国士舘中学校・高等学校 〜ママの学校見学Report・武道寒稽古〜      私立中学校一覧のページへビタミンママ
国士舘中学校・高等学校   
国士舘中学校・高等学校公式HPはこちら
ママの学校見学Report
◆武道寒稽古
心身の成長のために。自主参加も目立つ寒稽古

武道寒稽古必修科目として男女問わず武道を学習する国士舘。柔道または剣道を選択し、毎年1月には早朝寒稽古が行われます。1週間という期間限定ではあるものの、毎朝7時20分開始に合わせて登校しなければなりません。「中高生がちゃんと参加するのだろうか?」そんな思いを胸に、寒稽古の最終日を取材しました。
 体育武道館に到着したのは7時40分。すでに生徒たちの気合の入ったかけ声が響いていました。全員参加は中1と高1だけであるにも関わらず、全校の8割近い生徒が汗を流しています。なぜこんなにたくさんの自主的な参加があるのでしょうか?「心身を鍛えることの心地よさに気付いたからでしょう」と微笑む校長の川野先生は日本柔道会の第一人者です。常にだれよりも早く登校し、この時期の寒稽古だけでなく、柔道部の朝6時半からの練習にも毎日欠かさず参加され、自ら指導にあたっています。その前向きな姿勢が、学校全体の連帯感、向上心を高めているという雰囲気がこちらにまで伝わってきます。
 この日は最終日ということで、稽古後は全員で温かいお汁粉に舌鼓をうち、その後は代表選手による校内武道大会です。3階建ての体育武道館の1階では剣道、2階では柔道の試合が行われます。試合はリーグ戦。白熱した雰囲気の中、応援席から聞こえる「頑張って!」という女子生徒からの声援は共学ならでは。盛り上がりに華を添えます。そんな中、応援に熱が入りすぎて場内に入ってしまった男子生徒が。審判の先生から礼儀に関する厳重な注意があり、観る側、試合をする側、両者の協力の下にいい試合が行われることを実感できる貴重な場面もありました。
 本気で戦う選手、力いっぱい応援するクラスメイト。勝っても負けても試合後は握手をし、健闘をたたえあいます。その姿には「無感情」と称されがちなイマドキの10代とは全く違う、熱い思いとさわやかさが感じられました。「武道を通して自らは強くなり、人へは優しく。思いやりの心を学んでほしい」という校長先生を始めとする先生方の思いは確実に生徒たちの胸に届いていました。