トキワ松学園中学校・高等学校 
〜ママの学校見学Report・図書館を使った調べ学習〜     
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ママの学校見学Report

◆図書館を使った調べ学習

図書館1
司書の先生は「判型は小さくなっても挿絵の大きさは変わらない本があるのよ」といったお勧め本の紹介や、本を読むのが苦手な生徒に「こんな短い本から読み始めると良いわよ」と、具体的なアドバイスをしてくださいます。
 4月、新中1の図書館利用のオリエンテーション。指導するのは専任の司書教諭2名です。まず利用規定の説明。次に、岩波少年文庫や中学指定図書などの、年齢に合った親しみやすい本の紹介です。図書館を使ってもらうためには、知ってもらうことが一番。図書委員による本の紹介やイラスト入りの分類標示などの掲示物からは、手作りの温もりが伝わってきます。書架以外にも目を向けた図書館探検クイズを行い、本を1冊借りてこの時間は終わりました。
 オリエンテーションで配られた「私たちの本」は29年間続く同校オリジナルの推薦図書目録で、ここには名作や、現代の子どもたちの感性に合った作品など、生徒たちに読んでもらいたい本が学年別に紹介されています。添えられている紹介文は、先生方が実際に本を読んで書いた生の声。生徒たちは年3回、ここで紹介されている本から選んで読書感想文を書きます。中高6年間通してブックリストとして使うことで、読書力がステップアップできるのです。
図書館2
トキワ松の図書館にある本の背表紙の裏には感想を書く紙が貼られていて、本を読んでふと出てくるひと言を書き留められるようになっています。人気のある本には、たくさんのコメントが書かれていました。
 図書館で資料を使って行う授業の多い同校では、ひと月に160冊もの本を購入しています。司書教諭と各教科の先生方によって毎週開かれる図書選定委員会議は、学習に必要な資料を揃えたり、各教科の教育内容を伝え合う場でもあるのです。
 調べてレポートを作る習慣は、文章を正しく読む力、表現する力をつけます。「うちの生徒のレポートは、美術系進学コースがあることもあって、自由な発想でイラストを使ったおもしろいものがたくさんあります。生徒達にとって、ここはのびのびと表現できる居場所のようです」と、司書教諭の勝見先生。コンピューター化された時代だからこそ、あえて書くことを大切にしている同校。読書や感想文で培った文章力は、大学入試の小論文でも大きな力を発揮しています。心と体の成長に合った、充実した読書を経験してもらいたい、生徒を見守る先生方の思いです。