
◆本物に触れる生物の授業
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顕微鏡の扱いは慣れたもの。目に見えたままの細胞の姿を、オリジナルノートに模写していきます。
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「5月に中1の宿泊研修に同行し、星空観察をしたのですが、それまでに北斗七星を実際に見たことのある子が、35人中5人しかいませんでした」と語るのは、生物の有岡先生。受験を経験して来た、それなりに知識のある子どもたちでも、実際に『見た』ことのある子は少ないというのが現状だと言います。「そのとき満天の星空に輝く北斗七星を見上げて、感激していた子はたくさんいました。実際に自分で体験・経験して感動することは、学ぶことの原点なのです」。
同校では、『本物に触れる』事に重点を置いた授業が展開されています。理科の実習をはじめ社会科見学、ニュージーランドや韓国への修学旅行、そして職場訪問や大学・研究室訪問に至るまで、様々な体験をすることが、自らの進路をより鮮明にイメージすることにつながります。
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| 夏休みの宿題は「私のお勧めの本」。自然科学系の本を5冊読んで、その中からみんなにも読んでほしいものを、画像や絵、イラストを使って紹介します。カラフルで楽しいレポートが、たくさん提出されました。 |
この日、中1の理科2分野の授業では、オリジナル実習ノートを用いて『BTB溶液を使った光合成の観察』が進められていました。光合成に時間がかかるので、生徒はその間顕微鏡を使った観察をし、その様子をスケッチしています。自然の多い立地も含め、本物に触れさせるための環境が整っている同校では、顕微鏡などの備品も精度の高いものが一人一台用意されています。中学校3年間の理科の授業は週4時間。その7割が実験・実習に当てられており、観察で自分の目で見、実験で試すことが繰り返され、内容がしっかり身についていきます。
06年からは、実習ノートに加え、有岡先生オリジナルのテキスト『生きもののしくみ20話』も導入されました。実習が多い分講義が少なくなるので、それを補うために、じっくりと読んで理解してもらうための参考書のようなもの。「授業で実習した後に先生のテキストを読みながら設問に答えると、すごくわかりやすいです」と、生徒の評判も高く「本物に触れさせたい」という先生の思いは、しっかりと根付いているようです。 |