっています。学校生活で、お手本になるようなたくさんの先生に出会うことができたのは、本当に良かったと思っています。

Q.この学校の良いところは?
 私は清泉の中に12年間いたのですが、ここは本当に良い環境だなと思います。大学に進学することで外へ出たわけですけど、世の中にはそんなことがあるんだとか、こんな人もいるんだとか、大学ではそれまでとは違う、いろいろな経験をしました。そう考えると清泉には本当に良い人しかいなくて、良い環境にいたんだなって改めて思いましたね。仕事でも、もう少し人を疑うことをしなさいって注意をされることがあります(笑)。
 私の人間としての軸とか価値観が、清泉での12年間で培われたんだと思います。誰も見ていなくても神様は見ているのだから、誰も見ていなければ何をしても良いわけではないとか、自分の中の軸が、自分に問いかけられるものができたと思います。
 私は、教員免許を取るために大学4年生の時の教育実習でここに戻ってきたんです。今度は教師側の立場を少しだけ経験させてもらったのですが、良い子が多いなと思いました。人のことを考えることができる、素直な子が多いんです。別の立場から見ても、この学校は良いなって思いました。

Q.今はどんな仕事をしているのですか?
 都市銀行の融資課に勤めています。まだ丸1年が経ったばかりなので、すべてのことをわかっているわけではないのですが、法人に融資をするときの書類を作成したり、計算書を見たり、社内で格付けをしたり、どのように融資をするのかを上司と相談して稟議書を作成したりしています。
 忙しいですけど、時間の使い方が学生の時とは違うので、充実していると思います。あっという間の1年でしたね。つらい時もあって、土曜日が早く来ないかなとか、月曜日が憂鬱でしょうがない時もありましたけど、もう後輩が入ってきてしまったんですね。まだ新人でいたかったなと思います(笑)。
 教員免許は持っているんですけど、もし先生になるのなら清泉が良かったんです。でも4年間だけ外に出ただけで戻ってきても、生徒たちに教えられることってすごく少ないと思ったんですね。佐藤先生みたいに、自分が経験したことを面白く生徒たちに伝えることができませんから、もし今、教師になっても力不足だと思いました。
 就職先に銀行を選んだのは、法人の経営者とかに会えるので、自分の幅も広がるのかなと思ったからです。とにかくいろいろなことを知りたいのですが、就職の説明会とか面接で、銀行ならそれができると言われたので、それで銀行に就職しました。
 法人融資には、女性がすごく少ないんです。研修に行っても9割が男性で、ずっと女子校にいたのに今度は男子校に紛れ込んだみたいで、すごく不思議な経験をしています。

Q.進学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 勉強でも部活でも、伸び伸びと、やりたいことが何でもできる素敵な環境です。先生方は何を相談しても応えてくれますし、頼れる、ついていきたいと思える大人がたくさんいると思います。
 卒業生にもいろいろな人がいます。毎朝、茅ヶ崎の海でサーフィンをしてから学校へ来て、学校が終わったらそのまま海へ行ってサーフィンをするという同級生がいましたけど、彼女は今、プロサーファーでオリンピックをめざしていますし、他にもいろいろな場で活躍している先輩方が本当にたくさんいます。
 それはこの学校が、どこの大学に入るということが目的なのではなくて、その先の人生のことを考えてくれているからだと思います。生徒が本当にやりたいことを見つける手伝いをしてくれて、それを応援してくれる、伸ばしてもらえる環境がここにはあると思います。

SPOT INFO スポット情報

清泉女学院中学高等学校

女子校
所在地 神奈川県鎌倉市城廻200
TEL
アクセス
  • 大船駅よりバス約5分

SHARE PAGE 友達にシェアする

HOME レポート インタビュー 【インタビュー2016】社会人になり改めて実感する清泉の魅力
TOP